詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
・・・赤い嘘、溶けた・・・
麻酔で酔わせてよ
小鳥のさえずり
みたいな
君の泣き言
濡れた睫毛と
走る稲妻
みるみる溶けた、赤い嘘
知りたくないことばかり
終わらせたくないもの
ばかり
夢になじられ
君は、行くんだ
・・・絶望の先の色彩に、手を伸ばす・・・
きっと、それは中毒
誰にもわからぬ果て
痛みすら甘く
眠るよに
闇へと堕ちてゆく
けれど
朝は、やってきて
その声が地を這って、
探しているわ
あたしの腕を
・・・見えない今の愚かしさ・・・
こわいこわいと
いたいいたいと
泣きわめく、哀れな少女
さぁ。
ゆるゆる溶けてく、赤い嘘
赤い空・赤い雲
黄金の日に待っててよ
罪悪感も一緒に
塗り固めたなら
ここで、祝って!
負け犬の宴
赤い嘘の記念日は
シニカルな笑顔と
色眼鏡
深く刺した
はらわたの鮮血より
その唇で早く
塞いで、ちょうだい!
ねぇ。
赤い嘘、何度でも
何度でも繰り返して
何度でも
何度でも
ここで溶かして
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何かが始まり、何かが終わる
誰かがやってきて、誰かが去る
私は積み上げ、あなたが崩す
空は明けても、暮れることを忘れない
嵐はいつか消えるけれど
また別の場所で、新たな風が生まれ
月は満ち、そして欠けてゆく
太陽は昇った後には、沈むだけ
どんなに美しい花も、やがては枯れて
誰しもの今日は明日、過去になってしまう
波は、ただそこで絶え間なく
ひたすらに波でありつづける
何かが始まり、何かが終わる
誰かがやってきて、誰かが去る
私は積み上げ、あなたが崩す
空は明けても、暮れることを忘れない
だけど
あるがままに、そのままに
生きてゆくことは
そんなに怖いことじゃ、ないから
発想の転換
角度を変えてみるだけで
きっと、違う景色になる
世界は、やさしくなる
だから
何かが終わって、何かは始まる
誰かは去るけど、別の誰かがやってくる
あなたが崩したら、私は積み直す
ほらね。空はもう一度、朝を始めた
古い種が落ちて、新しい花が芽吹き
誰しもの明日がまた、今日になり
波は、ただそこで絶え間なく
穏やかに波でありつづける
何かが終わっても、何かは始まるし
誰かが去っても、誰かはやってくる
あなたが崩しても、私は積み直すよ
ほらね。空が明けてゆく
「新しい風は、気持ちいい?」
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知らばっくれないでよ、もう。
見え透いた嘘
かなしくて
切り貼りで埋めた
いつかの隙間
また、疼いてるんだ
『ここが、そうだよ』
ねぇ。
心臓に手を当てて
生きてること
思い出して、
そのたびに辛かったの
いつまで経っても、
夜が明けない
どこまで行っても、
先が見えない
螺旋の恐怖...
あなた、知らないでしょう?
続いてく、この虚無感
あなた、
知らないでしょう。
孤独の花が
咲き乱れるのよ
止むことを知らない
涙の雨のせい
躍動と静寂と、願望と
はみ出した欲望が
うなりをあげて...
知らばっくれないでほしいの、もう。
挑発に慄くくらいなら
試される自信もないのなら
確かにあった声を
見落とすフリで、いい
振り向かずに
早く
この鍵を棄ててよ
そうしたら、明日
わたしは
君の居ない事実を
そっと
屋上から突き落として
泣いてあげるね
この、遥か螺旋
突き進んだ先には
何にもなかった朝が
待っているから...
流れるプール
痛んで、霞む
何にもなかった朝を
もう一度、ください
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空が明けたなら
やがて
真実は揃うの?
きみの言葉は
いつも嘘だらけ。。。
雨が止んだなら
この痛みは
すべて流れるの?
世界が広すぎて
眩暈がしてる。。。
消えたい
溶けたい
信じたくない!
傷口を広げただけの攻防
祈りたい
眠りたい
あー。もう思い出せない!
ねえ
わからないほうが
幸せだった。。。
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「信仰が、私を救う?」
祈りさえ危うい今・・・
ねえ、そばにいてもいいですか?
愚かな少女は、この私
私は考えた
私はあなたの
偽者に惚れてるんだ
毒林檎の味は
あのとき、忘れ去ったスベテだった
あらゆる願いを投げかけて
成り行きを見守って
あるものは
それを殺すかもしれない
ちゃんと、注意して・・・
そして今
この瞬間に
あなたの長い溜息が
夜を濁らせ
私の判断を誤らせる
すべての光景
すべての痛み
すべてのスベテが
・・・フラッシュ・バック!
