詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ライトな恋 がしたい
すぐに溶けてく 氷みたいに
少し甘くて 愉しくって
後味のない
そんな お手軽な恋
永い夢は 嫌
いつか目覚めなきゃいけない
幻なんて お断り
3分でいいから やさしくしてよ
そういう恋で いいから
ひとつの窓の中
ぜんぶの景色が ほしい
今日だけ 誰かの
お姫様になりたい
ねえ そういうことって
きっと 誰にでも あるはずで
たまの休日だから
わがままも
たまには 許されたって
いいでしょ
わたし そんな恋が したい
痛くない恋をしたい
軽いジャブみたいな 衝撃
ほんの一瞬の停電 とか
一度きりの本気
消費できる気持ち
わたし そういう恋を してみたい
都合のいい恋をしていたい
ねえ インスタント・マン
今夜だけ
私の王子様に
なってくださらない?
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操作してほしい
何もかもが疎ましい
雑記で埋めた
生涯手帳
笑ってよ
そうじゃなきゃあ
本当にただ
みじめでしょ
空の色
温度
季節を無視して
その銃は
あたしを
護りたがるけど
ここにある
弾丸で
心までは
殺せそうにない
本当にただ
みじめなのよ
一番の悪は
このあたし
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
騒がしい朝が来て
私は窓を閉じたの
皆が笑っているとき
私は、死んでる
ねえ
多くを期待しないで
私には
手に入れられない
多くのものがあるわ
あなたには見える?
私は知ってる
月はいつも
ふたりを見捨てる
きっと太陽は
あなたを
殺したがってる
知らない誰かの顔
知らない誰かの名前
それはモニターに
浮かんで
私の頭の中を漂う
ぐるぐるぐるぐる...
そう
それは私の意志なしでも
進んでゆくの
誰かの影
暗い部屋の隅
時々
ここに
雑音が欲しくなる
私の恐怖を
感じて欲しいの
あなたが
出かけるときは
いつも、私は孤独
いらいらする
いらいらする
私を傷つけようとする
私の悪魔は
いつもそこら中に
潜んでる
留まってる
留まってる
あなたは戻らない
私にはみんなの
笑い声が聞こえない
静かな夜が来て
私は窓を開ける
私の心臓の鼓動
感じて
あなたの思うことを
私に示して
ちょうど今は
2時
真夜中で
あなたは、また
私を見捨てるかもしれない
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
あなたは
わたしを
夢想家と呼ぶから
そのたびに
ポピーの花が
萎れそうになるの
きみのすべてを
知っている
と言いながら
なんにも
なんにも
知らないあなた
ねえ
強いんじゃないわ
弱さを見ないだけ
平気なわけないわ
そうしなきゃ
居られないだけ
何にもせずには
いられなくって
だから
こんなに迷って
悩んでいるのに
あなたは
わたしを
はずれと決めつける
そうすれば
失望は避けられるから?
あなたは
わたしを
同士にしたがる
傷を舐め合うだけの
恋人が欲しいの?
ああ
「あなたの見てきた常識」
なんて
わたしは
死ぬほど大嫌い
ポピーが
つぼみをつけるたび
また
失う季節に
怯えてしまう
ああ
「あなたの知っている世界」
なんて
わたしは
死ぬほど
死ぬほど嫌いよ
きみのすべてを
知っている
と言いながら
なんにも
なんにも
知らないあなた
受け身の人間は
強いんじゃない
強くならざるを得ないだけ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ねぇ、馬鹿みたいでしょ
こんなに想って。
綺麗な言葉、並べて
自分を飾って
鑑賞したり
満足してみたって
あいつは
ちっとも
ちっとも、知らない...
そう、知る訳ないの!
だって
好きの「す」の字も
あたし、まだ
伝えようとしてないし。
あぁ。
今夜
君は、誰といるの
誰のことを
考えてるの
黒髪の子かな
隣のクラスの
あの子かな
こんなのって切ない
馬鹿みたいに、かなしい...
でも
選択肢にさえ
なれない
なんて
悔しいじゃない?
多分
行動だけが、物を言うの
だから
やることをやって
存分に泣きたい
そうしたら
まだ
心も救われる
そして
もし選ばれなかった
そのときは、
慰めあって
抱きしめあって
ケーキを
ホールで
丸ごと食べるのよ
浴びるように
サイダーを飲んで
泡に
すべてを
ごまかして
泣き疲れて
眠るまで
好きだって
叫びつづけるの!
明日は決戦...
いいわね?
負けたくないのは
あの子より
自分自身に、なの!
