詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
隙間から 覗いてるんだ
悪魔 みたいな
もう一人の 自分
幸せ望むの
拒んでるんだ
きっと
多分
そうするほうが
ずっと
楽な生き方 だから
諦めたり
妥協 したり
挫折の中で
躓くことに
慣れすぎたかな
もう
どうでもいい から
飛び立ちたいけど
ただ
気がかりなのが
家族や友達
わたしは
ちっとも
いい人間じゃ ない
嘘をつくことも
厭わないし
何より
大切なのは
自分なんだ
なのに
ちっとも
悪になりきれない
半端な良心が
締め付ける
こんな日に
今にも落ちそうな
黒い空
なんだか
とても
麗しくて
痛々しかった
わたしとおんなじだね
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見失った
というよりは
はぐれてしまった
そんな表現が
相応しかった
あの日の二人
つまらない感情だと
嘆いて
死んで
心は
もう一度
大人になった
幻想が
時々
傷つけて
現実で
時々
傷ついた
打ちのめされたら
徹底的に
死を
肯定して
前へと進んだ
だけど
居ても立っても
いられず
焦燥で
ナイフを
強請るとき
嫌な言葉を
なぞっているよ
その思い、行為
息をした
数だけ
得られるものが
あるとして
この世界の
何処にも
無駄なもの
なんて
ないというなら
どうして
君は
すれ違ったの
どうして
僕は
すれ違ったの
はぐれた
というよりは
元に戻った
そんな表現が
正しかった
あの日の二人
"今なら
孤独で
死んでしまえるかも
しれない"
期待して
また大人に成る
そんなサダメだ
...多分、ずっと。
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大好きな歌を
聞いたら
大好きな君を
思い出した
いま、何してるかな
元気かな
思い出にするには
あまりに
鮮明で
綺麗すぎて
まだ
触れない
だけど
今は
あんまり
一人にしないで
思い出が
浚って
溶けちゃいそうだよ
心の洗濯
明日になったら
君の色は
どこかへ
いっちゃうのかな
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檸檬汁
酸っぱすぎる
甘酸っぱい 苺を頂戴よ
程好い距離で
きみと話す
寝癖のまま ぼくを見つめる
殺したいのは
山々 だよ
でも
現実問題は 知ってるし
お前 などの為に
人生捧げられるか
って
おんなじこと
考えてる
調子はどう?
と 聞いたら
うん。まあまあさ
と テンポいい
だあれもいない
停留所で
さっき
買ったガム
膨らませているだけ
だあれも来ない
って
知ってるけどね
この
待つ愉しみ
きみにも
わからないかなあ?
きみこそ元気?
と 聞かれたから
うん。まあまあさ
と テンポよく
ぼくらは ライバル
変わることない
偶然 という
必然
この手の内は、
空にも
見せてやんないよ
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独りきりの部屋
うずくまっているとね
思い出が
溢れだして
浚われそうになる
だけど
また誰かを
傷つけてしまうのが
こわいから
踏み出した
一歩は
逆戻りしちゃうの
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光の中に消えた渦
淡い記憶なぞる
冷たい指
時が経てば
何もかも
忘れられるかしら
でも、今は...
自信なんてない
キャンディーが
甘すぎて
泣けないみたいに
繋がってく
白い月の夜
空を切り裂く
稲妻のよう
「千切れそう」
心、銀の鎖にもがく
まだ
愛してたの
たぶん
捨てられない
香水のボトル
並べて揺れる
感傷の片隅に
あの日のふたり
ミラー越し
チョコレート色の
テディと
ピンクのリボン
いつも
誤魔化してばかりだったあなた
だけど
記念日は絶対、
覚えててくれたよね
さよなら
なんて
言いたくないけど
思い出が急かす
部屋いっぱいの気持ち
マーブルに染まる
朝焼けの窓辺
ぜんぶ全部、流したら
ねえ。
また笑って
あなたと
出逢えますように