詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ありがとうと
さようならは
どっちが
重いのかなあ
そう言って
泣いたきみは
酷く滑稽で
切なくて
馬鹿みたいに
愛しかった
夢じゃなくて
よかった
出会えてよかった
生まれてきて
よかった
生きていこう
君と
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選ばれたのかな
除外されたのかな
嫌いなのかな
好きすぎるのかな
夢なのかな
現実なのかな
どちらでもない
世界なのかな
忘れたのかな
覚えてないのかな
落としたのかな
それとも、初めから
持っていなかったかな
君があの子に似てる
あの子が君に似てる
僕は誰が好き?
誰が僕を好き?
雨と
雨のち晴れは
全然、別物だって
君が言ったのに
痛くて
死にそうな朝
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足りなくて
足りなくて
なんだか
いつも足りなくて
埋めたくて
埋めたくて
この隙間に
君を埋めたくて
かなしくて
かなしくて
何故だか
とてもかなしくて
かなしすぎて
かなしすぎて
もう何があったか
わかんない
触れたくて
触れたくて
誰かの体温に
添いたくて
逃げたくて
逃げたくて
ぜんぶを
無視して
走りたくなった
歯が浮いちゃうような
寒い台詞も
君が
言ってくれたら
完璧だったのに
「好きだ」と叫ぶ
それだけの労力
どうして
現実は
夢を嫌うの?
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○は、○。
君は
そう言うでしょうが
彼がもし
△に
憧れていたとしたら
どうでしょうか
彼は
△になりたいのです
彼は
○である
自分が嫌いなのです
それなのに
○は、○でしか
ないのだから
誰からも
○としか
認識してもらえません
そして
その苦痛は
彼を
苦しめるだけでした
○として
そこに
いなければならない
彼のかなしみは
とても
とても深くて
根強くて
他の誰にも
理解してもらえない
痛みでした
だから
彼は
決めたのです
自分を守るために
決めたのです
△になるまでは
○をやめようと
そう、決めたのです
彼は、
ええ。
本当に
信じていたのです
少しでも
△に近づければ
自分は、また
あの日のように
笑えるんだと。
本当に
信じていたのです
きらきらした
眼差しで
わたしを
見つめた夜を
わたしは
まだ
忘れてはいません
忘れられるわけが
ないのです
さて。
この話の
つづきを知りたいですか
ですが
残念ながら
それは、ありません
わたしが
知っているのは
ここまでなのです
彼は
まだ、
△ではないのです
でも
相変わらず
○を拒んでいますよ
△になる日を
夢見ています
そんな彼は
愚かでしょうか
ただの
不幸な男でしょうか
それは
私には
分かりません
けれど、
△になる日は
いつか
くる気がしています
彼が
信じて
思っている限り
彼は、
△に
なれるのではないでしょうか
はて
あなたは
どう
思われますか?
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触れたくて、伸ばした指
不意に
振り解かれて
心が折れて
なかったことにしよう
って
思った後で
もう
引き返せない
気持ちを知った
恋なんて
理屈じゃないんだ
いま、やっと
気づいた
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心で呟いていて
わたしにだけ
聞こえるように
愛しい、愛しい
って
絶え間なく、ずっと
心で呟いていて
軽くも、重くもない愛を
わたしにだけ
聞こえるように
眠るまで、ずっと
目覚めるまで、ずっと
いつまでも、
ずっと
絶え間なく、ずっと
やさしい
さざなみのように
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わたしの敵は
まさに、
ここにいる「君」
そう
わたしの中に
潜む
私自身なんだ
どんな誰よりも
残酷で
どんな誰よりも
優しい
わたしは
私を
拒否できないのに、
わたしは
私を
受け入れられない
明日、
雨が降ると聞いて
今日、
傘を買いました。
いつか、
君に逢えると信じて
まだ
手紙を書いています。
ねぇ
わたしは
私を
拒否できないよ
ちっとも
ちっとも
前へ進めない
だけど、結局
わたしは
私でしか
いられないから
現実のありかたを
時々
君に教えてほしい