詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
瞬間、わらったまま
時が止まって
次の瞬間
せかいは
後ろを向いた
なんて、都合が好いの
キスしようよ
今すぐ
例えば
求めるものが
そこになくても
瞬間、ふるえそうに
きみは頷いて
次の瞬間
せかいに
色が付くんだ
目を開けば
昨日が泣くけど
やっとぼくは
今日を生きるよ
見離された明日が
ずっと
待ってる
ねえ
月明かりの筆で
何を描こう?
壮大なミライもここでは叶う
流れ星のおまじないは
必要ない
ねえ
ぼくはきみの
ワガママに
振り回されてるときが
いちばん好きだよ
だって
きみのためだけに
いま生きてると
思えるから
もっと、傍に来て
体温をわけて
ぼくを選んでよ
どんなときも
星明りのキャンバス
きみの言葉で
埋め尽くしたいから
わらってよ
もう一度
せかいが
目を逸らすときまで
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嗚呼、壊れた。
いま
壊れたよ
それは突然のこと
青天の霹靂
音も立てずに,
きみが見えなくなった
夜に
あたしはひとり
名前のない猫
コトバを買い被り,
疎まれた
なつの向日葵を
折り曲げた
花びらを黒く染めて
現と幻を
泳ぎだすの
息継ぎのないクロール
裸足のままで
夜の真下
追い詰められた感覚
シャボン
嘘の温度
泥を塗った壁画は
どれも全部
切り裂いちゃおう
そんな日々には
蓋をしちゃおう
空を赤く魅せた
赤く魅せた
後悔のナミダ
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ここ最近、
オレンヂの太陽ばかり
見ている
左手の震え
止められズ
鼓動の高鳴り
抑えられズ。
溢れ出す夢は、
堪えたままに
飛び散った
空に届きそな
虚しさの壁
くだききるまで
あと少し
待ってほしいよ
ほんの1分あれば
死ぬことも
生きることも
捨てることも
できるだろうから
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昼下がり
逃げ込んだ白い部屋 には
誰も居なかった
静寂を切り裂く チャイムの音
片隅で 夢は泣いてた
窓の外では平穏が 笑う
何故だろう
果ての無い筈の空 が
途切れそうに 見えて
ナイフをちらつかせ 睨んでる
隠れた闇
私は 軽く促し 天井を見上げ
黒い染みに 憎悪 を感じていた
夏の日 滲み出た欲望は
狡猾な愛 になって
君を救うどころか
何もかも 全て
呑み込んでしまったんだ
ああ 今この世に
永遠と呼べるものが 何処にある
曖昧に暈して 逃げ込んだ現実が
毎晩 私を苦しめて
それは夢、幻
目に映るものすら 信じられないの
ああ 私、どうやって
確かな未来を 掴み取ればいい
もし今 此処に在る
形のないものを差し出して
真実を手に入れることが 出来たなら
今すぐにだってそうしたけど
もうないよ
何にも無いよ
あの頃 この手にあった 所有物は
きっと誰かのモノ になってる
ねえ だから
不安の夜から 抜け出せないよ
"どうして朝はやってくるの"
瞬きに気をとられ 涙をせき止めた
近づいてくる誰かの足音
白いベッドは未だ 君の匂い
甦る
鮮やかな記憶と共に
ああ 私は何時になったら
自由になれる
何処からが 本当の真実?
でも まだ多分 期待してるの
絶望の森にさ迷い
祈りにも似た 希望を 噛んで
呼吸を止め 指を重ね...
そうして 勢いよく ドアが開いて
私は本当に 目覚めた
だけど
明日に映りこむ 人影に
きっとまた 預けてしまうんだ
欲しい答え なんて
得られないのに
意味のない戯れ合いを
してしまうんだ
この苦しみを慰めてくれる
見返りも求めず
ただ 愛してくれるひとが
いま一心に
全身を 抱きしめてくれたら
私は光を得て
今度こそ本当に
自由になれる気がするのに
現在、私の生を繋いでいるのは
他の誰でもない
ねえ あなたなのに
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さっきから
かなしい顔して
一時も
視線を逸らさない
ねえ
その目には
どんな景色が
映っているの?
