ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 新着順表示

快感じゃがーの部屋  〜 新着順表示 〜


[67] セーラー服
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



契った、
学生服の切れ端




素知らぬ顔で



あなたは
いとも容易く

ごみ箱に
投げ込んだの





振り返った瞬間の、
強張った顔




狂気に
満ち満ちて

見えて





知らぬ間に
心臓は


鼓動を早めて居た






凍りつく
背中


滑り込む
冷たい指に




あたしは
抵抗も出来ず






なすがまま。






ねえ?


何時かは
愛をしあえる時が
来たり、


あたしの為に
笑ってくれる日が
来たり




そんな事を
ずっとずっと

考えてみたけど



あんな風に
棄てられる場面

観てしまったら


あたしは
如何しようもないよ




行き場のない
言葉、台詞にしても

あなたの前では
意味をもたない



精一杯の強がり
並べてみても




『最初で最後の夜。』




亜鉛華の肌に
爪立てて、


血を染めた



染まる。染まる。






痛み感じたなら
愛も知り得るでしょう?



どうか心配して



放っておけないと

あたしを叱って



冷たい顔で
見つめないでよ




感情 を

態度で


示して欲しいのに







それでも





結論は明白





疑念に縛られた

暗室の風景




焼き増して


打ち砕いて







ねえ?


触られるなら
毒まで本望


あなたにヤラれて
死にたい

2007/07/19 (Thu)

[66] は・さ・み
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


ためらわずに、
きみが選んだもの


最後の選択




すべての終わり





きみは誰の腕にも
抱かれることはなかったし

いつも自分を
捕まえていたけど



ただひとつ
間違えたこと




あそこで何もかも
切ってしまったこと




何も見たくない、
要らないと

本能を取り込んで



きみは
青いまま

散っていった



とってもとっても
空のきれいな

秋の日だった





欲しがってばかりで
愛そうとせずに

ただ、
もがき苦しんで

一緒に落ちていった


あの日のふたりは
何処にもいない



きみは先に
ラクな道を選んだだけ


そうでしょう?




ちょっと待ってて

『今、鋏が見当たらないの』

2007/07/16 (Mon)

[65] 拒絶症のきみたち
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



知らないよ
知らないよ


そんなこと

知らないよ



求めないよ
追わないよ


振り返らないよ

泣かないよ






ホントはもっと
素敵な世界が在ると

信じてみたいと
思ってるんだ





だけど


現実は許さない




時計の針は
留まることを知らぬ






大人になりたいと
背伸びして

色んな遊びを
覚えた時代





そして
大人になったいま

嘆いているのは




"こどもになりたい"




みんな
ないものねだりさ






もういいよ


隠れん坊なんて
やめにしよう




輝かない ひかり
隠せない くらやみ


そんなもの
いらないよ




せーので真実を
ひとつずつ

打ち明けあって



せーので
沈んでしまおう





"光のない國へ"






去り際は
ひたすら

カッコつけて




気まぐれに




宛名のない

落書きだらけの
手紙




通りすがりの誰かに

渡すの




"終焉"




最期の最期まで
心臓だけが


生きていたいと




ズキズキ


鳴いていました

2007/07/16 (Mon)

[64] サヨナラ!
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



「冷たい唄、うたわないで」



やさしい光
差しこんで


浮かびあがる



君の顔が


なんだかとても
人形のように・・・




うごかない


心もこの手も



巻き戻したはずの
時計も


祈りだって





もしかして
2人は

どこまでもよく
似てるのかな





切ないねと
泣いた

いつかの日


夕焼けに映して
閉じこめた




だけどいま
わたしは帰らない


帰れない

戻れない





約束は
終わりを告げたでしょう?


どうしてまた
溢れだす


みるみるうちに
流れてく




この雨に濡れて
溶けたなら

2人溶けたなら

しあわせかしら


正しい世界が
見つかるかしら




だけどいま
わたしは忘れたい


忘れたい

忘れられない





心を揺さぶるのは
いつだって

あなたなのに



抱きしめてくれるのも

ねえ



あなたなんだもの






すべてをいっぺんに
捨て去るのは

こわいから


都合のいい理屈だけ
しまって


歩きだそう




足跡にまいた
かなしみの種も

いつかは


愛に変わるから




だからほら

さよならって



笑ってみるの




鏡の中のわたし



すがすがしい顔で
空を見てる

不思議だね




指折り待った
救いは


もう来ないけれど




いつだって
願ったのは


きみのことだけでした





今度こそ

ほんとのほんとに



サヨナラ!



冷たい唄はもう
わたしの耳には

聴こえないよ

2007/07/16 (Mon)

[62] 賞味期限切れ。
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


街を流れる
人の顔


何故かな

みんな
同じに見えていく



分かってるよ

"狂ってる"



どうしようもないから

煙草に
火をつけた




ねえ
いつからだろう?


信じる事も
愛する事も

昔は素直に
出来てたはずなのに



今じゃ歪みきって
空が遠い


これもひねくれ者の言い訳





"君が居ない世界で
一人ぼっち"







僕らは一体
あの日

どんな永遠を見てたかな



その目に映した
鮮やかな夢を

もう一度ここに
呼び起こしてよ




大切なら大切だって

ちゃんと躯で
証明してよ






...だけど
そんなの

無理なんだ



保証を保証で
補ってゆく


意味のない
終わりのない

連鎖




そしていま

目に見える
不確かなものが

こころを
からだを


傷つけてゆくよ





僕、賞味期限切れ。






現実が僕を殺している

という現実



手の施しようなんて
ない

そうでしょ?




