| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
ここに一枚のパンがある
バターをつけたり
ジャムをつけたり
とにかく
より美味しく
食べたいと
いう者がいれば
そのままでもいい
そのままで
充分だ
そう言う者もいる
そして
わざわざ
耳を切り捨てて食べる者
その耳を貰う者
耳が一番
美味しいじゃないか
と言う者
勿体無いから
揚げて砂糖をまぶして
食べよう
と考える者だって
いるし
一度に全部
食べてしまいたい
とか
ちょっとずつ
食べようとか
大切な人と
分けたい
もしくは
誰かのパンのほうが
美味しそうだなあ
なんて
よそ見して
それ自体を
捨てるのだっているんだ
そう
色々なんだよ
パンにも
千通りの食べ方がある
それはつまり
人生みたいなもので
大事なのは
自分が
満足できるかどうかさ
(因みに
僕は
バターさえあればいい
たっぷりのバターと
ミルクティー)
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
朝日に透かして
綺麗だなと言わせたの
虹は今日
14色だったと思う
花びらに
零した
甘い雫のなか
ふたりは
溺れるふりをしながら
ちょっと
休んで居ただけ
でも
そんな日が
途轍もなく
大好きだったのよ
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
これが最後ね、と
切なさ差し出して
置き忘れてきた
ポケットの中の夢
あんなに愛してたのに
きっと、
きみが先に
切り出す答え
わたしは知っていたの
だから
涙が止まらない
止まらない
震えてた
あの日は
想いに気づいた夜は。
妄想の域を出ずに
ただ、藻掻き
溺れそうな週末
震えてた
あの日も
想い、口にした夕暮れ。
あなたが
ほんの少し俯いて
黙ったとき
呼吸を止めたとき
震えてた
あの日から
想いが通じた朝も。
上り詰めた坂道
後は、くだるだけ
なんて
寂しすぎるから
口には出せなかったよ
気づいてたんでしょ
ハンターの眼
恐れないで
心模様
曇りだって
陽は、また昇るって
気づいているから
ねえ
死んだりしないの
今もまだ
愛してるって
鏡の中
ちゃんと言えるよ
一度だって
口には出せなかった言葉
きみの背中
遠くてもう
見えなくて
隣、明け渡しちゃった
「温もりばっかり、悲しすぎるね」
初めてを知る日に
翳りが
翳りが
あなたが居ないと
わたしは
わたしは
きみがくれたもの
指輪と
お揃いのマグカップ
ぬいぐるみ・・・
後悔も
ほんのり甘いね
あなたと出会えて
よかったよ
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
癒さないで
わたしの傷なんて
忘れたくないの
彼とのこと、、、
思い出になんか
したくないの
褪せてほしくないもの
ばかりなの
ねえ
癒さないでよ
構わないでったら!
過去のものに
変えたくないの
あの日のままで
生きていたいの
ずっとずっと
あの日のままに
しておきたいの、、、
放っておいていい
いっそ
見捨ててよ
誰もわたしに触れないで!
覗かないで
真実だけは
彼にあげるって
約束したから
約束したから
約束したんだから、、、
ああもうそれなのに
なぜ
また抱きしめる?
終わった愛に縋っても
何にも
変わらないって
わかってるけど、、、
ねぇ
彼とのこと
忘れたくなんか
なかったのに
どうして?
嘘も見抜けぬほどよ
あなたの生きた台詞
在りし日のように
塞いでゆくの何もかも
溶けだして
染みだして、、、
ねぇ
人の想いはなぜ
同じところに
留まっては
いられないの?
不幸気取りするより
"ほんとのしあわせ"
羨んでしまう、、、
ねぇ。
どうしてあなたは
今もなお
卑怯なわたしを
こんなにも
やさしく
癒してくれるの?
