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快感じゃがーの部屋  〜 新着順表示 〜


[77] 犯罪者⇔共犯者
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犯してしまった



あの日


たった一度だけ





一度だけの
大きな後悔





遂に、云ってしまった

嗚呼、云ってしまった




僕らは、
もう逃げられないと


共犯者なんだと



妥協は許されないと





隙間風が
止まらなかった


止まらなかった





幻想のような



でも

リアルな痛みが




じきに僕らを
襲うだろう





乗りかかった船は
思っていた以上に

脆いものだったと




沈没しかけた
明日を

眺めたまま



二人は

背を向けたのだと





耐えられない
この苦しみを

携えたまま

藻掻いてくしかないの?






"情緒不安定"







涙が止まらない





きみもきっと

同じなんだろう?








嗚呼、

僕らは共犯者なんだ




赦されない罪の最果て





どうしようもなく
変化を待つだけ



<変化を待つだけ>

2007/07/26 (Thu)

[76] 柔らかい棘
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痛みのない
麻痺した感覚。


慣れすぎたのか、
笑えるまでになり



あなたの声で
目覚めない朝は

何時もより
黒いそら




飼い主になつくのは
小鳥の習性よ



適度に柔らかい
青い棘は

あたしの心まで
貫いた







人間とゆう
脆い生き物。


慣れすぎたのか、
愛せるようになり



あなたのキスで
眠れない夜は

何時もより
赤いそら




檻を超えられないのは
小鳥の習性よ



適度に柔らかい
青い棘は

あたしの何もかも
貫いた





痛みまで恋しくて

青い棘は


酷く濃い血液に染まり
赤くなった



赤くなった

2007/07/26 (Thu)

[75] 白昼夢
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週末は嫌い



ほんとうに
愛したいとき

いつも
あなたは
いないから




日曜日なんて
いらない



ただ騒がしくて
うざったいだけ






だけど

麻痺した心に
まとわりついてくる




そこには
触れたくない

影がある







思い切り
振り切って



夢見る明日へと

走り出すけど






助走が
足りない



届かない





はやる鼓動と

平温上昇





ノイズにやられて




白昼夢






疼くのは
何故



もう
泣かないと

決めたのに





不意に優しさが
胸を打つ




苦しいとき



心を占める
あなたの大きさに



気づかされて
しまうの








ねえ

ほんとうに
愛したいとき

いつも
あなたは
いないから




強がって
みせても

薄っぺらな





望んだすべてに
答えが欲しいよ









溶けてしまいそな

週末の白昼夢




相手役はあなた


タイトルをつけて





わたしに似合う
現実を



ほら
はやく

魅せてよ

2007/07/26 (Thu)

[74] ラヴレター
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近ごろは
天気も浮き沈み激しく




まるで
情緒不安定な

あなたの心を


映しているようだね






お元気ですか



今日は雨です






涙雨じゃないかと

不安になって
筆をとったの




わたしもまだまだ
こどもかな







来週になれば
また逢えると思う


電話もするよ



メールの返事も
ちゃんと返す






(マメじゃないけど
誠意はあるから!)






寂しくなったら
捌け口にしてください


溜め込むのは
悪い癖です!





わたしは

あなたの為に
いるよ




遠くても
傍にいるって

最初に言ったのは
誰だったっけ?







だから

泣きたくなったら
頼ってください


嬉しいことがあったら
教えてください





ひとりじゃないよ

ここにいるよ





それじゃあ、
また明日



バイバイ!

2007/07/24 (Tue)

[73] 有言不実行
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変わらない朝

変わらない夜






まいにち、
同じことして


立ち止まってる







みんなは

"お先に"って





笑いながら





あたしを
追い越して


いってしまうの






生きてきた時間は

おんなじなのに







あたしだけ


歩数が足りない






生きてゆく時間は

おんなじなのに







あたしだけ




あたしだけ






取り残されてしまった







経験が
何を生むの



努力が
何に成るの




祈りが
あたしを

救ってくれるの?









