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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1493] 
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


やりかけの
デスクワークを
お持ち帰りするだけの
毎日が

白紙ばかりの
手帳の隅の
落書きの兎

悲しげにしてるね



なんとなく、ねぇ
足りないものは...

達成感とか充実感とか
洒落た言葉たち。

語感で満たされる
訳じゃ、
ないけど



こなす量と
生産性が欲しい、

なんて

一人前に貪欲な
私がいます



でも

メモの字が
滲んで見えないの

君の目が怖くて
見れないよ..!



蕩けそう
いま

甘い祈りが通じたら

お気に入りの
レコードかけて
紅茶を飲もう



夢みたい

このまま
もう少し
融けてゆかない?

今日は

苺みたいな
口紅だから



名前を付けて
素敵な名前

いつもより
もっと

君を想うよ



伝わるなら
今すぐ

伝えるなら
今すぐ...



そして。

夜風は
そっと優しく

私を夢から
揺り起こしました。






追伸:


兎は、
そろそろ限界です。


2011/03/04 (Fri)

[1494] モンタージュ
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言い訳ばかり
夕暮れの部屋
切ない悪夢

後味は君のせいで、最悪。

すり抜けた指に
まだ後悔なんて感情
もってるの?

「はやく、切ってしまいなよ」

溢れ返った人の波
誰かによく似た背中
見つけて少し

ドキリとした

もしも
あのとき寂しいって

素直に伝えること、
できたなら

今とは違う未来があったの?

痛み呑まれて
侵食されそう

オレンジの腐乱
スマイル掻き消され

どうして涙は
次から次へと

心を濡らして
離さないのかな

祈りがこんなにも
無意味なものだと

知る前まではきっと
望みもあった

流れ星、探さないで
果てしなく広がる宇宙で

わたしの世界に
あなたはいない

出来損ないのマフラー

全部編みほどいて
捨てた夜

2011/03/11 (Fri)

[1495] 憂焼現象
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『嘘を吐くな!』と
喚く其の口唇で
明日、嘘吐くんだろ?

夕闇を漕いで
茜雲の下もっと
時代を背にして

期待を裂いて
染まってしまえ!

お前は、
保証が欲しいだけ
なんだろ?

『祈れば叶う!』
そんな隙間埋めても
唯、残酷すぎるんだよ!

原色はダーク!
破壊活動活性化…
今週末も見えない。

生き埋めの恐怖?
不安材料処分…

明日また嘘吐いて
一ツ生き延びてしまう。

『真実を採った!』

明くる朝嗤い、
そんなオマエが
一番醜いと識る…。

贋者ぶら下げて、
飾り立てた今日を
昨日のあたしが
痛んでるんだよ!

生憎の空、
描き出す筆は
想いを裏切って
模様になった

あんなに鳴いてた
弱気な夜超えて
あたしは今、

対等に闘える!

『走って魅せた!』
鏡バラバラに壊して
過去現在未来!

信じても良いよ?
救われるなら。

お前は独りでだって
歩けるだろ?

固めた灰に
絞った夢溶かし
戯曲を謳う

あたしは狂ってる?

現実跨いで
蒼い光り…聡明な
お前を貫く

虹になる!

揺蕩う夢ならば
あたし求めて。
磨り減るまで
盾になったげるから!

五線の上を
踊る星座は
塵をこぼして…

いまを差し出す

霰霰と蠢く
あたしのお前が
蝶をはらり

飛ばして
無口になって

夕闇を漕いで
茜雲の下もっと
時代を背にして!

期待を裂いて
染まってしまえ!

お前は、
保証が欲しいだけ
なんだろ?

そうだろ?

2011/03/25 (Fri)

[1496] リップサービス
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今日、

何か証拠が
欲しいです

昨日までの
感覚が

足りません

観葉植物は
枯れそうです

水やりの係は
貴方だったのに。

空が

割れそうで
怖いです

音が

消えそうで
怖いです

私は

私が
煩わしいです

だから、

愛してたって
留守電に一言

入れておいてほしいのです。

貴方の
今をくれ、だなんて

決して

決して
強請らないから

決して
決して。

強請らないから

もう、これで
最後にするから

最後に
なるから...。

愛してたって

留守電に
一言

あなたの声で
入れてほしいの。

2011/03/26 (Sat)

[1497] 車窓
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こころが、ときどき
不甲斐ない

引きずる
あの日からの

私の後悔



季節外れの
雪は冷たくて

誰かの温もり
恋しくて



窓越しに
ずっと

恋人たちを見てた

気づいたら
涙が

心まで曇らせた



みんな
みんな

何処へゆくのだろう

みんな
みんな

何処へゆくのだろう



あの列車は
何処へ

ゆくのだろう

私の列車は
何処へ

ゆくのだろう



恋人たち
どうか、私の分まで。

今夜
愛しあって

どうか
泣かないで



恋人たち
どうか、抱きしめあって

その愛しさを
たった一瞬でも

永遠だと信じて



"どうか
どうか、泣かないで。"

意味もなく
私は

知らない誰かに
祈っていたの



恋人たちは
振り向くこともなく

新しい駅へ向かう



私は...



