詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
きみの目に
わたしが映っているときは
わたしは
安心して眠る
きみの手が
わたしを掴んでいるときは
わたしは
安心して笑う
疑う瞬間に
不可能は生まれるのに
信じることには
エネルギーが要るね
「可能性」の在り処
思い出すために
きみの大事な体温
少し、分けてほしいの
きみの夢に
わたしの居場所があるなら
わたしは
安心して泣ける
きみの心が
わたしのものになったなら
そうしたら、確かに
確かに生きてゆけそう
ちいさな幸福
降り注いでいて、ずっと
抱えきれぬほどの
愛は、要らない
きみの一瞬は
どんな、欠片も
繋ぎ止めておきたいの
だから
わたしの空を
きみが、汚して。
気紛れでいいから
頷いてみせて
嘘でもいいから
愛の言葉、並べてよ
そして、ねえ
きみの心
わたしだけのものに
してみない?
そうしたら、確かに
確かに、いま
生きてゆける気がするの
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恥らう午後の
二度目のキスで
ゆるやかな
時を駆け抜ける
色づいた日の
胸の高鳴りは
密やかに
今を噛み締める
背中に好きと
書いて
消えないように
秋が来ても
冬になっても
いつまでも
消えないように
私は変わらない
言葉を綴るよ
それだけで
すべては
勝算を孕むの
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『たのしければ、いい』
『おもしろければ、いい』
心が何を言う暇もなく。
目まぐるしく過ぎ去る
時間に追いつけず
ただ、袖に
しがみついているだけで
精一杯だった
少女時代
お遊戯みたいな恋でした。
『たのしければ、いい』
『おもしろければ、いい』
大人になれない男女が
ふたりだけの世界で
甘い言葉を囁いて
慰めあうだけの
愛情とは
似ても似つかぬ
青年期
ままごとみたいな恋でした。
捕らわれない
生き方をしたいと
嘆きつつ
社会通念の型に
ハマってゆくのは
結局、わたしも
常識に埋もれた
ありふれた人間の
ひとりだからでしょうか
けれど
願うのは、いつも愛
絶えず降り積もる
雪のように
誰かの温もりさえ
身に纏っていたら
強くなれる、と。
それは単なる
思い上がりでしょうか
これからの冬は
きっと厳しくなるけれど
つぼみは
色彩を生成してゆく
だから、わたしは
歩くしかないのです。
だから。
わたしは進むしか、ないのです。
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解いたあとで
恋しくなって
また、繋いで溶けた
ちょうど
昨日のように。
夢の中まで
逢いにきてほしい
ひとりぼっちじゃ
いられない
遠回りな近道...
秋の、高い空は
恐ろしいほどに綺麗で
眩暈がした
ふたりは殺しあうの
砕ける、意思と夢
爪を噛んで言った
「もう、どうでもいい。」
体温を求めて
旅をするなら
最後は、彼に
辿り着くんだわ
俯いてそっと
色々な企み
悲しんで
私のために
嘘でもいいから
いま、愛の言葉を...!
散るよ
散るよ
「満ちて、ゆくよ。」
だから
ちゃんと見ていて
どの角度の現実も
君だけに
あげるから
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私は呼吸の方法を忘れる
濁った空が二人を見つめる
イメージできる?
無限じゃない明日
それはリアルで
とても怖ろしいこと
ダーリン
思い出だけでは
生きてゆけない
だから
新しい夢が欲しいけど
あなたは
"現実に生きる幻"
私は自由を
甘やかしてしまったの
いつも待っているよ
誰もいない部屋で
孤独を抱いて
いつも泣きそうだよ
誰の足音もしない
ちいさな心の中で
だけど
迷えば迷うほど
道は曲がりくねる
そこには訳もなく
神様が悪戯を仕掛けてる
一層
知らない街に
溶けてしまいたい
知らない朝を
誰かにあげてしまいたい
あなたが「始めよう」と言えば
それだけで
私の世界は変わるのに
私はあなたの顔を思い出す
鼓動は不規則に乱れて笑う
イメージできる?
何億という人の中で
私たちが出逢った
奇跡の意味を
ダーリン
あなたなしでは
生きてゆけない
だから
新しい愛が欲しいけど
あなたの
"幻で生きる現実"
まるで
満ちることを忘れた
月のよう
いつも待っているよ
誰もいない部屋で
孤独を抱いて
いつも泣きそうだよ
月影にまどろむ
ちいさな心の中で
だけど
迷えば迷うほど
私は我が儘になる
そこには
優しくて素敵な人が
幾らだっている
一層
本当の心を
壊してしまいたい
知らない夜を
誰かにあげてしまいたい
あなたが「始めよう」と言えば
それだけで
私の世界は変わるのに
理由なんてない
ただ愛してる
どうして
それだけでは足りないの?
私の愛と生活は
いつも難しい
時々
難解すぎて
やめたくなるほど。
あなたが「回れ」と言えば
私は回る
あなたが「跪け」と言えば
私は跪く
あなたが「始めろ」と言えば
私は始める
たったそれだけで
たったそれだけで
私の世界は変わるのに
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
無用の好意も
いざとなりゃ
不思議と悪い気はしない
散らかしたまま
夢と現実跨いで
適当に適応してゆくのも有り
無用の行為も
いざとなりゃあ
不思議と情が湧いてくる
需要のためなら、悪からん
お船はまだ漂流
粋な生き方というやつ
待機は
少ないほうが良くて
試みなら
多ければ多い程、好い
変化を怖れる必要は、ないさ
企みも機会に
恵まれているとしたら。
酔えないよ、巧くは
"臙脂の高波"
悪目立ち。
多分、むつかしい
だから、そろそろ
このへんで
まあ。
不粋な真似はよせ、と
嵐を避けられん日もあるし
なるべく
唄っていようや
静寂は、厭、だよ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
朧月...
淡い恋心に重ね
雲が一生、隠さなければいいのに
と思いました。
気持ちの全てを
君には見せられず
背伸びしても
到底、大人になれず
いま、振り返れば
愛のない夜もあったし
言葉が暴走して
傷つけた日もありました
あんなに「愛してる」が
薄っぺらだったのは
その目を
見つめ返せなかったからでしょう
自ら選んだ道で
気づかずに孤独を嘆いて
そんな罪を、また繰り返して
何度も、あなたをぶって
やっぱり悲しくて
切なさで死んでしまえると思いました。
君のいない世界が
重すぎて、軽かったのです
軽すぎて不思議だったのです
血は赤いのに
痛みまでもが遠かったのです
私は、いつも臆病でした
とても。とても臆病でした
そうして
私を壊すはずのないひとを
私が先に壊してしまったのです