見えないよ






見えないから



怖いのかも









だけど



途方もなくて






蔓延った


悪魔の声に






傾いてしまう





そんなまいにち

2007/07/23 (Mon)

[72] 鍵穴
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ぱちんと

指を鳴らして



一瞬にして
この景色が

変わったならと



やってみたけれど




それは妄想に過ぎず





かなしい





ひとりぼっちの部屋で

またひとりごとを
呟くだけ






せめてきみが
いてくれたなら

何かが
変わっていたかもって



たまに
考えたりも

する




でもそんなの
妄想に過ぎないよね





かなしい





ひとりぼっちの部屋に

またひとつ



鍵が増えたよ






鍵穴に
目を凝らして


外の光を
求めても

無駄だ





毎日の日課と化した
反省会も

生かす機会が
ないんだから




無駄なことだよ






だけど

まだ探してる



記憶の川岸



閉じたまんまの
小説の一節







正攻法が
だめなら

裏からゆくまでだ




ねえ

先に仕掛けたのは

きみのほうだよ

2007/07/23 (Mon)

[71] 忘却の彼方
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忘却の彼方


染み付いた
罪の馨り




何処へ行っても


君が邪魔をする






灰色の空



薄い膜が
張って





無意味に
煩いネオン


心が死んでしまいそう






城塞


大きな囲い





軽やかに

跳び越えたいけど






何かを叫び続ける
君の声に


奪われているの







悪気なく
降り積もる



猜疑心





フィルターが遮る
本当の"今"







何をしても

言葉が見当たらず





限界点だよ






到達した
高波に


行く手を阻まれた
かなしみは




君だけが
知っていた

あのときの
真実







待っていてよ




ピジョンの卵
狙う


青蛇を




いま、とっとと
退治するから

2007/07/23 (Mon)

[70] 依存癖
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暫くはお互い
黙り込んだままで


貴方は顔すら

あげようとは
しなかった



沈黙が重い

三度目の喧嘩



今までと違うのは

何処からともなく
終わりの音が

きこえていること



時計の針も
躊躇した様に

なんて遅いの



視線のやり場に
困ってしまう



意味もなく
何度も目を閉じて

どうにか
考えないようにと。





"言いたいことは
分かっているよ"



貴方は俯いて
時折擦れた声


泣いているの?



ねえ何故
泣いているの



そんなの
まるで本当に

貴方が悪いことを
したかのような




こんな雰囲気は厭

慣れていないもの


どうしようもない



心が掻き乱されて



平静を装っても
何もいえず

やっぱり私も
俯いているだけ




それでも唯
貴方が先に

切り出してくれるのを
待った



人任せに

成り行きに


委ねていたかった



そう

自分で自分の全てを
決めることが

怖かったよ




最後まで
しがみついて

逃げ道を用意する



私は狡い



だから
解らないフリ


"利口にはなれないよ"




でも多分
今日が終われば

決着はじき
ついてしまうんだ



私は愛されたかった
それだけだった


最初で最後の我が儘も

受け入れては
貰えないだろうけど



全身で好きだった




ああ

こんな靄みたいな

気持ちの悪い
感情にも


いつかは決着
つけられるかな





馬鹿みたい

だけど
おかしくて


笑ってしまったの



そしてやっと
貴方は顔をあげ

私の目を見つめ



本心を捕らえた




好きだった


それだけでもう
この先は 当分...




みじめな
依存癖にも

もう

さよなら

2007/07/23 (Mon)

[69] きらい
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嫌い


大嫌い!!!






無くなってしまえ


亡くなってしまえ







知らないフリして
笑うのは


とてつもない!!







さあ行こう

黄泉の国




黄泉の国

2007/07/21 (Sat)

[68] 昨日の敵
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好きでロダンのポーズ
執ってるわけじゃないよ


好きでキャットウォーク
やってるわけじゃないよ




何もかも
思い通りにはいかないよ






誰かが
そうさせるだけ!








溺れた夢を
慌てて掬い上げて



"!!人工呼吸!!"





でももう手遅れ






二度と開かれないと

知っていた







温くなった
コーヒーの湯気に




消える

すべて




溶ける

思い出






...






結局、
矛盾の先には

罰しか


みえないよ







震えるように
すごした

幾許かの
時間






終わりの朝






最後だと
言い聞かせて

目を見たけど




きみは
初めて見せる

真顔




長い沈黙の後で



言葉がない







無言で開けた
ドアの向こうに


きみは
愛を探しにゆくの?






やっぱり
返事はなくて








跡形もなく
すべてが

終わってしまった









"触らぬ神に祟りなし"
なんて


馬鹿げてる





でも何もいえないよ






僕には資格なんて
ないし








だけど



走り去る
エンジンの音だけが

耳に残って
離れない

2007/07/20 (Fri)
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