ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 投稿順表示

快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[630] 対岸
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




生きる勇気と
死ぬ勇気





どちらか

確実に
手にできるとして










だけど

私は選ばない





いずれにしろ
終わる世界なら

最後は自分で
立ってたい





最後は自分で
色を

つけたい










そんなに

単純じゃないって
ことくらい





そう言う君も
よく

知っている癖に



2008/04/11 (Fri)

[631] Live for Life
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




"生きる"という
絶え間ない試み



空の色、海の色

虹の七色



その目に
映る、

すべての彩り



ほら今、
君にも

輝きが見えるでしょう?



「世界が
光に満ちるのは、

そこに闇があるからさ」



言って、

誰かは悲しげに
俯いて



屋上に、靴を並べて置いた



ねえ、待って

過ぎてゆく
時間を棄てて



決して

自分を
責めたりしないで



ほんの少しの
緩んだ隙間、

自分すら



棄てていい
なんて

思ったりしないで



早く、
出来る限り早く

その明かりに
火をつけて



長く、
出来るだけ長く

愛しい人を
照らしてほしい



「答え」は、
いずれ

この道で

君が見つけるよ



だから、
そんなに

急がないで



"生きる"という
絶え間ない試み



生まれてきた
僕らに、

許された権利



簡単に
投げたり

しないでほしいよ。



2012/04/20 (Fri)

[632] 雪景色
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



心に 靄が
かかった感じ で

今朝は 気持ちが 優れなくて





天気予報 も
見事に外れて

外は 雪景色





明るさ 位は
調整できるよ

見易い角度 も
大体は 分かってる





あたし そんなに
馬鹿じゃないから

あなた あんまり
馬鹿にしないで





そうよ

ただ 何の収穫も ないまま
20年強

生きてきたとでも

お思い?





今更

正当ぶることも
必要ない





時々 欲しいな
いい子の定義





あなたが
一度でも

あたしを褒めたことが

あっただろうか





偶々 だったら
悪い子で定義





容易いの

きっと
落ちてゆくことは





そして

格好良く映る時もある





結局

粘って
少々の乱れも許せない





そんなこんなで
始まらないわ

いつものあたしの

悪い癖





別に
評価されたくて

笑ってるんじゃないの





ただ

ほんの少し
微笑んでほしいと

思うだけなの





それは 悪い子かしら

突然変異の遺伝子





才能は 多分 にある
多分ね

きっとね





完璧主義を嘆いている





別に
指導されたくて

間違えるんじゃないの





ただ

下の名前を
覚えて欲しいと

思うだけなの





それは 悪い子かしら

突然変異の遺伝子





才能は 多分 にある
多分ね

きっとね





ほらね

やり直すわ


2008/04/11 (Fri)

[633] 夕暮れオレンヂ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




真っ青 だった

一掴みの黒煙 が たなびいていた





存在の気品

とゆう
光を





この キャンバス に描いてた





僕は
祈ること しか しない

だって

それしか
術 は ないもの





星降る夜 に
悲しみの列車 は

停車して





ただ
余所見するな と。





僕は
その silverの鍵 を

白い鳩に
投げてみた





鳩は
ドラマの

one sceneのように

一斉に
飛び立った





その空は
やっぱり 真っ青 だ





次の駅は
なんという名の

悲しみですか





君に見せて
あげたかった





この
在りし日の

夕暮れオレンヂ...。





僕は
泣くこと しか しない

だって

これしか

術 は ないもの





かなしい

かなしい





仏滅の焼き場





君を焼く のは
在りし日の

夕暮れオレンヂ



2008/04/11 (Fri)

[634] ネクタイは卑怯
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


ちょっと言いかけた後で..

やっぱりいいやって
咽を鳴らした

諦めが肝心だとか
ナンダカンダ

何処かに免罪符
置いときたかったのかな

でも今更

そうだって言われても
それは仕方ないよ

だって私は
本当に狡賢かった

スカートの裾を
チラつかせる

在り来たりな日で

女を謳歌するには
丁度良かったし

髭とか
ネクタイとか

スーツとか

ボサボサの頭とか。

私にだけは
優しかったり

たまに
微笑みかけてくれたり。

いつもいつも
おんなじことばかり

繰り返される

とても
残酷で新鮮味のない

似通った「不幸」

でも

私は
ずうっと

そんな悲劇で
いいと思った

絶対

誰かが

同情して
来てくれるなら

そんな悲劇でも
いいと思った

本当に
狡賢い奴なんだ

2008/04/13 (Sun)

