詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
妄想が現実を飛び越えて
一瞬、
言葉になってびっくりした
職員室で
君を見かけたとき
私は、志望校をこっそり聞いて
ちょっとだけ、
ほんのちょっとだけ
淡い夢を見たよ
泡のような夢をね
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月が見えなくて
君は
遠ざかる
風は通り抜け
また
色褪せてゆく
今宵
ここで
揺らめいた愛は
想うたび
私を
ただ壊す
嫌いになれたら、
忘れて
しまえたら、
本能は拒んで
少し
添い寝して
総てのものを
切り裂き
歩いた
二人は
世界より
自分を護った
何もかもが
信じられない
何もかもが、嘘みたい
何もかもが
信じられない
でも
何もかもは現実だ
月の見えない
夜だって
月は
確かに
そこにあるはずで
今日
透明になる前に
その
黒い秘密の
箱を開けたら
後悔ばかりの
航海誌は、捨てよう
やりかけの
塗り絵を
完成させよう
煌めく新月
煌めく新月
ここにある
何もかも
嘘みたいだけど
何もかもは
現実
なんだよ
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私が勝って笑うとき
誰かは
負けて泣いていた
私は
私の目の前を
通りすぎる人たちを
どれだけ
理解してきただろう
どれほど
理解しようと
しただろう
1ミリすら
変わらない
同じ人間なのに
私は
自分がされたら
嫌なことを
平気でする生き物だった
ひとに優しく
することは
自分に優しくすること
そう思えば
これからの生き方は
もっと
いいものに
なるかもしれない
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なんだって
表裏一体
不幸だと思う
今、
この時も
その背中には
幸せが
付いてる
悲しいと思う
その背中には
喜びが、
痛いと思う
その背中には
癒しが、
醜いと思う
その
背中には
美しさが
ちゃんと
あるはずさ
何処にもない
だなんて
泣かないで
見えないだけだよ
ただ、
見えないだけ
求めた瞬間、
苦しみは
生まれる
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今日、
目覚めて
夢を見て
君を知り
私は、笑う
想いは溢れる
世界が
色めく
すべて
抱きしめたなら
もっと、愛して
果てしなく広がる
この
青空を
埋め尽くす
ほどの
気持ち
明日が
向こうで
微笑んでいるよ
君の名を
叫んで
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これが、最後の唄になるでしょう
あなたが
この手紙を読んでいる頃、
私は
涙を捨てているはず
世界は広くて
とても広くて、
君の知らない顔が
沢山あるのだと
あなたが
教えてくれたから
私は
心を疑うことを
やめるよ
私は、
私のままに
生きてみるよ
それは
答えにならない
遅すぎる結論
だけど
夢は
いつだって
裏切ったりしないと
知った
私は、
望む景色を
描き続けていたい
きっと
多くの人が
忘れてしまった生き方
シンプルに、
シンプルに、
すべてを感じたい
空の青さを
素直に認めたい
ねえ
あなたはいつも
私のために
様々な色をくれたりしたね
あなたはいつも
私のために
あらゆる感情を
示してくれたね
だから
私は
心を疑うことを
やめるよ
私は
私のままに
生きてみるよ
夜を恐れるのも
もう
やめた
あの星が、
一光年前の光を
伝えるとき
見えない宇宙に
一光年先の未来が
あるのだと。
私は
心を信じて笑うよ
これは
最初で最後のうた
そして、
あなたが
この手紙を燃やす瞬間
私は
新しい私を
手に入れるはず
世界は広くて
とても広くて、
君の知らない人も
沢山いるだろうと
あなたが教えてくれたから
私は
心を疑うことを
やめたの
私は、
私という容器を
満たす
やさしい物語を
探しにゆきます。
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ほんの少しの
愛を
ください
空が赤く染まる頃
鍵は、
壊れてしまう
迎えに来て
今夜は、
最初で最後の
新月
真新しい本に
名前をつけるなら
こう
書き加えて欲しいの
「all or nothing」
きっと
そう
それは、二人次第で
うたうのも
笑うのも
時を止めること
さえも
叶うよ
夜は、
まだ
始まったばかり
引き出しの奥に
しまった
写真を燃やすとき、
初めての朝を
あなたが
連れてくる