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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[988] ステロイド
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夜が遠くて
吐きそうになった

きっと

朝が笑っても
あたしは笑えずに

電車を見過ごして
何回か

試みるんだと思う

様々な側面から
あらゆる正攻法

多分

あたしは
笑いたいんじゃなく

笑顔を知りたい

それだけのことで

あなたの
景色に辿り着く為に

永遠に終わらない
詩を書き続けます

2008/06/24 (Tue)

[989] ノスタルヂック
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大嫌いと云えなくて

伸びる影
黙って見つめた



みじめで孤独な

そんな
憂鬱の日





羨ましいとは云えなくて

あたし
誇りを捨てたなら

きっと、上手くやれたのに...。















傘を忘れた雨の日は
濡れる世界

置いてきぼりで



後ろめたさも
ついて回った








きみが
厭だと泣いたから

何にも出来ずに
潜り込んだ、



昨日の感傷論





切ないね

誰もいない景色





衝動で頷いた、

否定も心地よく
響いてたはずの










あんなに飾ってた心は

何処へ
いってしまったの?










水色の胸

空洞を埋める





きみが
記念にくれた

ちっぽけな痛みと宇宙。















背中に書いておいて

あたしがしたこと、
言ったこと





傷つけた総てのもの








今更、

かなしいと言えたら
楽になれる?










でも、きっと無理だよ










海の音
切り裂いて

灰色の霧





何もかも隠したら










弾ませる唄

それは膨張色








あんなに飾ってた心も

嵐の夜には
勝てないの










紫の胸

嫉妬を焦がす





きみが
記念にくれた

ちっぽけな悩みと宇宙。


2008/06/25 (Wed)

[990] 修羅雪
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濡れたまま立ち尽くす
当てもない日の後悔士

空の痛みにやっと
気づいたとき
青は哀しみを増していた

2008/06/25 (Wed)

[991] 一人勝ち
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カーテン越しに
朝を知った










時々

自分を
ぐちゃぐちゃに

壊したい










痛む日が

夜を
まやかしに変えたんだ










今日は

ざわめきの中に
そっと

真実を紛らわそう










だけど
本当はね

ちゃんと

誰の目にも
明らかになるよに










血液の量に
比例する幸福

いつか

見つけたいんだけど










世界の生き辛さを
きっと

解っているから










もどかしさで
心が

呼吸を忘れる










それでも

生涯、
夢想家でも構わないよ










それらを
イメージすることは

あらゆる
選択肢を

可能にしてるように思う










だから

上手に笑う生活より

素直に泣ける
自分でいたい










だって、

収支より中身が

評価されるべき
じゃない?










シンプルに
あるがままに

考えてみたら、










雨の日も
何ひとつ

恐れることはないのに

2008/06/25 (Wed)

[992] どうかしてる夜
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あたし、
どうした?

どうもしてない

嘘!

どうかしてるよ
だって

心臓の音
うるさくて

眠れないだなんて!

あたし、
どうした

どうもしてない?

でも

あたしじゃ、ない
きっと

そう

あたしは
あたしじゃなくて

今のあたしは
あたしを

忘れた

あたしは

あんたのものに
なっちゃったんだわ

2008/06/25 (Wed)

[993] 特等席
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都合いいだけ

解ってたけど
逢いに行くのは
止められなかった

都合いいよね

泣きたいときだけ
私を呼ぶのね
でも、嬉しかった

忘れないで

私は、
あなたの為に
私を売るんじゃない

可哀相だなんて
言わないで

私は、
私の為に
私を売った

そして

私は
私の意志で、
私を殺すんだ

だから

さよならより
明日の

初めましてを
約束してください

私は、
あなたの物になれたら
それでいい

私は

あなたが
私を折るなら
喜んで、

土になれると思う

本当に
大切なことは
きっと

いつだって
目には見えない

だから
私は

この刺を
大切に育てるつもり

あなたは
絶対、

愛してしまうでしょう

薔薇に恋した
星の王子さまみたいに。

ねえ

私は
弱いから

刺を育てるの

あなたは
絶対、

愛してしまうわ


2008/06/25 (Wed)

[994] 鈍感な君へ
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大丈夫だよ
って言うときは
大丈夫じゃないとき
よく覚えとき

2008/06/25 (Wed)

[995] 答え
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僕たちにあって
死人にはないもの





体温、
言葉、


未来、



魂、





...





何もかも
全部が

揃ってるでしょ?





それから

僕たちにできて
死人にはできないこと





生きること
死ぬこと

歌うこと



笑うこと





何もかも
全部

だよ


だから





まだ、

諦めちゃ
駄目だよ






2008/06/25 (Wed)

[996] あと、202マイル
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私は、

君を
ちゃんと
愛せているかな





2008/06/27 (Fri)

[997] 小噺
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例外の噺は
もう、如何でも好くなつて

整理するなら
今位の頃





引き出しが
溢れ返つてる

時代が

其れを求めてる










語源だとかは
もう、関知する処ぢやない

習得したでせう
明くる日の宴も





ノンアルコールの
情緒・酔態・巧言

貴方の視線が

痛かつた










訓練をしてみるのです










日々、感性を鍛えたり

君の我が儘の
宥め方や

騎乗の角度










大した苦労には
及びませぬ

合理的、且つ可及的





そして
人は、云うだらう





己の非が
黒過ぎると










見逃しても
構わないなら

好い加減、

気持ちに
正直になつて





昨日の皺寄せを
笑つて

眺めていよう





私は、
送り出して

あげるから










甚だしく
赦し難いと

息を荒げる、なら

好い加減

此処らで
御暇します










始末の悪さを
擦り付けないで





體が視てゐるよ










慈しみを
振り撒いた午後

墨汁色の、

深く
立ち込める霧の中で










其の暁には
きつと

貴方を
択ぶから










あべこべな夢で
出遭いませう



2008/06/27 (Fri)
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