あなたの視界に
わたしはいるの?
返事はなくて
そう
"心此処に在らず"
そんな感じ
空の色は
だんだん暗くなって..
光のない
真っ黒な明日に
手を伸ばしたって
届きはしないのに
"多分みんな
必死なんだね"
あなたは
まだ黙ってる
音沙汰のない
方角に向かって
何も言わず
立ち尽くしたまま
ときどき感傷的
泣いてみたりする
ねえ、
わたしはここにいるのに...
"どうか斜になんて
構えたりしないで"
もう、
自分を強くしようと
鍛えたりしないで
あなたに望むのは
そんなことじゃない
そんなことじゃないの
たった一つ
その生命を大事に、
どうか温存しておいて
それだけだよ、ねえ
ちょっと濁して
肩をすくめた
もうどうでもいいって
顔してるけど
知ってるよ
わたしの言葉が
ちゃあんと
届いてること
そうしてほら、
ふたりは見つめあう
ああ ぱりんと
空が割れて
現在、わたしたち
初めて真正面から
向き合えるの
愛を交わして
微笑みあう
当たり前な景色が
丁度好い
わたしが求めていたのは
こんな些細なこと
だから、ねえ
無機質なものばかりに
心をとらわれて
大切な温度を
見失わないで
わたしはちゃんと
隣にいるから
隣にいるからね
あなたの世界に
わたしがいるなら
それだけで
嬉しいんだよ
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連れ去ってほしいよ
誰か
ううん
あなた
あなたがいい
あなたじゃなきゃ
さらってよ
退屈を覚えた
日常に
サヨナラさせて
あなたがすき
約束したことすら
忘れて
幸せな顔して
笑うひと
こころは
雨のち雨よ
期待外れの
天気予報に
まいにち
泣きそうになってるの
あなたがすき
抱きしめて
はやく
抱きしめて
翳りない日々を
見たいよ
あなたと
どうか今すぐ
キスで起こして
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"恋に恋する
愛を愛する"
"恋が愛を生み、
愛は恋を育てる"
"恋とは求め合うこと
愛とは支え合うこと"
・・・
美しい言葉ばかり
並べ立てて
飾っても
仕様がない
そんなことは
どうでもいい
シンプル イズ ザ ベスト
極論、
好きか嫌いか
要はそれだけのことです。
真っ白な心で
君を描いたら、
本能が
答えを出しました
要はそれだけのことです。
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いつから 崩れてた?
どこから 壊れてた?
問いかけに 返事など ないよ
イマとなっては、
最初からなんにも
なかったみたい
紙一枚の
脆い空気 でした。
なにがしたい?
なにを伝えたい?
問いかけに 答えなど ないよ
現実主義者を 前にして
幻実主義者は
救われないんだ
物事を区別するのに
Yes,Noで
割り切れないことも
あるの
100(ヒャク)か0(ゼロ)に
できないときも
あるの
白と黒 じゃなくて
灰色もいるの
理屈を並べてもイイ なら
哂っても可
だけど 要らないから
見たくないから
そう。
逃避の旅は美しいの
誰一人として
満足はしないけど
不満もここには
必要ないの
だから、ねえ
どうか触れないで
あたしですら
触れられぬ 領域
どうか。
どうか超えないで
もしものときは、
ナイフ差し出すまでよ。
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声を亡くしたカナリア
黄色い巻き毛の
黒い瞳のカナリア
青いCageにいつもいて
哀しい愛の詩
うたってた
「きみといると なみだが
ああ こぼれるの
きみのめを みてると
ああ かなしいの」
どうしてそんなに
切ないの
誰がアナタを
追いつめたの?
どうか救えるならば
アナタのその声が
もう一度
震えるボクの胸に
届きますように
どうか叶うならば
アナタのその空が
もう一度
柔らかなボクの光で
笑えますように
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なんか
生きてゆけそうだ
なんか
死んでしまいそだ
人間はむつかしい。
その場所に
気づいてしまったら
弱いひとなのか
わたしはいつも
ふたつの間で
揺れ動き、
悩み、
苦しみ、
一喜一憂
人間って、面倒だなあ...
でもね、
そこが
イチバン愛しい。