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快感じゃがーの部屋  〜 新着順表示 〜


[464] 添い寝
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大人になる日 を 憂いた後で

もう 如何仕様もない
孤独なのだ と 識った

誰かは 泣いていたし
誰かは 憤っていた

でも 誰かは解らない

ただ とても 優しい人だった










気持ちに嘘を吐き
ぐるぐると

同じ場所を 巡り

二人は 本当に
気が違った みたいに

そんなことの繰り返し



繰り返し










仕舞いには
自分の名前すら 曖昧で

愛した記憶や

触れるのを
躊躇っていた










「君は そろそろ
あっちに行くんだね」










判っていた 何と無く

だから
恐れはなかった










「ここは 暗いけど
また 会えるよね」





「光の為に 生きていよう」










誓った言葉は
ありきたりなもの

だけど





それでも 構わなかったんだ










行為に
意味を見出していたし

共有するものが あれば
それで好かった










「炭酸が飲みたい」



多分 最後は

そんなことを
言ってたね










「許すことができた なら
もっと


別の生き方が
あったかもしれない」










君は そっと呟いて
そうして

僕たちは 戻った だけ










素敵な終わり というものが
どんなものかは

知らない





だけど きっと

これは
素敵な終わりでは なかった










孤独と馴れ合い
傷を舐め合う

そんな生き方 が

良いものかも わからない










だけど きっと
今は

最高潮じゃない





だから 歩ける


だから 走れる










だから まだ僕は
歌っていられるんだと 思う

2008/04/29 (Tue)

[463] 開眼
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いつもより濃い口紅と
香水で

今日は、本気だと教えてあげた

2008/02/08 (Fri)

[462] 刻め
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私は求めすぎたんだと思う

彼の様々なものを
求めすぎたんだと思う



100をくれたあなたに
120を強請り

120をくれた次の日に
150をせがみ



そんな感じで
なんとなく

自分を制御できずに



彼の心を
切り裂いていたんだと思う



付き合いきれない

そう言って
部屋を出て行ったとき



なんだか

世界が右に捻じれてく
感じがして



もう訳が分からなかった



多分彼に頼りすぎてた



だから彼がいないと
私はただの

子供だった



あなたの居ない
朝と夜を

何度も過ごして



あなたの居ない
色んな空間を

どうにかやり過ごして



私のことを本当に
考えてくれる

親友が居なければ



私はずっと
彼のことを

責め続けていたよ



今更



どんな謝罪も
無意味だし

愛してたと言っても
酷く身勝手で




けれど



写真を眺めて
気づいたのは

本当に欲しかったものの
本当の在り処



あなたが私を愛し
私もあなたを

愛し



ただ二人で居られたら
それだけで

好かったんだ



今更



今更



今更。



なんにもならない
言い訳だと知ってて


でも
止まらないよ



本当に今更



親友が
私を抱きしめながら



その涙を

次の誰かの為に
忘れるなと



そっと言ってくれた



私の周りには
優しい人ばっかりだ



だから
私は

あの日を一生忘れない

2008/02/08 (Fri)

[461] 砂のお城で好かった日
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ありがとうって
言わなくなったのは

いつからだろう



好き嫌いを
はっきりできなくなったのは

いつからだろう



心から笑えなくなったのは
いつからだろう



夢を見なくなったのは
いつからだろう



大人になるってことは

何かを得る替わりに
何かを忘れるって

ことなんだよ



誰かが
そう言った気がした


2008/02/08 (Fri)

[460] 入り口
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同じ過ちを
何度も繰り返した

同じ道なのに
何度も迷った

同じ言葉も
何度も言われた


だけど

また此処に
戻ってきてしまいました。

2008/02/08 (Fri)

[458] #335
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取り敢えず、初めに言いたいこと。


携帯のメモリーを
増やしたいだけなら、

最初からそう言って欲しい。





言ってくれれば、
あたしだって

ちゃんと解るよ。





変な期待だって、
しないで済むよ。





あたしは
あなたの数合わせじゃ、

ない。





でも、





近づく理由は、

今は
何でもいい。




2008/02/07 (Thu)

[457] 偶数×奇数
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あの回りくどい感じに

ちょっとまた、
惹かれそうになる

明日、目覚めたら

すぐにでも
夢日記を書きたい

心臓の鼓動を
確かめるだけの

マニュアル

でも、そんな容易いことが
怖かった日

とても怖かった日

君がちょうど

そこに
通りかかってくれて

それは激しい嵐の夜の
ほんの少しの、

雨宿り

冷たい身体を重ねて

凍え死んで
しまわぬように。と

祈りながら
眠りに就いたけれど

明くる日は、
良い天気だったから

二人には
別れの言葉なんてものは

必要なかった。

多分、私は
ちっとも弱くないし

そして
ちっとも強くない

ただ、生には疎く
死に固執している

そんな少女なのです

電気を消したら
世界は、もっとよく見えるのに。

指先で
「愛」と描くくらいの、

シンプルさ

けれどきっと

そういう日々が、一番
幸せだったように

思います

私は、ただ
そんな少女でした。

そんな、平凡な少女でした。



2008/02/06 (Wed)

[456] ハバネラ
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もどかしくなった
痛々しく見えた
誰かの隣で
君が笑ってた
ハバネラを聴いて
もう少し横たわって
まだ参戦できない
100じゃなきゃ
欲しくない

2008/02/06 (Wed)

[455] やさしい生き物
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腫れ物みたいに
皆が避けてゆく中で

たったひとり

あなたが
ここに来てくれた





自ら望んで
その足で近づいて

あなたの言葉で

ちゃんと
届けてくれた





ありがとう

君がいなかったら
私は

ただの馬鹿だったよ





人生はこんなにも
くだらなくて

虚しくて





つまらないものだって
錯覚している





自分で

自分を
殺してしまうような

そんな

ただの馬鹿だったよ





そんな
ただの馬鹿で

終わるところだったよ





痛み撫でる指が
温か過ぎて



あなたの言葉が

目に沁みて





人は

やさしい生き物だと
思ったんだよ





生まれて初めて


そう
思ったんだよ

2008/04/29 (Tue)

[454] 
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ああ
またごみを出さなきゃ...





そんな一人言で
独りになったことに

気づいた





彼はいない
自分で出て行った

鞄一つで
彼女の元へ





生きているから
廃棄物は出る





絶え間なく
絶え間なく

毎日がその繰り返し





でも本当は
薄々気づいていた





あたしは塵の一つで
みんな塵の一つで



彼も塵の一つに
過ぎないこと





世界に蔓延る
「要らない物」は

きっと人間なんだ





処分するべきなのは
この部屋じゃなく

彼の忘れ物じゃなく



あたしの心





理解っているけど
いつも優位なのは

結局
こちら側で





残酷なほど
世界は静かだ





庭に撒いたパンくずを
雀が群れになって

つついている


2008/03/07 (Fri)
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