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快感じゃがーの部屋  〜 新着順表示 〜


[290] 夕焼けときみとトライバル
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先生に
言われたからじゃ、ないよ










ただ、すごく

何ていうか...











興味があった


それだけ。













刺々しい言葉で
追い返して



交わりを拒むのは








傷つきたくないが

故だと
聞いたよ














貴方は
案外


弱いひとなのかも、ね?











あっ


また不機嫌そう











睨みつけるトライバル











居心地の悪い
空気を



先に破ったのも

きみだった












空見上げて




もうすぐ雨が降る

なんて








言って
傘、突きつけて

それっきり














ねえ


貴方は
案外


優しいひとなのかもね











ほら


きみのおかげで
濡れずに

済んだよ





どうも、ありがとう










似合わぬ
アーガイルに


思い出し笑い、して






柄にもなく



スキップしちゃったの










全てを信じた訳じゃあ、ないけど。










明日、また来てもいい?

って聞いたら





背中が
いいよ、って


言ってくれたんだ












ああ、そうか



貴方はきっと
誰よりも


壊れやすいのね






だから

自分を守るのね















今度、一番に
上手くできたクッキーの





味見は
貴方に


お願いします。

2007/11/24 (Sat)

[289] 黒服
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キスの温度に
委ねたのは



生温い

幻想












現実が
すべてじゃないことを


識った日に











引き攣って笑う
きみに


恐怖を憶えた













浮かぶ言葉

投げかけられずに









昇華したはずの


今朝の
わだかまり







ああ



また増えて














陶酔も
美しいと





あなたなら



微笑んでくれるでしょうか












水仙花に
滴を溢したあなた















初めての黒服は
皺皺の

ままで。














笑えないよ



ねえ













ちいさな背中が
語るのは




見落としそうで






でも
深い悲しみ












舞う部屋に
掻き鳴らす

運命が





聞こえたなら







今すぐ



会いにきてほしい











強引に





強引に














喩えば
雨の白昼夢













滑り込んだ
紙切れに




消せない



きみの言葉












まだ
握り締めて

いるの














壊したい





壊せない










冷めない
気持ちが





秋風のなかで










きみの顔を
ずっと



見つめ続けているよ



2007/11/23 (Fri)

[288] 時雨
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依然、
心に根を張る

孤独









どっしりと
構え



大きく口を開け






今まさに、
君さえも



呑み込んでしまおう


とか







画策しつつある



そんな孤独












じれったく
疎ましく



けれど

振り切れずに







ただ、泣いてみるのは


きっと






寄りかかっていたかった

だけなのかも













水を弾く
青白い肌と




染み込んでゆく



在りし日の憂いと











如何仕様も無い日の
心の静けさ






そして

ざわめき











ねえ



殺せなかったのは
ぼくのほうさ








多分、
後悔しているのも



ぼくのほうだ











あなたも

そうであったように




振り返るのが
怖いとゆう




それだけのことで








強がる横顔に
降り注ぐ



雨が




何故だか
明日を



見えづらくしている












ほら


浸かったまま
泳げない








淀んだ
瞳で



何を
切り裂こう?










見えない
空に


並べた星が





自虐気味な
性分を




じわじわと


攻めてゆく






さあ


平伏して
泣いて




其処で

愛を問うてよ



















後悔するのは
多分、


ぼくのほうだから




2007/11/21 (Wed)

[287] アルファルファ
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男は三十から










女は三十まで


















もっと、
優遇して欲しい













そうしたら












産んでやっても、

いい。







2007/11/21 (Wed)

[286] 損得勘定
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溢れ出す言葉に
身を沈め





落ちてくる涙を
掻き集め





ちいさな愛に
火を灯し





暗い闇なら
道案内












自分じゃない
誰かの為に



必死に汗を流すのを








損な生き方だと





あなたは
笑いますか










くだらないと
吐き捨てますか





















でも。




きっと悪くないよ










自惚れでさえ



心には
清清しくって














そんな風に






ただ
ひっそりと



生きてゆけたら









ぼくはもう
それだけでいいんだ





2007/11/18 (Sun)

[285] てふてふ
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虚偽の日々を笑って話した



これがさも
当たり前とゆうように







ほつれたスカート

手を伸ばし







もう駄目だわ...







