詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
溢れる想いに
沈んでゆきそうな夜
ほんのちょっと
君のこと
思い出して
また
生を繋いでる
あなたは
知らないね
私のことなんて
ただ遠くで
見つめてるだけの
私のことなんて
でも
私は知ってるよ
好きな音楽や
好きな色
毎週見てるTV番組
そして
君の好きなひとも。
ねえ
だから
また痛くて
沈みそうになるんだよ
あなたが知らない
世界の
片隅で
私は
あなたを
想いつづけて
そうして
完結してゆくんだ
きっと
私は
あなたに
支配されてる
だけど
泣けちゃうくらい
死ぬのも
生きるのも
理由は
全部
あなたへと続いてゆくから
君に傷ついて
君に癒されて
ほら
今夜も
辿り着く
たった一人の世界へ...
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硝子色の眼に
何かを映して
君の考えるところ
時々
辿り着けず
挫折する
海と空の青
手探りで
美しく燃えていたいの
こんなに
かなしい夜には
だけど
きっと
嘘吐きと呼ばれたって
告げられない
臆病な心が
痛みばかりを
避けたがる
人が
強さに憧れるのは
弱いからだと
いつだか
君は言ってた
そっと指を握って
ゆっくりと
動かす瞳に
世界の明るさと輝きは
ちゃんと
届いているかな
平穏に満ち溢れた
この部屋で
黙したままの未来
虚空に
イマが漂い
ただ雨を降らす
瞬きの回数を
少し増やして
君に近づこうとして
やっぱり
辿り着けず
挫折した
相違ない事実
ほんのちょっと
抱きしめあって
過去の共有
現在を繋ぎ
だけど
きっと
嘘吐きと呼ばれたって
告げられない
日増しに
想いだけが
濃くなってゆく
ねえ
人が
誰かに憧れるのは
独りでは
生きてゆけないからなの
そっと指を握って
ゆっくりと
動かす瞳に
世界の色彩と香りは
ちゃんと
届いているかな
平穏に満ち溢れた
この部屋で
黙したままの未来
虚空に
イマが漂い
ただ雨で濡れる
遮られた言葉
反射した光
眩しさを伝えたくて
また
辿り着けず挫折
悲愴感に虚しくなった
もし
自分を殺して
生きることが
一番の近道だとしたら
どうして
小さな影は
泳ぎつづけるの
そのナイフは
君を護るの
fragile
あなたは
無知な天使でした
もう
美しく燃えていたいんだ
こんなに
かなしい
赤い月の夜
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つづきを知りたいかい?
知りたいなら
今夜
覗いてみて
ひとりで
こっそり
覗いてみて
ねえ
何が見えた?
つづきが欲しいのかい?
頷くなら
今夜
笑ってみて
ひとりで
にっこり
笑ってみて
ねえ
誰に会った?
君は
もう
知っているんだろう?
君は
もう
持っているんだろう
ねえ
何が
そんなに足りないの
得たいなら
懸けなくっちゃ
今ここにある
全てを
懸けなくっちゃ
死にたいなら
ほら
しゃんと
生きてみせてよ
白線の内側
興味本位な遊びで
近づいたら
後で
きっと
後悔に浚われる
"死に損ない"?
そんな
君は
「生き足りない」
知りたいなら
今夜
早速
覗いてみてよ
ねえ
「何が見える?」
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目が合うだけで
死にそうな
ロマンチックな
朝の始まりは
味気ないメールの
文字の衝動
現実へと還ってく
「話したいこと」
なんて
沢山あるけど
いざとなれば
そう
何にも
出てこないの
きっと
何にも
何にも
出てこないの
きっと
あなたは
ただ強く
私が
ただ弱過ぎる
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あしたが
うとましくて
そのあおは
いたましくて
きょうを
こんなふうに
おわらせたくは
なかったけど
かみさまは
いつだって
あくまになれるから
あたしは
きっと
きみをうらぎれない
あなたのように
りんとして
こどくのおとに
みみを
すませてみても
こころは
ずっと
えがいてゆれる
たえまなく
したたかに
つづくいとなみ
そこにもし
ただしいこたえが
あるなら
ふたりは
ただのまちがい
だったね
いのりは
いつも
ゆめをあんじする
ちょっと
もうそうをこえた
とうげのさき
きのうは
いたましくて
そのあかは
ねたましくて
きょうも
こんなふうに
おわらせてしまうんだろう
かみさまは
いつだって
あくまにもなれるから
あなたは
きっと
いまをためせない
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覆い隠してく
鮮やかな記憶と
悲しみ
何にも言わずに
目を閉じて
夜の色
思い浮かべて泣いた
もう少しだけ
世界が
正しかったなら
きっと
ふたりは
心を殺さずに
済んだのだろう
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夕暮れの街並みは
私と
よく似てる
時折、
色を変えながら
当てもなく流れてゆく
待ち受ける世界は
いつも
冷たくて
そんな時、
鼓動は
ただ胸を打つ
あなたがくれた勇気
炎の中に
きらめきを映して
ねえ
切なくなる日は
もう少し
側にいてほしい
例えば
くだらない、
と
嘆きたくなるような
そんな
憂鬱な朝でも。
あなたに
もう一度、出会う
その為に
私は、
夜も眠る努力をしてる
それが
生命のリレーを
やめない、
唯一の理由なの
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やっつけで どうにか
昼も のたうち回って
やっと暮れて 何とか
模索 し始めた頃
憂鬱が 道を 訊ねてきた
泣きそうな声 で
出口が解らない って
昨日も確か そんなこと
言ってた癖に
進歩のない彼は
自分で
立ち上がること すら
しなくなって
仕舞いには
独り 部屋の隅で
丸くなってた
僕は
追い返すのも 疲れて
酷く 目眩がして
もう眠ろうと
カーテンに手を掛けたら
そこで いきなり
焦燥 が顔を出したんだ
質の悪い 奴は
そこいらじゅうで
暴れて 叫んで
喚きまくって
引き金を引け とか囁いてる
こういうときは
無視するのが 手っ取り早い
もうとっとと寝よう って
ベッドにダイブした
そしたら
今度は 感傷と陶酔
仲よく 手繋いだまま
向こうから
僕の名を呼ぶ
二人は 気づけば
いつも一緒に 居て
やたらと 馴れ馴れしく
僕を 励ましたりも して
だけど 突然
途轍もない裏切り を
くれたりする
一番 手強くて
やっかいな相手だ
耳まで塞いで
捕らわれないように って
神頼み も含めて
ちょっと 重症
後は 右往左往
祈りなんて
最早
「一種の通過儀礼
みたいなもんさ」
少し 気を抜いて
緩んだ
ほんの一瞬
なんだ、あれは
得体の知れない
大きな 黒い竜巻
いきなり
部屋ごと巻き込んだ
呑み込まれそうに なって
這いずって
生命力 とかいう
最終形態で以って
飛び出したら
なんて 恐ろしい顔だ!
その化け物は
トラウマだ って
名乗ったんだよ