詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ふと 気づいたとき
ここには
何にも なかった
つぼみさえ なく
ただ 青い ちいさな葉と
折れそうに細い
茎が1本
周りにいた人達は
幾つか
花を 咲かせてた
赤やピンク 黄色
とにかく
色とりどりの
それは それは きれいな花
私は 寂しくて
クレヨンで
造花を 描き足した
大きな花びらと
美しい 香り
そうね
でも それは
全部
偽物で
そうね
ただ 虚しいだけ だった
偽りを愛す 彼の存在も
今では 時々
悪夢に すり替わる
私が したことは
大きな遠回り
そして
酷く憂鬱な 茨道
けれど
期待しているの
明日は
何色にも満ちるだろう と
そんな空想で
孤独
ごまかしつづけて
もし まだ 赦されるなら
私は 紫の花を
咲かせたいと 願う
君の好きな 紫の
ちいさな
ちいさな 花
ただ 愛される そのために
生まれてきた と
一体
どれだけの ひとが
信じてくれる?
それでも
彼女を羨むのは やめるわ
陽と雨は 平等に
明日も 大地を潤す
もし まだ 赦されるなら
私は 紫の花を
咲かせたいと 願う
君の好きな 紫の
ちいさな
ちいさな 花
空に よく映える
その色に
全てを期待しているの
明日は 何色にも
満ちるだろうと
明日は
何色にも
変えられるのだろうと
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ひとから見れば
取るに足らない
ちいさなちいさな愛情も
あたしには
嬉しかったんだ
泣けちゃうくらい
嬉しかったんだ
おかしいよね
要らないって
あんなに思ってた
はずなのにね
つまりは
本能が
求めてるってことで
"空が終わらない"
そんな普通のことも
嬉しくって
ねえ
傍にいてもいいかな
今は
ほんの少しだけ
ちゃんと
期待できてる自分を
褒めていたいから
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鬱ぎがちな夜を
そっと
照らしてくれるひと
星明かりに
揺れていたよ
ふたり
幻は
遠く遠く
遥かな日を映して
翻弄されるがまま
悪魔の囁きと
天使の微笑み
ねえ
君にも
聞こえている?
ありがとう
私は
ずっと願ってた
あなたは
叶えてくれた
幻は
遠く遠く
遥かな愛を
語り継いでく
ありがとう
私は
ずっと願ってた
あなたは
叶えてくれた
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
僕の友達は
月と太陽
月は静かに歌を唄う
誰も聴かない
聞こえない歌
それは
僕の心にだけは
響いて
いつも
切ないメロディを
奏でる
静寂の空に
一筋の
青い光を落として
僕のために
足元を照らしてくれる
ただ
闇の中でひとり
煌々と光る
そんな僕の友達
太陽は陽気に歌を唄う
皆が元気になれる
魔法のような歌
それは
僕の全てに
響いて
いつも
素敵なメロディを
奏でる
青空の下
眩い
光の粒をばら撒いて
僕のために
愛を注いでくれる
ただ
力尽きるまで燃えて
燦々と光る
そんな僕の友達
誰もが通り過ぎてゆく
こんな世界で
月と太陽は
教えてくれた
愛すること
信じること
夢見ること
願うこと
暗闇に佇む
儚い気持ち
希望に満ち溢れる
幸せな心
僕の友達は
月と太陽
今日も僕は
おしゃべりするの
朝は
太陽に語りかけ
夜は月と
目と目合わせる
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好きなとき
好きな言葉を
好きなだけ
並べるだけ
時には 私
時には 僕
絶望を焦がした
少年のように
或いは
地図を失くした
子供のように
恋に 夢見る
乙女のように
そう
それは
フラストレーションとか
ゆうやつで
自己弁護
ともいえる
ただの悪あがきです
けれど
錆び付いた希望の中に
確かな傷と
痛みをくれる
降り止まぬ
雨は
傘を差せばいい
激しい風の中は
鍵を掛ければ いい
しかし
私は 嫌なのです
そこに見える
景色を
掴み取りたいのです
君が笑う
「自己愛」
その果てで
真実を
見透かせたなら...
ねえ
それも また
素敵と思いませんか
回れ右 で
ほら
明日に変わる
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勘違いも 甚だしいの
あたしは
何を
掛け違えていたんだか。
その眼が 好き と
言う時に きっと
女の顔 して
酔ってたんだわ
主体性のない
ふわふわ した心
丸で 今夜は
嵐の前触れ の様
チラチラ
時計に
目をやりながら
好きなTV番組が
気になっていたの
結局そう
いつも 人は そう
あたしは
財力のある 男が 好き
どんなにか
言葉で
諭してやったって
ねぇ
どうにも 通じぬ
相手だって いるのよ
(ほら お隣に)
今日は
何度も
似たような 後悔
繰り返してるのに
あなた ちっとも
振り向いては くれなくて
あっかんべぇで
もう一度
薬 飲み干す アルコール
そして ここで
また 途切れたら
あぁ
現実に
目覚めちゃうんだわ
あぁ↓