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一度
メールを貰うと
何処で
会話を終わりにするか
迷ったりしない?
是、
まるで
無限ループよ。
もしかしたら
誰かも
同じ気持ちだったかも?
だけど
そこまで
察して
理解してあげられるほど
私はまだ
大人に成れないの
シャワーを浴びて
帰ってきたら
声が聞きたいって
書いてあった
恋も、去り際が肝心
見極める能力は
必要よね
「私は、二度と帰らない」
二度と
二言はないのよ
二度と云わせないで
さよなら
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思わず
本音を口走ったかと、焦った。
「...救われたい」
それは、君の独り言で
滲んだ汗が非現実
長い睫毛に夜が刺さっている
あの日のキスは
罪悪感を助長しただけ
足りない「何か」を埋めようと
幾ら言葉を並べたとして
僕らは、ますます
遠ざかるばかり
何処まで逃げても
果てしなく、つきまとう
振り切れない黒い影のよに
後ろ髪引かれ、それでも。
気づかぬ素振りで
ふたりは、無言のまま離れた
けれど
霧の中に置き忘れた
理由や景色より
気がかりなのは
「現在」の正当性
きっと...
ぼくは、そう。なんだよ。
誰かの勘は
多分、的を得ていて
いつだって
結局、自分が大切
何度も翳したあの愛も
今となっては消費物
何日か後の手紙には
空白ばかりが目立っていたから
そんな白い隙間に
敏感になる僕も、いた
伏し目や深い溜め息は
まだ君が、ここにいたときみたいに
簡単に、イメージできるのにね
幸せごっこの
絶頂の輪郭は
感覚すらも掴めないんだよ
ねえ
どう繕っても言い訳だから
聞き流してくれて
構わないけど。
僕が君だけのものになっていたら
君は、満足してたかな?
君の嫌った真実を
森に隠していたら、
あるいは好きだと言った
シャンプーの匂いに
誤魔化していたら。
整然と並ぶ硝子ケースの中の
アクセサリーのように
小奇麗なものであったなら。
あんな風には、
終わらなかったのかな?
何をどう想像したって
それは、自己弁護
気休めくらいにしかならないけど
識る由もない君の明日を、いま
願わずにはいられないから
どうか、
返事は受け取ってほしい
読まずに
燃やしてしまって、いいから
どうか
否定なんて
しないでほしい
空は、そこにあること
気づいているはず。
愛そうとするあまり
不器用にはにかんで
つまずいて、
そして
過去へと転げ落ちた君へ
「愛」を込めて。
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憂鬱、呼び起こさないで!
覚めたくないの あんな悪夢
もう。お腹いっぱい
どうでもいい
君の顔だけ 見ていたい
憂鬱、掻き乱さないで!
覚めたくないの あんな悪夢
もう。要らない
欲しくないってば
君のことだけ 考えてたい
明日の予定を ぜんぶ 無視して
どこか 遠くに行きたいわ
空を 撫でるよな
気紛れが好き。
色々な色を試したい
謳歌させてよ...!
今までのことは
何もかもが 嘘で
これからのことを
本当にするの。
君とのことを、本当にするの
信じてたい
枠の中の幸福
だから すぐにでも
ランプを燈して
祈りをかけるわ
全身で 全力で
君の顔だけ 見ていたい
君のことだけ 考えてたい
走り始めた
止まらないよ
ブレーキを投げ捨てて
ねぇ、謳歌したいの...!!!
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きみのそばにいると
いつもこわい
どきどき。
しすぎてこわい
きみのそばにいると
いつもこわい
しんぞう
とまりそうでこわい
きみのそばにいると
いつもこわい
ぜんぶ
みすかされてるの?
こわい
きみのそばにいると
いつもこわい
なんにも
しゃべれなくなるわ
「...こわい!」
きみにきらいって
いわれるゆめをみたの
そしたら
しんでしまいそうに、
かなしかった
きみのそばにいると
いつもこわい
きらきら。
しすぎてこわい
きみのそばにいると
いつもこわい
からだが
ふっとうしそうよ
こわい
きみのそばにいると
いつもこわい
ぜんぶ
みすかされてるの
こわい
きみのそばにいると
いつもこわい
ちっとも
うごけなくなるわ
...こわい!
きみにすきっていう
ゆめをみたの
そしたら
ねえ
しんでしまうほうが、
かんたんだった
きみのそばにいると
いつもこわい
どきどき。
しすぎてこわい
しんぞう
とまりそうでこわい
ぜんぶ
みすかされちゃって
こわい
きみのそばにいると
いっつもそう
いつもいつも
わたしは
ただのおんなのこ。。。