詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
悩み疲れて
眠りにつく夜を
あと何回
やり過ごしたらいい?
圧倒的に
生きることが、険しい
だからなの
溶けてしまいたいって
こんなにも思うのは。
心は、いつも
ぐちゃぐちゃで
絵の具箱
ひっくり返した
みたいな目覚め
お願い
そんなに綺麗に
小分けしないで
品定めされる前の標本
とてつもなく
黒い闇のなかで
ただ、君の帰りを
待っていたいだけだよ
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擬態を怖れたら
進めないからね
夕べ、水没させたの
悪魔の携帯
まだ
触れないでね
放っておいてね
でも、見捨てないで
ちゃんと
そこで待ってて
何かがあるって
確信は、ないけど
そうだったらいいな
って
思ってちゃだめかな
私が手を握ったなら
君は...
振り解くかもね
不意に、加減を見失う2人
隙を見せたら
ねぇ、
つけこんでくれますか
開け放しのドアですら
無視して帰るの?
何かがあるって
確信は、ないけど
そうだったらいいな
って
思ってちゃだめかな
何かがあるって
信じたいの、ほんとは。
恋だったらいいな
って
思ってちゃだめかなぁ
期待はしないけど
夢は、
見ていたい。
震えるくらい!
あのね
私、恋しちゃってるみたい
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ちょっとした瞬間に
本質を見たとき。
急に
冷たい水
浴びたみたいに
今までが
夢だったこと
思い知るのよ
でも
"百年の恋"だって
覚めたくて
覚めるわけじゃない
ただ
2人の場合は
そうだった
というだけのこと
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もう、
完璧であろう
なんて
こだわるの
やめにしない?
恋より、疲れちゃうわ
...呆れちゃうわ!
すべてを着飾る
虚勢の
日々
ディテールだって
全然。
どうでもいい
輪郭も
断面も
関係ないの
ただ
君に、
『好き』と言われたくて
始まったはず
それだけの気持ちで
走り出した
いま
ここにいる「私」
オブラート越しに
『愛してる』?
伝わったって
そんなの
あぁ
嬉しくない!
この花の醜さを
君は知らない
この花の
美しさも
何もかも...
SAYONARA
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恋をしなくたって
生きていけるけど、
君がいなくちゃ
生きてゆけない。
ナイフだって
研がなきゃ、
いつかは錆びる
その鋭さが
新しい明日を創るって
君が最初に
言った台詞だよ
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一瞬を切り裂いて
一瞬を貼り付けた
一瞬にときめいて
一瞬で恋をした
そう、一瞬さ!
何もかも
コラージュみたいに。
継ぎ接ぎだらけの
わたしの心も
君の傘が隠してる
覗かないでね、まだ
もういいよと
言える日まで
ほんの少し
背伸びするよ
それは
とてつもなく
大きな愛と
不思議な恥じらい。
君に重なる
重なる
重なる
いま、ひとつになるの。
そう、一瞬で!
何もかも
やっと、等身大が生まれる
一瞬が
新しい一瞬を
また繋ぐから
君は
さっきの涙を
ほらね。忘れちゃった
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わたしね
別に
死にたいわけじゃ
ないのよ
ただ時々
どうしようもなく
「生きること」
全うするの
面倒なときがあるの
それでね
あのね
やっぱり
みんな
"ありのままの自分"を
受け入れてくれる
誰かが
ひとりくらいは
必要だと
思うのね
だけど
それは
誰でもいいって
ことでも
なくって
そうね
うん
笑わないで聞いてね
わたしは
そのひとりに
きみを選びたいのよ
ああ
ねえ
そんなに
黙りこくらないで
あのね
そう
壊れる前に
壊してほしいの
とても
とても単純なことよ
とてもとても
簡単なことよ
きみは
わたしが
合図するとき
何もかもは夢だって
そう言うだけ
そんな
当てもない約束が
なんとなく
ほしいの
そんな
当てもない約束を
なんとなくね
きみと
したいの
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誤魔化されて、あげよう!
このゲームのルールは
ただ、すべてを無視すること
ただ、すべてを受け入れること
とっても簡単さ
5歳児でも分かる
だけど、
たまに空しくなる
そういう生き方さ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
窮屈な世界ですね
ここにただ
押し込められた
あらゆる理想と
あらゆる現実
写真は嫌いなんです
どうしたって
感傷的になるし
未来が受けつけません
あの頃の私を
見えない誰かに
殺された私を
見えない誰かを
殺した私を
見えない現実を
捨てた私を
見えない現実に
捨てられた私を
ああ
この魂に
価値をつけた
あなたの眼差し
あなたの爪先
吐き気がします
涙が出ます
すべては
思惑通りですか
窮屈な世界ですね
窮屈な世界です
ええ
ほんとうに
かなしいくらい
窮屈な私
です
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じきに夜は明けると
君は言うけど
全然ぜんぜん
信じられない
1000回そうだったとして
1001回目に
明けない夜が
こないとは言えない
そう考え出したら
こわいこわいこわい
キリがないだろう
夢がないだろう?
わかってるはずなのに
心は止まれないよ
曲がり角さえ
なぎ倒して走る
攻めて攻めて攻めて
せめて。お願い
息つく暇もないほど
ぼくを殺して
ふとしたときに
光が差し込んでいたら
やっと安心できるよ
やっと眠れる