私の心の傷跡が
いつも私を離さない
去りゆく昨日
そして次の今日
・・・ねじれてく世界
あなたの衝動を
止められそうにないから
私は死んでゆく
そう、ゆっくりと
あなたの悲しみで
私は泣くの
それは
スローモーションのように・・・
それは
スローモーションのように・・・
それは
スローモーションのように・・・
消えうせてよ!!
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何度、実らせて
天に投げても
君は受け止めては、くれないの。。。
そして見事に
ぐちゃぐちゃになった愛
もう、形にならない
ぐちゃぐちゃの想い
腐った果実だって、恋をする
それだけのことでしょう?
きょうは、雨模様
空が泣きそう
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逆立ちの少女。
足早に街並み過ぎて
気球に連れ去られて
何処か、見えなくなった
悲劇のヒロイン気取りは
お空の真ん中で
やっと、結ばれたってわけだ
「この虚しさ、
どうしろというんだろう...」
彼女は云った。
無心になれるもの、
意味のないハナシ、
他愛ない悪戯
そんなことが好き
けれど、
あたしを奪えるものは
この世の何処にも
存在しない。って
貴女の言葉は、一体
どれ程の若者を魅了し
洗脳させたのか
少女の指先から
出る魔法は、いつも
現実の裏返しだったんだ
然れど、
貴女はこうも云った。
時は流れる
世界は変わりゆく
人の心もみな、変わりゆく。と
愛して止まない貴女を
腕に抱いた少年は誰でしょう?
祈りの言葉を遮ったのは
誰でしょう?
それでも、彼女は笑って言うんだ。
彼は、あたしに
幸せを創り出した
そして、あたしは
彼の幸せを創り出す
彼に奪えないものなんて
この世の何処にも存在しない。
この矛盾を如何して
人々が愛すのか
誰も、きっと解らない
夕暮れの街を見下ろして
闇に溶かしてみても、
きっと解らない
そう
明日にサヨナラするのは、
簡単なのだ
だから、彼女は
また唄うんだろう
心撫でるその風は、
人間の君になら
わかるはずだろ?
長い逆立ちのあとで
天地をひっくりかえしたら
本当は
生きたくてたまらないと
やっと、気付いたんだ。
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街灯の下
戯れる黒い蛾が
丸で自分そっくり
気持ちが悪くて
吐きそうになった
精神論ばかりが
浮いていた
そこらじゅう
埃だらけ
もう何が真実か
見当もつかないし
君の言葉は
いつも正しすぎて
好きになれなかった
世界は
自分の為に
回ってはくれない
私は
あなただけの為に
生きてゆけない
残酷な夢も
まだ愛せるのなら
今日は
無意味じゃなかった
流れる景色に
さよならを告げて
背中を少し
ピンとさせ
いいえ
これはお別れ
なんかじゃないの
ほんの少しの減速
一瞬のときめき
探しにいこう
誰だって
美しい蝶々になりたい
そう願うのは
ごく自然なことで
時には
蝙蝠を夢見る貴方
そう願うのも
きっと
ごく自然なことだよ
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"ぜんぶ君のため"
"せんぶ、君のため"
"僕は、君の理解者だから"
ああ、早く。黙ってちょうだい!
ここは、夢のなか
なんて最悪な終わり
・・・安息日・・・
とにかく、あたしは目覚めるの
新しい日に!
信仰なんてないし
真実だって、ない
あたしは、自由になる途中なの!
ママ。
いまは何にも言わないで
外へなんて行きたくない
ひとりにして
そんなワンピース、着たくない
そんなカチューシャ
ほしくない!
ねえ、いつか
パパは言ったよね?
"百聞は一見にしかず"
(seeing is believing)
でもね、思うの
"信じること"は、"見ること"じゃない
そうでしょう?ねぇ
そう思わない?ダディー
大事なのは、あたしがどう感じるか
これから、どうしたいか
ただそれだけで
ただそれだけだって、
理由に足るわ
いまをぶち壊す
十分すぎるキッカケ
視覚には死角があるの
だって、ほら。
ママもパパも
私の宝物も、好きな男の子の名前も
何にも、なんにも知らない
・・・そう、聞こうともしない
だから。
裏切りたいの
いつまでもティーンエイジャー
いつまでもティーンエイジャー
誰がいても、いなくても。
あなたの迷路の中をさまよう
これは、永遠の冒険
彼は死なない
きっと、あたしも。
でも、絶対に言わないよ
"アイラブユー"なんて
あたしを忘れて
許したりしないで
あたしを癒して
救ったりしないで
・・・考え続けて!
ママ、パパ、さよなら。
あたしは知ってるの
いつか、王子様は来るの
Bye!!
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「絶望」というほど辛くはなく
「希望」というほど明るくはなく
ただ、すべてがなんとなく
錆びついていて
なんとなくぎこちない
そういう、歯痒さ。