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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1079] 
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


捩れてく心が
まっさらな
キャンバスに
黒いペンキで
落書きするのよ

わたしは
なんにも
望んでないのに
歪む世界が
無意識を
暴走させるのよ

ああ
また事件
悲しくて嫌になる

蝉みたいに
鳴くだけ鳴いて
とっとと
土に還りたい

2008/08/30 (Sat)

[1080] 告白
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彼は、泣かないのではなく
泣きかたを知らず

私は、笑わないのではなく
笑いかたを知らず

ふたりは、愛することよりも
愛されることを望んだので

気持ちは行き違ったまま
交差をせずに

ただ、そこにあるのみでした

空は非常に青く
非情に蒼く

雲はやって来て
太陽を隠しました

彼は、手紙の書き方を
知っていましたか?

私は、宛て先を知っていました

お互いに
何かを待ち侘びていました

現実は、
そこにあるのみです

2008/08/30 (Sat)

[1081] 想われ違い
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あなたは
やさしいから
わたしは
勘違いをした

あなたは
やさしいから
彼女も
勘違いをした

あなたは
やさしいから
みんな
勘違いをした

あなたは
やさしすぎて
いつも
罪なひと

2008/08/30 (Sat)

[1082] 波風
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残酷な言葉を吐いた夜、、、

その後悔は
ベッドの中で

やっと、逆流してきた



君のように

「ただ、生きる」ためには
何が必要なの、、、?



きっと

答えを欲しがる時点で
私は、

道を逸れてるね、、、



みんな
痛い経験はしたくない

みんな、身軽に走りたい



だけど、

あなたは
痛いことからも逃げずに

生を全うしようとしてる、、、



ねぇ。だから

そんなに
輝いているの?



ねぇ。

なんで、そんなに
愉しそうなの?



短所が

長所にも
成り得るとしたら、、、



私は、まだまだ、泳げるかな、、、?



あの風

確かに
この波も揺らして

今日、またいっそう
激しくなって



あなたの背中
逞しい背中

眩しすぎるけど、、、



追いついてみたい
触れてみたいって

心から、初めて。



そう思えたんだ



誤魔化しつづけてきた
気持ちの

メッキは剥がされて、、、




まだ、上手くは
言えないけれど

まだ、全部は
整理できないけれど



瞬間、強く、私は浚われて

丸ごと
あるべき場所へと

戻された気がする



"やっと、現実を、見つめた、、、"



波風立てない生き方、だなんて

つまらない枠に
囚われていた

あの夜の色、、、



私は、まだまだ、泳げるよ

私は、まだまだ、、、

きっと
泳いでゆけるよ



2012/05/18 (Fri)

[1083] 日めくり
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白紙のままの
カレンダー

今を飛び越え

未来で
生きていたあの頃

私の世界を
彩る装飾

突風は
何もかもを

容赦なく
吹き飛ばした





白紙のままの
カレンダー

過去を恐れず

未来に
生きる姿勢を

どうやら

忘れてきて
しまった模様

突風が
何もかもを

容赦なく
曝け出す





白紙のままの
カレンダー

白紙のままの
未来たち

空白だらけの
過去の空





期待をしたい





だけど

それは
待機とは

また別のお話で





なんにもないのを
怖れることはなくて

なんにもないのは
素敵なことで

なんにもないのが
きれいな始まり





誰かに


そう





囁いて欲しいよ



2008/08/30 (Sat)

[1084] 傘の花
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自分を疑うことをやめたら
自分をもっと
好きになれるかな

天気予報を無視して生きたい

土砂降りの雨のなか
あの日の涙の味を忘れるため

2008/08/30 (Sat)

[1085] 死因と心音
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あなたが
帰ってこない 夜

雨音は 急かし
鮮明になる

私は ナイフを
手にした後で

やっぱりやめて
メールを返した





臆病な生き方
臆病な愛し方

Re;の数だけ
不安は 募った

冷たい部屋で
ここに

独りきりの 私

溜め息の数だけ
世界が曇るの





ああ

薬の場所 が
見つからないよ

あの日の
嘘は また蘇る

雨は一層
激しさを増して

心が 身体を

置き去りにして
走り出す





ねえ

明日の朝

あなたが
舞い戻ってきたとき

私が
もしも

死んでいた なら





解剖するまでもなく

死因は
あなたよ





心臓の鼓動の
数 だけ

愛してる。



2008/08/30 (Sat)

[1086] 本性
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あの子が
彼を好きなこと

あたしは
知ってた





だから、邪魔した





あの子が
彼を好きなこと

あたしは
知ってた





だから、騙した





待ち合わせ予定の
校庭の隅





ひとりぼっちで
そわそわする

彼女に





体育館の彼は
ちっとも

気づかない





ちっとも
ちっとも





気づかない





あの子の
恋心

ちいさな恋心





彼は

一生、
気づかない





さあ





あとは
あたしが

彼の腕を
捕って





走り抜けるだけ





今、
そっちへ行くわ




2008/08/30 (Sat)

[1088] "I love you"の行き先
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私の知らない
あなたを知りたい

私の知らない
あなたを知りたい

私の知らない
朝を知りたい

私の知らない
夜を知りたい





あなたが知らない
私を教えたい

あなたが知らない
私を教えたい

あなたが知らない
色を教えたい

あなたが知らない
愛を、

教えたい





私が知らない、あなたの世界

あなたが知らない、
私の世界





いつか交差したなら、
いつか交差したなら、

同じ夢が見れたなら、





同じ器で咲けたなら・・・





ああ




私は
あなたの詞を読みながら

"I love you"の
行き先ばかり



考えている



2008/09/03 (Wed)

[1089] 続編
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愛には糸目をつけぬ



毒で以って一刺しで
三途の川渡るなら

成るべく笑って
お別れしたひ。










見解に相違有りて
二人は別だと、知る由

流れゆく星が
麗しい夜だから

品位も兼ね備えた



君が好い










あり合わせの恋は
つまらないでせう

空は、幾度も目を閉じる



どうせ犯すのなら
最上級の罪で、

どうせ吐くのなら
最高級の嘘










騙してなど居ないさ

偽りの渦に己さえ
ぼやけてゆくのだ

さう



限りある今だから
望んで欲しい

もっと、もっと










リアリズムは
鋭すぎてお嫌ですか

甘ったるい浪漫も
飽和状態

ならば魅せたい
君の色彩に

魅せられたい



後悔のない明日へ










直線はお嫌ですか
曲線は如何ですか

ならば魅せたい
流線型美



扉は、もう目と鼻の先










睫毛が涙を
塞き止める様が、

凍ても起ってもいられず



土筆や蒲公英の
生命力とやらが

君の影を撫でる日に










諦めてしまわないで



限りある今、だから
望めるものは

もう既に
広がっているでせう










愛ほど強く無限のものが
この強かな世界の

何処に落ちている?










さあ



どうせ犯すのなら
最上級の罪で、

どうせ吐くのなら
最高級の嘘










空は、幾度も目を閉じて

その一小節を
君に聴かせるだらう


2008/09/03 (Wed)
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