腐りきって
ゴミ箱の中



愛も夢も祈りも


投げ捨ててしまえばいいさ

2007/07/14 (Sat)

[61] タイムスリップ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


好きになるたび
遠ざかる




切ないなあ...





胸を刺す

独りぼっちの
さみしさは



何もない部屋に
埋め尽くされた

大好きなひとの
温もりまで



あの日に
タイムスリップ

させたよ






キャラメル色の夢で
出逢ったね





恋をして

愛を知り




夢を追い

闇にはぐれた






今どうやって
あなたに

伝えよう




溢れ落ちて

アスファルトを
焦がす



癒しのない

真紅の痛みを





今どうやって
あなたに

伝えよう?




溶けてしまいそな
虚ろな瞳で



昨日を生きる

辛苦の痛みを






手を振って
笑う

あなたの為に


せめてもの償い

出来たら好かった






もう
手遅れだね






滑り込んだ
祈りの隙間


日差しが
心を

透かしてく




青い影は
かなしみを

見つめたの





長い宴の終わり






永遠の悪夢は
茂みへと

隠そう



だけど
不思議なのは


独りでに
歩き出して

増殖する
後悔




決別したはずの
残像が


自我をもって

暴れはじめた





ねえ

いつか誰かを
傷つけてしまいそうで




怖い






だからいま、

ソーダ水の
泡と一緒に


溶かして


葬り去ってしまおうよ





空想の戯れで

愛をすること



もう

疲れちゃったんだ

2007/07/14 (Sat)

[60] 痛いの
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


いつまでも
同じひとばかり


追いつづけるのは

疲れるよ



いつまでも
同じカゲばかり


縛られているのは

かなしいよ





ねえ
痛いの



何処がと
きかれても



正しい答えは

持ってないけど



でも
痛いの


すべてが

痛い



あのとき

心も体も


あなたに
あげて

しまっていたなら



わたしは
幸せに

なれたかな




ねえ
痛いよ


すべてが
痛い




真実が

虚実が



過去が

未来が





ここにあるものは


わたしを傷つける
ばかりで



救いを求めても

裏切られる





沸々と

湧き出るは



根拠のない
焦り





ねえ
痛いの


胸が苦しい



それはまるで
恋患いのよう



クスリがない





何処が痛い?って

やさしく聞いて



やさしく撫でてよ

痛むすべてを




愛を語って


嘘でもいいの



あなたが望んで

切ってくれるなら





ねえ
痛いよ


何処も彼処も



突きつけた
現実が


踏み潰した
愛情が



あなたが遺した
傷口が

癒えぬままで



褪せぬままで




ねえ
痛いよ


痛いんだよ



あなたが愛した
すべてが

痛い

2007/07/14 (Sat)

[59] 秋色
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



声も失い 巡る思考を

どうにもこうにも
やり場がないので



僕は秋色


郷愁をハラハラ
まとうはきみの涙




冷凍庫に冷やした
取って置きの台詞と

腐りかけの愛で



拙く描いた



憂愁をハラハラ
まとうはきみの涙





忘れられないよ

忘れられない



どうにもこうにも
やり場はない



こんなに持て余して
いま

ぎりぎりの理性で
きみを 見ているのに




ぼくは何処まで
演じればいい


何処まで強がる
ふりをすればいい?




弁護はしないから



半端なやさしさより
この秘密


墓場まで持ってくよ




喉まで出掛かった
サヨウナラは


また一年後
開封しよう

2007/07/04 (Wed)

[58] 感傷
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


どうしてとか
何故だとか

疑問符ばかり
あなたは並べる



見るものすべてが
新鮮に映るのかしら




美しいとか
愛してるとか

気障なことばかり
あなたは並べる



あたしのすべてが
反転してるのかしら





何処までも同じ道なら
交わる日も

きっと来ないの


あたしだって
興味を殺がれるわ!





そのまま
心は逆さまに


逆さまに捩れて

歪んでゆくよ...




"感傷"

とゆう名の
自己陶酔




美しいね

そして残酷





ほら見て
もうすぐ

絶望が
やってくる



あなたの
赤い目

映したら


お望み通り、
消えてあげるから





最期まで

じっくり



ねえ。





鑑賞して

2007/06/26 (Tue)

[57] YES, Sir
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




いつだって、そう

目の前の面白いことに
つい転がっちゃって

疎かになります



いつだって、そう

気分の波が押し寄せて
つい沈んじゃって

厭になります



夜はとかく元気

暗闇の心地良さ
透き通る静けさ

人の居ない世界で


たまに
何でも出来る気がして



いわゆる、
ナチュラル・ハイであります




低血圧な目覚めは
熱も何処か失せて

うまく言えないのだけど

どうでも良くなる
気持ちが宙に浮く

そんな感じです



そうして夜が明け
朝が来て

スクリーンの前に座れば
夢見がち



空が青いこと
君が居ないこと

現実の仕打ちなんて
遥か彼方

自分の世界で


やらなきゃいけない
多くのことに

気づけば笑って
手を振ってます




捉われて
見えなくなって

躓くよりは
いいかもだけど



ねえ、そろそろ
腰あげる季節?




YES, Sir
了解です

もうためらいません


愚痴なんて
こぼしません



在りし日の自分を
この目で見たとき

それは確信へと
変わりました



YES, Sir
迷わず進みます


一番よく知っているのは
他でもない

ボク自身



空の遠さに
見惚れぬよう

激しい雨に
挫けぬように



YES, Sir
下を向いて歩きます


2012/04/20 (Fri)
1853件中 (1791-1800) [ << 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 >> ... 186
- 詩人の部屋 -