詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
不意に
裏切られた後の
あの
深く
沈んでく感じ
喪失感
「気持ち、追いつかない」
きっと
現実がわたしを
見失ったんだ
頗る
天気は悪いのに。
裏腹、絶好調
この世は、諸行無常
星になる日が
待ち遠しくって
毎晩
両手を
合わせてみたりする
そう
行方知れずの
回答も
引き寄せたなら
君に
伝わるかしら
半分ずつで
痛み分け
朝が来る前に
夜と
手を切って
始発で、快走
ほらね
一人勝ち
いま
理由よりかは
行動が
欲しい
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秘密の願い
心、壊して
隙間から
零れ落ちた
ちいさな祈り
本当は、想ってる
どんなに隠しても
真実は絶対、
汚せない
空へと続く夢
蔦が蔓延り
だけど
時々、
どうしようもなく
不安になる
下を見れば、
底なしの闇
ねえ
あなた
誰の為に
泣いているの
月夜に捧ぐ唄
今、翼が生えたなら
きっと
自由は
待っているけど
あの青
かなしすぎるから、
少しだけ微笑むよ
吐息に乗せて
何度でも
描いてみるの
この真っ黒な
部屋の扉
誰かが叩くまで
誰かが叩くまで
世界が
ちょっと
優しくなるとき
本当の色に
そう、
気づけるから
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美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
誰の元にも 訪れるけれど
それは 一瞬のこと
過ぎてしまえば
次のつぼみの為の
肥やしとなるだけ
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
ご覧
夢も恋も
こんなに 輝いている
空は微笑んで
刹那 愛でるよ
手を伸ばしたら
好きなだけ
熟れた林檎を
好きな だけ
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
尊きものです。
青く 赤く 淡く
さあ 謳歌しよう
今しか 出来ぬことを
今しか 出来ぬことを
追いかけよう
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
一度きり
たった 一度きり
「素敵」
泳いで 渡る夕暮れ
笑って選べる
なんて 麗しき朝
けれど 時々 尖った刺は
人も 己も 傷つけてゆくから..
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
どうか
今
出来るだけのことを
してほしい
今しか 出来ぬことを
あなたに しか
出来ぬことを
存分に彷徨って
そして 味わって
ただ ありのままに
今日も
煌いていてほしい
それだけです
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フアンテイ
ふらふら ゆらゆら
蛇行をしてみる
ふらふら ゆらゆら
抱こうとしてみる
君の匂い くらくら
騙されないぞ
ああ でも やっぱり だめ
吸い寄せられる
ぱらぱら つらつら
日記をめくって
すらすら いらいら
書くことないけど
傍目から見れば
寡黙な 秀才
ペンでリズム 刻んで
時を刻んで
腕を刻んで
はい おしまい
結局 ボクは
テキトーなのさ
あの人の 何もかも 憧れて
飄々 とした 雰囲気や
喋り方だって
真似したり した けど
如何でも いいんだ もう
結局 ボクはテキトー
ひらひら きらきら
翻ったアーガイル
あらあら こらこら
理性
振り切って
突っ走る白けた月
見切り発車も いいところ
でも 結局
ボクはテキトー なんだよ
目覚めた 朝日は
気まずい顔 して
ねえ
いかにも 避けてる感じ
ボクの部屋 には 光が 射さない
カプセルのパステルがグラデ
ライオンのワッペンが
ノアで
横文字社会 に 馴染めずに
弾き出された
おはじき 一つ
新参者よ、先に行け
ああ 胸焼け
いや 胸騒ぎがする
明日は 何して 遊ぼうか?
テキトーに
時間が過ぎてく
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傷つけたくないと
願うものばかりなのに
君がする
選択は
いつも
正しさから逸れている
上塗りで重ねてく
塵のよな、恥を
「若さ」と名付けて
片付けるんでしょう
どうせ、また。
ねえ
一言云わせて
あたしは、
そんなに強くないけど
弱くもないのよ
そう
「買い被ってる」
境界が消える頃、
上手いこと
やりこなして
現在を操作してみよう
ねえ
先入観は捨てて
「魂が欲してる」
傷つけたくないと
願うもの、ばかりだから
愛していたいと
願うもの、ばかりだから
それでも、めげずに
ちょっとだけ
笑ってみるの
ほら
今日は、
ドアチェーンを
外して
睡れる
「安堵、包まれた証拠なの」
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肩透かしの明日
赤い色、拭って
僕は強くもなれず
弱くもあれず
剃刀を胸に抱いて眠った
尤もらしい
言い訳だって
見る見る内に
真実味、帯びて
昨日、唯の敗者になった
言葉は掠れて
足元を撫でた
君は、もう居ない
引き際も心得て
さめざめと月が蒼く
融けだしてゆく様な、
予兆に胸騒ぎ
美しいものには、
刺がある
さだめとしたら
幻でも多分、
何だって好かった
息絶えてゆく
白い日よりかは、
一瞬だって
頂点に居たかった
「上り詰めたかった」
モザイクの奥
だあれも知らない顔
そうゆう、
愚者の類の妄想
本当に
それだけの
つまらない僕なんだ
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何度も 泣いたり 拒んだり
睨んだり 蹴ったり 怒ったり
痛んだり 病んだり
笑ったり
結局は 好きだった
如何仕様もなく。
"見えない誰かを愛せている"
風は 直止んで
背中を強く 押して
また 少し嬉しくなる
君が待っている
疎ましいことも 沢山あるけど
それさえ 霞んでく朝
言葉途切れてしまう前に
早く早く はやく
逢いたい
常温の中 辿り着いた 愛しさ
初めての気持ち だった
君が 恋と 呼んだ
疎ましいことも 沢山あるけど
それさえ 霞んでく朝
言葉途切れてしまう前に
早く早く はやく
逢いたい
躊躇わない もう
魔法をかけて その指先で
今 愛に変わる前に。
そう
幕は いつだって
開いているから
君が望めば
世界は
微笑むのだから
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流行り 廃り 目まぐるしく
すべてが 入り乱れる
こんな 世界だけれど
いつだって きみを 想ってる
触れることさえ 躊躇って
間合いを 図るばかりの
強かな 昼も
その存在に 何度
救われただろう
失ってでも 得たいものが ある
これだけは 譲れないよ
きみと祝う 密やかな未来
そこに待つ 本当の色に
ふたりの真実 隠れているの
その存在に 何度
救われるだろう? これから
同化 してゆくことも
厭わないのさ
ぼくは そんな恥じらい
抱きしめたいと
ただ ひっそりと 思うだけなのさ