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
叫んで。
声嗄れるまで
笑って。
瞳閉じるまで
泣いて。
闇消えるまで
歌って。
心終わるまで
あなたがいなきゃ，
実体のない
お人形さん。
振っても音すらしない
空っぽのココロ
誰もが苦しいってことくらい
わかってるけど，，，
もう
戻れないのも
見えているから
「，，，」
ぽっかり，
見上げたあなたの
識らない一面を
知るたび
「うれしい。」
もっともっと，
愛されたいと
願ってしまうわ
ここで
切らなきゃあ
世界は廃れる。
だから，
振り返るのは
やめにしたのに
どうして，
いつも不意打ち。
『ねえ。あのコにも，こんなふうにキスをしたの?』
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
上手く言えない
言葉という
身勝手な表現じゃ。
上手く出来ない
あたしという
高慢な生き方が
いつも邪魔をする
そして
置いてかれる
自嘲癖も
気づけば
ほら定着して
まるで笑えない現実
止まらない呼吸を
石を蹴って
誤魔化した
想いとは
裏腹に
"人は錆びる生き物"・・・
知ってる限り
思い出せる
範囲で
あの日の瞳に
映った色を
此処に取り戻したいよ
何度でも
この垢を落として、
汚れを
解かして、
傍にゆきたいよ
"本当は"・・・。
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
生きる って 何だい
死ぬって 何だい
人を好きになる って 何だい?
人を信じる って 何だい??
根本から 何事も
知っておきたい タイプ!
理屈ぽい って ゆうなあ。
あんまり生きたくない
こわいし
きずつきたくないし。
めんどうだし
いたいし
つかれるし!
ユメもキボウも
何もかも
捨ててしまって
期待しないでいるほうが
とっても ラクチン!
でも
死ぬのもやだなあ
いたいのはいや。
こわいし
死んだあと
どこへゆくか とか
まわりはどう
変わるか とか...
もっと
もっと
もっとなんか
生きてた証拠が
ほしいなあ
なんて。
ないものねだり って ゆうなあ。
とにかく謎だらけ!
生きるも死ぬも
謎だらけ!
仕様がないから
生きてるのー
ここで。
がんばって
立ってるんだよ
ねえ
生きてるんだってばあ!
世界を
誰かのために
取って置いてる
みんな
生きてるんだってば!
生きてるんだってばッ!
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
奇怪な音に
掻き消されてしまいました
時々は陰湿です
だって
そんなもんです
「島国根性」
上手くは
ゆかないです
多種多様
手先が器用なら
こりゃあ
御安い御用と
嵌めてみたけど
決して
美しくはなく
褒められた
出来栄えでも
なかったんです
それでも
いいよと
誰かは言ってくれたけど
あたしは
許せなかった
完璧主義な
不完全人間の
お粗末な
戯言です
切れ口は
存分に
愉しめました
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
種を捨て、花を摘み
心の整理をしてみた後で
呼吸は「する」ものだ
ってことを
思い出した
開けたときには
遅すぎて
気づけば
何処かに走り去る
足音
当たり前を
買い被ってた
愚か者
失ってから知る
愛があるとしたら
これも
無駄なことなんかじゃ
ないと
今は胸を張れる
自分をかばって
生きるより
そう
誰かの為に
もう一度
何かを感じていたくて
もどかしさが
わたしを壊す日に
世界の全て
吸い込んでみよう
大人に成れない
現実を
逃げたら
きっと明日
君にも逢えない
言い聞かせて
今夜
受話器を握るよ
あなたなら
多分
笑ってくれる
| 詩人：快感じゃがー | ［投票］［編集］ |
出会ってから
今まで
身近すぎて
当たり前すぎて
見落としていたよ
あなたの大切さ
あと何年
一緒にいられるか
そんなこと
誰にも
分からないね
だから
夜寝る前には
あなたを
ちゃんと
抱きしめようと思った
朝起きたら
愛してるとか
ちゃんと
言おうと思った
ねえ
聞こえてる?
もっと上手に
呼吸できたら
よかったかも
面倒でも
お化粧して
いってらっしゃいって
言うね
だって
もしそれが
本当に
最後の
お別れだとして
だとしたら
こんな終わり
悲しすぎるから
いつも
いつでも
あなたが好きと言った
わたしで
居させてほしい
あなたが好きと言った
わたしで。
ねえ
聞こえてる?
夜寝る前に
あなた
ちゃんと
抱きしめておけば
よかった
朝起きたら
愛してるって
ちゃんと言えば
よかった
お化粧して
いってらっしゃいって
見送れば
よかったよ
ねえ
聞こえてるくせに
天国に行くの
まだ
早すぎるでしょ