詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
世界を識らないふり
してるのは,
とても素敵
安全な檻の中,
誰も
あたしを
傷つけない
甘い飴ばっかり
空から
降ってくるの
世界を識らないふり
してるのは,
とても素敵
醜い
鏡の現実も
ここにある,
淡い幻実で
救ってあげられる
『ソレデモ何カガ,物足リナイヨ?』
崩壊と拒絶に,
闘いを挑んだら
最期。
この弱さを
認めてしまうよな,
気がして
本当の孤独
を
悟るよな気がして...
嗚呼
あたしは蓋ばかり
頑なに閉ざして,
未だ
かつて,
開封してみた試しが
ないんだ...。
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忘れかけてた
言葉の切れ端
黒く濁った空
舞い落ちた
雪
群れをなして続く
影は
光を抱き締める
遠い背中を
いつまでも
見送っていた
ただ
泣くことしか
出来ずに
過ぎた日は
今日も幻
届けたいよ
もし
終わりだとしても
世界が君を描くから
答えなんて
此処にはなくて
あの日
確かに見た夢が
二人
繋ぎつづける
鍵
もし
もう一度
やり直せるのなら
多分
選べるのは今だけで
望んで欲しいよ
あなたが眠る
前に
現実を
避けては
生きてゆけないの
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この世界で
生きてゆくことが
近頃は、
ただ
辛いだけのものに
なっていたのは
間違いない。
認めたくなくて
傷つきたく、
なくて
もう何もかも
要らないと
拒絶してしまいたくて。
折れそうな
夢を
何度も探った
信じてたんじゃない
「信じたかっただけ」
そして
多分、
もうひとつ
確かなことは
誰も私の影に
気づいては
くれなかったこと。
嘘を見抜くことも
真実を
知ろうとすることも、なく
歪んだ景色は
何処かへと
傾いていったんだ
どこまでも
厚い壁で
自分を守って、
なんとか
ここまで
生きてきたけど
きっと、
それももう
オワリ。
「突き通せないよ」
だから、
死んでしまおう。
安易な選択
心の闇は、
いつまでも
闇のまま。
だけど、
謎めいてるほうが
そう。
「性に合ってる」
心を慰めて、沈む夜
こんな切なさ、
ですら、
あなたは
なかったことに出来るの?
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祈りが
ぐるぐる ぐるぐる
してる
世界は
冷ややかに
まだ 廻りつづける
アンティークで固めた
棚の一角に
あなたからの手紙
棄てられぬ まま。
ミラーに
きらきら きらきら
光る
本能が描いた
150%
ヴァニラ・フレイバー
漫画の展開に
自分を重ねて
罪悪感 ごと
夢の中まで 堕ちてゆく
きっと
この道の向こうでは
知らない歌が
待っていて
明日は
いつも麗しく 輝く
それは
誘惑にも 似た
甘い罠の
香りで
朽ちて死ぬ日が
本望か?
辛辣な絵画に
署名 をしなさい
声 高らかに云う
確かに 愛していたから
向日葵 より 紫陽花
すべてが遠くとも
季節が 温度を取り戻す 日まで。
祈りで
ぐるぐる ぐるぐる
笑え
世界は
冷ややかに
まだ
廻りつづけたがって る
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夜空は
煌きを
讃えながら
何処かには
まだ
輝ける星が在ると。
闇を
濃くして
佇んだまま
手招きの奥へと
私を誘う
ねぇ
もし今
君が
苦しみを
抱えていたなら
感謝しよう
選ばれたこと
そして
その涙を
喜びの証に
変えよう
そう
それは
より
大きな幸福への
片道切符
夢は
確かに
繋がっているの
明日も
明後日も
想っているよ
"向こう岸へ
渡る方法"
じゃなく
ここで
幸せになることを
見つめよう
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「答えがないのが、答えなの。」
あなたは
ただ、うつむいた
言葉にできないなら、
伝えること
なんて
してほしくなかったよ
「これが、最後でしょう」
また逢えるなんて
所詮は、嘘
だったのですね。
握力増して
あなた、離すまいと
無我夢中のジブン
「むなしい・・・」
数えるたび、
増えてゆくその傷が
いつだって
"ボクの味方"で
"勇者の誇り"のハズでしょう??
今日は、なんだか、物憂げ
でもね
案外
晴れやかなんだ
空は。
思っていた
より、
無力じゃないんだ
閉めきりの窓
開け放ったような、
キツク閉めた蓋が
やっと
開いたような。
言うなれば、
そんな気分さ
もう、
ボクは玩具じゃない。
何処へでもゆくさ
人の住む場所へ
もう
ボクは、玩具じゃない
だから、
さいごにもう一度
好きと云って
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いま 堕ちてもいい
夢に 堕ちてもいい
太陽が 夜を望む ならば
いま 堕ちてもいい
祈りなど 無意味 だよ
月が 朝に嫉妬して いる
白状すべき罪と
感謝すべき
愛
救われない 魂の欠片 たち
この目には
ただ 歪んで見える 世界でも
間違い ぜんぶ
探し当てた なら
明日は 褒めてくれます か?
歪つな嘘で 好かったら
僕が
誤魔化して あげるよ
癒えることない 傷も
舐め合えば
暇潰しの足し には なるだろう
口付けは よして欲しい
真実に火傷 する
開き直るほどの傲慢さ は
僕にも まだ芽吹かない
ああ
自惚れの類で 善かったら
僕が
教えてあげよう
手取り足取り
そして 耳元で 囁こう
傷つける能力を
愛する能力に
変えること
出来たなら
きっと
狼なんて 怖くない
狼なんて 怖くない
もしも 泣いてしまう
その時は
自分が 獣に 成り下がるまで で
笑えないオチ で 良かったら
いま
ナイフも 貸してあげる
ねえ
バンビを 殺したのは 誰
バンビを 殺したのは 誰
血痕は
森の中へと
ただ
点々と 續いてる
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溜め息の後で
あなた 思い出して
瞬きをしたら
もう忘れてる
いつになったら
過去の恋と
比べることを
やめられるんだろう
センチメンタルの涙に
浮かべた
酷く
身勝手だった
あの日の私
それでも
君は 黙って微笑んで
何にも云わない
造花 に なってしまった
風が吹くたび
傷ついた ふりを していた
か弱さを纏えば
皆 優しくて
そこにある 愛に
甘え続けた
祈り乗せた 列車
少し
戸惑いの中
抱き締めてくれた
それだけの人
それだけの人 が
今
こんなにも遠く
ありがとうを
届けたい
そう 思えた時に
世界は
急に
冷たくなった。