詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
コーラの炭酸で
体が可笑しくなった
夜に
君を見逃しちゃったんだあ
だってねえ
あんまり
すき好き言ったって
なんにも
変わらないと思うんだあ
行きたいなあ
逢いたいなあって
思ってることが
辛いんだあ
自分じゃない自分を
演じてることが
気持ち悪いんだあ
うん
まだ子供なんだよ
早生まれは
損が
多すぎる
君はあたしを
年下だと思ってるし
妹だとか
言い出す始末
ノートの端っこに
ちょっとだけ書いた
似顔絵を
似てないって
笑って
押し返すような
いつもの君は
どこへいったの
あああ
流し飲みして
もう
忘れちゃうんだあ
だって
いつかは
忘れちゃうんだあ
この気持ちに
終わりがあるなら
その日を
自分で
決めたいんだあ
コーラのせいにして
もう忘れよ
携帯電話〜
壊したいよ〜
必要もないメモリー
全部消したいよ〜
でも壊せないや
現代人
だもん
所詮
汚染されてる
現代人なんだもん
進化が
コミュニケーションの幅を
広げてるだとか
誰かは言ってたけど
あたしたちは
見失う
ばかり
あたしたちは
不器用になる
ばかり
気持ちは
どこへいったの
ねえ
ますます
あたしたちは
口下手になってっちゃうよ
遠回りを
選んじゃうよ
ずっとずっと
そう
指が発達
しすぎてる
ねえ
君は
どこへいっちゃったの
へそくりの在り処を
忘れちゃったの
コーラの炭酸のせい
だ
ほら
ハイになって
あたし
可笑しくなった
目から水が
こぼれてる
ほら
可笑しくなった
君を見逃した
君を見逃した
コーラの炭酸のせいね
追伸
気の抜けたコーラほど
まずいものは
ないのよ
だから
魂を込めて置いとく
炭酸が暈せば
もう
君は
誰のものでもなくなるの
ほら
あたし
可笑しいよね
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彼の云う こと が
絶対 だ なんて
誰にも わかりは しないのに
冷めて ゆく この夢 が
嘘 なら
ああ っ
君 を認めてしまいそう!
蔑んで
しつこい くらい
まとわりつく
倦怠感
もっと 鳴らして
掻き 乱して!
あたし の
この世界 に 生まれた
意味 を
あなた が 唇で
吹き消してよ
そうしたら 本望!
一筋の煙 に なって
溶けてけるじゃ
ない?
君が どれほどの孤独
背負って
いたか?
今のあたし には
関係 ないし
知ったことじゃ
ない!
だから
今日の火 が
消え かかる終わり を
この目に
ずうっと
焼き付けておくの!
羊が一匹
飢えゆく様を
この目で
ずうっと
ずうっと
焼き付けておくの!
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食い尽くした筈、の後悔
でも。
それは
消えては、いなかったのだ
蹴るたび、殴るたび
形を変えて
増えて、ゆく
クロイ
黒い塊。
全身の隅々まで
行き渡り、
日毎、
あたしの良心を
蝕んでいったよ
ビスケット理論、
君は信じますか
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裸足のまま
駆け上がる
記憶の淵に、
お姫様は
なんにも云わず
俯いてるよ。
限界を超えた
碧いなみだ
あなたの哀しみを
慰めるように
次から次へと
溢れてゆく
溢れてゆく
『−マギラワシイ−』
苺色の
甘い言葉は
もう要らないの
檸檬の
しずくが
欲しい
蔑んで
ぶって
打ちのめして
欲しい
闘いの終わりは、
センチメンタル・ガール。
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汚染される前にと
手に取ったマニュアル
潔癖な誰かの
石鹸の匂いで
も一度
運命論
引き戻されそうになって
読み耽ったなら
結局は同じだった
現在が正しい
そう思えばきっと
怖くない
畏れを超えて
君がゆくとすれば
もうあそこしかないって
何となく
多分解ってた
でもこの本には
対処法が書いてないね
肝心なことは
いつだって
"自分次第"
手っ取り早く
片付けたいんじゃなくて
もう感じたくない
様々な気持ちも
あらゆる角度からの
立体的擬態
大人の建て前とか
嘘ってやつも
もう見たくないと思った
今度こそ
本当に
心の底から
生きる気持ちになれなかった
いよいよ
最終更新とやらだ
ぼんやりとした
そのときめきは
やがてくっきり大きくなって
そろそろ
輪郭を現す頃合
鈍い音
奥行きは何だかリアルで
埋もれて死ねたら
きっと本望
たった一つの独創ライン
君は先に越え
今
夜になった
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くれぐれも、
なんて
注意喚起もいいとこで
あたしは
自分が
一番大事だから
有るだけ、
使いたいの
生きてる内がすべて!
寂しくないよに、
砂糖も入れて
椿の馨で
空を埋めたら
湿っぽく泣くわ!
嘘吐きの体温が
何よりも
心地良いことを
君が笑って
証明してみせた
冬の終わりは
もう
近いケド
駄々捏ねて
そっと
季節、慈しんで
夜ごと
美しくなってく
煌きが
何よりの
ご褒美よ
生きてる内がすべてなの!
後悔なら、
あの世でネ
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死んでいるのか
生きているのか
生きているのか
死んでいるのか
生ける屍
とどのつまり
廃人とゆうやつで
たかる蝿
振り払い
死臭を
きつい香水で
誤魔化して
覆った包帯から
なんでもない顔を
覗かせる
日に照らされ
ようやっと
顔を出した
本心
しかし
翳れば
同じことなのだ
「諦めの悪さ」
狂い咲き
今日が
死にそうな夜
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未だ探しているの?
ギゼンは容易いよ
でも100じゃないなら
そんなもの欲しくない
爪弾きの結果がこれさ
五万といるゼンニンの中で
きみは隠れて生きてる
そうだろう?
先手を打ったのは間違いで
戦いを好んだのは筋違い
前途多難な
先入観に縛られるなら
やっぱり
そんなもの欲しくない
愛を語るカレが
イチバンそれに拘ってるように
きみはほら
捨て切れてないんだ
旋盤士は云ったよ
色とりどりの夜の波間から
星雲の彼方から
きこえる声に耳を澄まして
思うことをなせ。と
そしてイマ
ぼくはきみに云うんだろう
子供たちの笑い声が
あの赤き支配者を
揺らしているよ