詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
天才は、湯船で血塗れだ
ブラッドスカッシュが堪らないと哂う
外科医にだってなれるぞ、
今なら
完全無欠の彼は天才
鮮明で、
過酷な試練を
毎日 背負ってる
十字架より重い運命だと
彼は、
誇らしげに云うのだ
アクセスする
いつものサロンで
今日は決着つけてやると
堂々と宣言して
立ち去った
後ろ髪惹かれる想いとは、このこと
そう
皆は知ってた
未来の行方
研ぎ澄ましたカッターが
美しい曲線を描く
彼は、やっぱりコーフン気味さ
波打つ動脈 青い血管
呼吸も荒く
意識は薄れてゆく
やがて、
飛び出した目玉を
刳り貫いて
FINISH!
天才は、湯船で血塗れだ
明日も何処かで
天才は、血塗れだ
天才は、天才に殺されてゆく
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今日、
生まれてから
死ぬまでの
ほんの少しの間に
君は一体
どれだけの愛を
見つけるだろう
走りゆく秋の背中
卑猥な夜を
潜り抜け、
言葉で埋めようと。
切ない試み
余暇とも呼ぶべき、
時間の縫い目に
声を落とした朝
黙ったままで
ふたりは
静かに、
現実を
離れてしまったね
先を行ったのは
私だから
もう、
何を繕うこともしない
けれど、
いまだ
眠れぬ日々は
心の曇りに
世界が
掻き消されそうに
なるから
ああ
今日、
生まれてから
死ぬまでの
ほんの少しの間の
道草
君に
相応しくなれなかった、
己の弱さを
思い知るよ
ねえ
"望んだ景色は、
何処に在ったかな?"
君が
欲しかったのは
醒めない幻
ただ、
それだけだったのに
星のない空
愛のない夢
ぜんぶ、
ぜんぶ
ただの灰になった日の話
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信じたいから
まだ、
鏡は見ないよ。
手帳の文字が
やけに
シンプル
写真に残したくないよ
あんなに
美しすぎたんだもん。
君の隣では
日々、鍛錬
毎日、
毎日
自殺願望は産まれる
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開花前線のニュースは
毎年
春になれば
勝手に
飛び込んでくるわ
あ〜
嫌な季節ね
だけど
桜の花びらは
そんな私にも
ちゃんと
舞い落ちて
頬を撫でるの
今度は
素直に
なれるかしら
素敵な恋の為の
冬眠
もう
充分したはずよ
後は
硝子の靴を
あなたが拾うだけ
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貴方様、
どうか
あたくしを
裁いて頂戴。
最期は、
愛した人に
見届けて欲しいんだわ
その清らかな両手で
幸せの真似ごっこ、
延長戦
キック・オフ。
そして、完結編
さあ
その手で絞首刑を
最期は、
貴方の中で逝きたいわ
ねえ
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人知れず
そっと
想い 膨らませている
遠く 遠くに居る あなた
誰に 気づかれることもなく
芽生えては
枯れる
そんな 小さな恋の 欠片
神様
わたしは
明日
死ぬでしょう
空に 手も伸ばさぬ内に。
だから
藍色に
染め上げた カーテンで
全てが 夢じゃ ないこと
最後に
確信させてください
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嵐の夜に
銃声を
すんなりと
溶け込ませる
みたいに
心が
泣くことを
思い出すまで
ちょっとだけ
俯いていてもいいですか
雨の歌
やさしくて
とてもやさしくて
何だか
全ての
煩わしさを
癒してゆくような
ときめき
雨宿りの君
ねえ
今日は
あなたに
話しかける
きっかけもあるね
それは
小さな水溜りを
ひょいと
飛び越えるような
ほんの少しの勇気
そして
やがて
世界の色
180°変わってゆくなら
私は
どんな一日だって
愛せそうな気がするの
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もうすぐ、やってくるね
桜の花びら
舞い落ちたら
また、逢えるの?
切ないのはきっと、
保証もない
薄っぺらな約束だと
知っているから。
溜め息混じりの
祈り、捧げ
出会った夜に感謝しよう
今は
ひとりでも。
本当は
ただ愛してると
言いたくて
愛してる、と
言ってほしくて
ここにあるひとつ
大切にしたなら、
何かが
生まれる予感が
していた
そっと、願ってよ
今日が何より
素敵な一日になると
信じて
もし、悲しくなったら
空を見上げてよ
距離を埋めてく
この温度
さざなみみたいに
そよぐ桜が
涙、せき止めて
いま
恋を確信させる
今度こそ、離さないで
それだけが
わたしの
唯一の願いで
逢いに来てね
誰よりも
先に
手紙の束
崩す指
やさしく浚って
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肌に触れた
愛しさは
心まで伝わって
震えるよな
未来を
ここに
差し出している
もう
あなたばかりを
愛することにも
疲れたけれど
決して
無駄には
したくないから
笑わない
もっともっと
より良い明日の為
あなたが
居ない世界でも
逞しく
生きてゆける様に。
投げやりだった
日常の雑っぽさも
もう少し
改善してみたら
それとなく
色彩は
変わるものだよ
もっともっと
より良い明日の為
より良い自分の為
これは
終わらない挑戦
終わらない永遠
終わらない
ラブ・ソング
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火花のなかで
ときめいた
恋
ああ
なんて、
ロマンティック!
そっと
星降る丘に
のぼり
祈っているわ
ふたりの未来
いま
アイシテルより
欲しい
言葉があるの
ねえ
もっと近くで
私を見ていて
すべてを見ていてよ
何ひとつ
見落とさず
あの頃には
もう
戻れないけど
悲観なんてしない
好きな夢
幾らだって
あなたと描けるから
傷ついてないフリ
見抜いたら
俯く夜を
救いに来てよ
ここから
君は見えなくて
ひとりじゃ
何もかもは
擦り抜けてゆく
シンプルに生きるなら
結論は
いつも、ひとつだけ
君のことは
きっと
嫌いになれないわ
だから
祈っているよ
ふたりの未来
いま
アイシテルより
欲しい
言葉があるの
...気づいて!