詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ほんとうは
狡くて
醜くて
君のことも
少しずつ
忘れる
つもりだった
なのに
そんな笑顔で
こられたら
微笑み
返しちゃうよ
嫌だなんて
言えないよ
まだ
自分のものに
したいの?
諦めが悪すぎて
どうしようも
なくて
でも
悪気もなくて
馬鹿みたいだね
どこまで
狡いんだ
あたしは
どこまで
やさしいんだ
君は
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
不可能だと
感じた瞬間に
夢は夢で
終わりそうな
気がしてる
だから
信じるしかない
んだけど
信じることって
むつかしくて
たぶん
いま笑っているのは
表面の筋肉で
内側の細胞たちは
逃げ出したくて
たまらないんだ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
きみはだれ?
と訊かれて
なんて
答えようか
迷っているうちに
出来損ない
なんだと
決めつけられた感じ
ただ
慕う気持ちに
承諾が要ったり
呼吸するために
許しを
乞うたり
なぜ
発展途上の
あたしを
名もない
あんたが
評価するの
出来、不出来を
考えることすら
間違っているわ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
死ぬことが
簡単すぎて
誘惑が大きい
でも
冷静になって
頭のなかの
秤に
生と死をかけたら
比べられなかった
生きることは
痛すぎるのに
本能は強いね
もっと
シンプルになれたら
答えが
見つかるのかなぁ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
自分のちっぽけさを知って
切なくなって
虚しくなって
安心する
そして、泣きたくなる
だって
わたしは
マクロな世界に
生きてるわけじゃない。
この宇宙の
1マスにも満たない
ちいさなちいさな
わたしだけれど
体内いっぱい
脳内いっぱい
ちっぽけな器いっぱいに
抱えきれないほどの
いのちを背負って
走ってるんだよ