詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
彼女の顔を見つけた 放課後
隣で 幸せそうに 無邪気にはしゃいでた
何にも知らずに笑ってた
わたしは バカみたいだって思った
『でも くるしいのはどうして?』
酸素は 確かに 肺をすり抜けてゆく
呼吸が上手くできずに 死にそうに なる
『…いっそ、それでもよかったのに。』
空は暮れては 明けるけど
でも この世の何処かには
そうじゃない一日も あるみたい
そして それは今まさに
わたしの心 そのものだわ
ただ 祈りながら 眠りに就く夜の
心許ない孤独と切なさ
彼には ちっとも届かずに
光って堕ちる 閃光の
流れ星の欠片のような。
きっと そんな一時の幻でしか ない
このちっぽけな
ちっぽけなわたしの想い
『どうぞ、彼女とお幸せに』
勝手に笑えばいいよ
みじめな恋だと
だけど わたしはあの日 真剣だったから
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でたらめばっかり
嘘、ばっかり
黒、ばっかり
「好きだよ」ばっかり
愛、はったり
夢…がっかり
後悔したくないから
全力になるだけ
ちっとも
美しくはない
この流れてく人生
好きなら
捕まえておいてくれなきゃ。
もう、
もう、
時間だよ
土砂降りのままで、走って帰る
勇気なんてね
持ち合わせてない
日に透ける髪
少し。
気紛れでいいから
掴み取って
受け止めろとは
言わないよ
責任なんて言葉、嫌いだよ
ただ
それでも
縋ってたかったよ
こんなにも
空は青いから
ひとりぽっち
より
君のいない世界
慣れたくない
失踪する気力もなくて
あっさり
捨てられるほど
簡単じゃなくて
だから
みんな
彷徨ってるのかもね
衒う顔、まぶしい…
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青春時代特有の
あの・・・
どこか気怠い憂いと
少しの甘美
それから、羞恥と優越感
わたしは
まだ泳いでいる
逃れられないで
いる
空のえくぼを見つけられない
歩幅を合わせたり
周囲の顔色を窺ったり
そんな生き方を
もし、大人というなら
ちっとも
憧れを抱けないし
わたしは
絶対
成りたくなんかないよ
それは痛々しくて
ちょっと、生臭くて
なんだかこそばゆくて。
キラキラしていて
艶々していて
とても鮮やかな、宝石
痛々しいものこそが
青春だと云う
つまりは
若さの前でのみ
許される何かがある
さて。
わたしは
いったい
どれだけの罪を
繰り返すつもりなんだ?
つい、さっきの未知
翳ってゆくから
切なくて
胸を押さえてしまうの
心臓が愚痴っている
ふたりはひとつ
ふたりでひとつ
そんな夢想
馬鹿みたいに護って
信じていた
今日、これからの未知
明日、まったくの未知
宇宙の奥行きが
わたしの右脳に
眩暈を起こして
もう
どうにでもなれと言わしめる
けれど
わたしは
幸福を捨てきれないよ
それでも
きっと
歌っていたいよ
雲の実体を追うような
険しい道のり
誰かの幻影に
傷ついたり
救われたり、しながら
君を追う
君を追う
痛々しいものこそが
わたし自身だから
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『逢いたい、』なんて
言葉にしないよ
心隠す強がりばっかり
『上手くやれるわ、心配しないで』
そんなことも
急には言えないし。
風が強くて
飛ばされそうだよ
ただ、しがみついて
君の隣Keepして
ちょっと躍起になってる
かなり無理してる
...見抜ける技量が
あなたにもあればねえ。
あの夜、
ケータイ切ったのは
ナントナク
気持ちがそうさせた
騒がしい街に
溶け込んでみたの
居場所がほしい日
あるでしょ?
切ないくらい
好きなのに
まだ、信じてないって顔だね
言いたいことは
ちゃんと話して!
恋に謙遜、必要ないから
それでも。
届かない声もある
すべてを
受信しきれない君と
素直に発信できない
あたし
ふたりはすれ違い
無理して笑う
ねぇ、
このまま
あたしがいなくなったって
きっと君は
何にも困らないでしょ
本当に欲しいと思う
ものはいつだって
あたしの手には入らない
あぁ。
お互い見抜ける
器量があればねぇ
お互い大人の
度量があればねぇ
いきなり完璧には
なれやしないのに
いつもいきなり
現実はやってくるんだよ
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足りないものを補うように
君は、私の月になる
迫りくる明日と
去ってゆく昨日の間
そのままでいいよって
微笑んでくれたなら
どれだけ過去は
救われるだろう
もっと。遠くへ逃げない?
大事な想い
胸の奥に隠して
やさしく抱いて
夢を見るんだ
切ない夢を
泣きたい夢を
時には
甘すぎるくらい、痛い夢を。
未来がやってくる・・・
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電波の中で
自分を忘れる
個性の騙し合い、奪い合い
心は、日々
愚かであろうと
無知を気取って
盲目になった
あなたの手は、
とても冷たくて
自分の体温
探してみるけど
似た者同士
内緒話。ばかり
回らない
メリーゴーラウンド
ひっきりなしに
着信が来る誰かを
羨んだって仕方がないさ
何百件ものデータに
埋め尽くされる
人気者の気分を
妬んだって、
何も変わらない
晴れ渡る空は
私の気持ちを知らず
恋人たちも
お構いなしで
季節外れの
大型台風の予報
胸騒ぎがして、慌てて
テレビを消した
あ〜あ
時々、無性に
切なくなったり
知らない誰かに
申し訳なくなる
私は、誇れる生き方
なんて知らない
だけど。
いつでも
後ろめたさだけは
消えない
時々、無性に
死にたくなったり
知らない誰かを
殺したくなる
私は、誇れる生き方
なんて、どうでもいい
ただ幸せに
なりたいと願う
それだけの
それだけの夜
なのに
『予定のない午後を悲しむ前に
空白の過去を
飾るのをやめたら?』
知らない誰かの
知らない未来を
羨んだって、仕方がないさ
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ふたりは、まるで
そうすることが
義務みたいに
互いを愛した気がする
儀式みたいに手を繋いで
儀式みたいに、キスをして...
何にも言わずに
そっと呼吸を止め
屋上へとつづく
階段をのぼった。
その先に、もし
本当の望む未来が
あるんだとしたら...
これ以上は、黙っておくよ
千回の裏切りも
きっと、僕は許してしまう
千一回目の本当の幸福の味
君があまりにも
優しすぎた
ねえ
出生の日を
祝ってくれる?
一緒に、天使になろうよ
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痛みが居場所をくれた
不意打ちな
キスの後で。
ときめきは
心を駆け抜けた
夜風が夢ごと浚った
どんなときでも
全力だから
たまには
羽を休めてみて
立ち上がることは
勇気だけれど
立ち止まるのだって
勇気なんだよ
確かな君の横で
ちいさな寝息を立てて
眠る
その感覚が
堪らなく好き
聞こえるでしょ
心の声が
ここにいるでしょ
私の愛は
見渡してみて
気づけないなら
探してみせて
君がその眼で
フェアにいきましょう
清々しいくらい
正々堂々と
愛してみるから
鍵は要らない
昨日までの殻を
ぶち壊していいのは、君だけ!
確かな君の横で
ちいさな寝息を立てて
眠る
その感覚が
堪らなく好き
聴こえるでしょ
心の声が
ここにいるでしょ
私の愛は
見渡してみて
気づけないなら
探してみせて
君がその眼で
君がその手で