[636] 影絵
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



黒い影



毎晩

同じ模様
描くのに





そこにある
想いは

多分



人それぞれで





様々だった





だから

君が
遠かった





輪郭より
その

資質を



見極めるべきだった












ふたりは
何処までも



似ていて





けれど

何処までも
交われず


































霞みそな約束



忘れられない
約束





心配しないで

あなたと死ぬ日は





いつも
手帳で



眺めているから


2008/04/13 (Sun)

[637] 月の生態
詩人:快感じゃがー [投票][編集]






女は月に似ている










いつかは
満たされる

けれど

すぐ欠けてゆく










いつも
おんなじに

留まってはいられないんだ















女は月に似ている










醜い生態を
裏に隠して





地球には

決して
すべてを見せない















気づくと目が合う





逃げても
追いかけてくる










傍には

大抵
無数の星を従えて















ねえ





笑っているの?










それとも
泣いているの















その
謎だらけの地帯に

いつの時代も










人類は


思いを馳せた















女は月に似ている





女は月に似ている















もう
21世紀だってのに





探査機は
未だに

浮遊を続けている





2008/04/13 (Sun)

[638] 黒い点
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




興味本位に 刺しただけ だよ
人差し指の黒い点

シャーペンの芯 は
思いのほか 鋭くってネ

凶器 にもなること
身を以って 知ったよ





連日 世間を賑わす
嫌なニュース

また ガッコのセンセイ
これで何人目?

認識したとき
イキナリ 怖くなるのが

人間の性 って もんだヨネ





耳鳴り 潜って
コンニチワって

知ってる女の声がしたの





まだまだですよ。
これから ですよ。





攻められる
攻められる

なら 守るしか ないじゃんね





刻まなきゃ
やってられなかったよ

ねえ
きみもソウデショウ?





だから よく
目が合ったんだよネ

同じ色の孤独
吐き出したかったんだよネ?





憶測も 飛び火すれば
噂 に変わり始めたりして

奴らの視線も
蔑みになった





同じ自尊心
とやら纏って

同じ経験 身に着けて

足並み 揃えて
コッチへ来るんだ





けど

今思いだせるのも
イタイこと ばっかで

それも もう
現実かどうか
定かじゃない っテのに





大切なことが
他にあると知ってて

人は 悪戯に答えを 描くから

ドウデモイイって
面倒な顔して

振り切りたくも なるんだ な





ホラ

素直になれない
歯痒さ より

痛み 忘れてく 恐怖心





迫った思いの
逃げ場はなくて

破裂 しそうな 日々





黒い点

日増しに
濃くなっていく

嘲るよな顔で
こっちを睨 んでる





黒い点

日増しに
殖えて イってる

いつか
飲み込んでしまうかな

君を





呑み込んでしまうかな





じわじわ
焦げ付く臭いは

鼻をついて

倦怠感 まで
焼き尽くして





明日を道連れ に
灰になったよ





(さようなら も 言わずにネ)



2008/04/13 (Sun)

[639] 林檎売り
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


遊びで好かった

その愛も視線も

女としての
外見にしか

注がれて
いなかったとしても



必要だった

必要とされることが
必要だった



ただひとつ
体温が欲しかった



いま

本質を曝け出すより
裸になるほうが

簡単で



上辺の付き合い
なんて

容易くて



あのとき

必要とされることは
必要だった



その為の理由は
問わなかったんだ



ねえ

きっと
あのコも

あたしと同じ



要らぬ経験
身に着けて

汚れてく魂



だけど

孤独は辛いから



自分を
大切にしたいが

故の

行為なんだよ



男の
あなたには

わかんないよね



ああ

ここに売るは
尽きない

欲望の果実



黙って
散る散る

野となる日まで。



遊び
で良いから

微笑んでください



纏って
止めた呼吸



よく熟れた果実の

滴り落ちてく
甘い涙

2008/04/13 (Sun)

[640] めでたし
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


せかいを

ひとりで
たのしむには

けしき
ひろすぎるから

ここに
もうひとりぶんの
きっぷ

そろえておくね

たぶん

それは
もくてきじゃなく

もくひょうだったの

あなたが
いるなら

きっと
おはなしは

いつも

めでたしめでたし

2008/04/13 (Sun)
1853件中 (561-570) [ << 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 >> ... 186
- 詩人の部屋 -