きみは呟く









向こうにいる明日は


決してあたしを
待ってはくれないのに







あたしは
追いつけずに



ヒトリで
生きてゆく

夢を見るの...。











造り笑顔より
素直な涙が見たいと



ぼくは

云ったけれど








余計みじめになるわ。








きみはスカートを
引き千切った










切れ端の
落ちてゆく


アスファルトに




きみの刹那が
溶けてゆく...










ねえ


飛べないなら
飛べるまで



きみの隣に居ても
いいかなあ








サヨナラなんて言わないで



涙が落ちる瞬間は
傍に居させて








このまま

夕日が沈むまで




ずっとずっと
傍に居させてよ









翳る部屋には
もう


誰も居ない



寂しさも
襲ってこないよ










ほら


淡い水色のカーテンに
よく映える


赤と黒





透き通る眼差しは



黙って
ぼくを見つめた















この手を離さないでね。



まだ笑う

きみの
その羽根が


例えば
もげてしまっても



ずっとずっと
傍に居るよ






だから安心して



泣いていいんだ









さあ、おいでよ


このぼくの止まり木に

2007/11/18 (Sun)

[284] 妄想Knife
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繊細な音で、
崩れてくよ





緑の城










再生はいつも突然に。






ちいさな
現実味を携えて




















どんなに強く

この手で
抱きしめても





きみは
誰にも奪えないものだ










そうだろう?













そして、
僕はまた


思い知るだけだ










それならば、
いっそ





「溶けてシマエヨ」














数えるほども無い
きみの声が



強く、




強く
響いてるね





赤の城










僕はただ、
想い馳せて



こんな日は
もう



今日だけでいいと


唄う

















きみが苦しむ必要は無いから




きみが穢れる必要は無いから










其処で
枯れてく僕を


無言の侭



見ているがいいさ



2012/04/20 (Fri)

[283] 
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きみが好きだった
青が欲しい










銜えたままで


飲み込めずに居た










あの
深い青


















うん。





多分

逆撫で
だけなら






得意だったんだよ










本当は
求めてなど

いなくて













ただ


如何でも良かった








そんな気がする















(今となっては

もう




言い訳にも
なんないけど)



















離れないのは
粘着質な




負けず嫌いの

性分かな

















あゝ




きみが嫌いといった

青が


憎い











夕日に溶かされたのは
愛しさに似た





殺人願望















銜えているのに

なんにも
感じないのは











わたしが
駄目だった、



ってことなんだろう?

















頭のなかに
蠢く



その公式で








すべてを
四捨五入して頂戴な















削り落としてくれて
かまわない














だって



残り物にも
福があるんだよ















...ねえ、知ってた?




2007/11/17 (Sat)

[282] 自己責任論
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泣いて
強請った





あの日は
美しく





光すら反射して
煌いて見えた















けれど永遠は
形に出来ず



今じゃ劣化して













どす黒く
穢れた



剃刀の様...
















きみを殺したいきみを殺したい
きみを殺したいきみを殺したい














馬鹿の独り言で
済ましてくれて


構わないよ










何だかもう
酷く疲れて居る















明日を待つより


昨日を
慰めて居る





それが
精一杯で















自己責任論





今更
思い識るんだ










誘惑とか思惑が
頭の上を

漂って














葦にすら成れない



ぺんぺん草みたいな
















心無き
兵の行進で



いつも
全てが

忘れ去られてく...















さあ



明日
振り絞り


僕は咲いて見せよう





自由を鳴いて

此処に示そう







そして


そんな小さな
蕾達を





哂って
毟り取って





あの
丘の上に


並べてください













矛盾という文字に
並べてください












投げ捨てた日は
とうに

空の向こう













きっと
ぺんぺん草には


悩める頭が
亡い





そうゆう事にして
置いた

2007/11/14 (Wed)

[281] 愛執
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貴方がくれた
鋭さ





彼女が身に着けた

弱さ










私が此処に
極めた

痛みと憂鬱
















掻き消してくれないか












見える空は
いつも


歪んでいて





雲ひとつなく


闇を
誇張するから













あの日まで

無かったことに
なりそうなんだ











代わりに
すべてを


嘆いて欲しい









世界の
総てを

憂いて欲しい





















ああ



貴方の空は
今も


晴れ渡っているの?















澄ました顔してさあ





卑怯な色








マーブルに
濁す

言い訳が










嫉ましいくらいに
美し過ぎた





それだけで












満たされない夜




投げ出した
身体が








三日月の
明かりの下で

酷く





薄汚れて見えた




2008/04/25 (Fri)
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