2011/03/31 (Thu)

[1498] 忘れ物を探しに
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好きなのは春の朝の海

冬の夜の星
秋の夕暮れの空



日々、何かは形を変えながら
そっと私の心を

ノックしているのに



それはちいさな音

微かすぎて
きっと届かずに

そこで朽ち果てて



忘れたことさえ忘れているの

知らない人の波に
飲まれてく...。



今日は風が強く窓を叩き

また、私は
大切なものを

掴み損ねた気がして



春の朝の海や
冬の夜の星

秋の夕暮れの空に
探しにゆくの



忘れたことさえ忘れてしまった

忘れ物を探しに
忘れ物を探しに



2011/04/03 (Sun)

[1499] 弱がりな季節に
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この道の先に、もし
水たまりがあったら

私は、よけるけど
あなたは軽々と
飛び越えてゆくだろうね



この道の先に、もし
湖があったら

私は、ボートに乗るけど
あなたは裸足で
突き進むだろうね



この道の先に、もし
海があったら

私は、すぐに身投げするけど
あなたはとにかく

とにかく。泳ぐんだろうね



2011/04/08 (Fri)

[1500] 0泊3日
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注ぐ愛に
少し

傾き
背いて

どうでもいい
夢とか

並べてみるの



こういうとき
世界は

ナントナク
ゆるやか。

わたしは
ナントナク

また

坂を転げ落ちる



けれど

あなたが
あなたで

いるためには、ね

わたしは
わたしを

削る必要があった



病院の
片隅で

声、押し殺し

死を恐れて
笑いあった

あの日はいずこへ?



返事がない手紙
投函しつづける

返答のない
心は

傷つくのを嫌がる



あなたは
私の

魔法使いで

時には
麗しの

満月のようで



誰の輪郭にも
触れてほしくないの

そっと
祈って

溶けてゆく朝



わたしは
ナントナク

何と無く

また
坂を転げ落ちる

角のない世界を
創るため...



2011/04/12 (Tue)

[1501] 待つ夢
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どうしようもないね。

好き過ぎる今日を
隙間なく塞いでほしいのに

あなたはやさしいね

足音を待つばかり
待つ夢ばかり

あぁ...!



きっとそう。

出会った瞬間から
何かは始まっていたの

ふたりの知らない場所で

赤いボタン
弾け飛んで笑う



夜空を指差し

新しい星を
教えてくれたあなた

零した涙の
透き通るその先に

本当は、見えてたよ
愛し合う色が!



広がる世界に
あなたと、わたし

それだけで
たぶん幸福に成る

酔い尽くしたはずの
様々な恋

あの日

ちいさな心は
恥じらいを忘れた



どうしようもないの
好き過ぎる

今日も

鈍い背中
この目で追うから

いつか気づいて
はやく気づいて!

足音を待ちつづけるわたし



どうしようもないのよ
好き過ぎた今日は

早くも、気持ちが雲の上

あなたはやさしすぎるから
足音もないままで

ねぇ
静かに扉を閉めるのかな



P.S

どうしようもないね
どうしようも、ない。

だけど
あなたはやさしすぎるから...

やっぱり残酷だわ。



2011/04/18 (Mon)

[1502] ハロー波浪
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今日、心の中はぐちゃぐちゃで
ぜんぶ。きみのせい。

川は溢れました

昨日、あの愛がばらばらで
ぜんぶ。きみのせい。

夢もなくなりました

ぜんぶ。きみのせい。
ぜんぶ。きみのせい。

あんなに好きを、くれたひと

ぜんぶ。きみのせい。
ああ。ぜんぶ。きみのせい。

少し期待したわたし、
馬鹿みたい!

いま、わたしは、ただぺらぺらの。

なんにもない。
なんにもない。

川は干上がった

本当の色なんて
もう、わかんない

濁った涙が明日を汚染する

ぜんぶ。きみのせい。
ぜんぶ。きみのせい。

あんなに好きを、あげたひと

ぜんぶ。きみのせい。
ああ。ぜんぶ。きみのせい。

君の生。君の性。

ばいばい。。。


2011/04/22 (Fri)
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