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快感じゃがーの部屋  〜 新着順表示 〜


[1575] 他殺願望。
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


青春時代特有の

あの・・・
どこか気怠い憂いと
少しの甘美

それから、羞恥と優越感

わたしは
まだ泳いでいる

逃れられないで
いる

空のえくぼを見つけられない

歩幅を合わせたり
周囲の顔色を窺ったり

そんな生き方を
もし、大人というなら

ちっとも
憧れを抱けないし

わたしは

絶対
成りたくなんかないよ

それは痛々しくて
ちょっと、生臭くて
なんだかこそばゆくて。

キラキラしていて
艶々していて

とても鮮やかな、宝石

痛々しいものこそが
青春だと云う

つまりは

若さの前でのみ
許される何かがある

さて。

わたしは
いったい

どれだけの罪を
繰り返すつもりなんだ?

つい、さっきの未知

翳ってゆくから
切なくて
胸を押さえてしまうの

心臓が愚痴っている

ふたりはひとつ
ふたりでひとつ

そんな夢想
馬鹿みたいに護って

信じていた

今日、これからの未知
明日、まったくの未知

宇宙の奥行きが

わたしの右脳に
眩暈を起こして

もう
どうにでもなれと言わしめる

けれど

わたしは
幸福を捨てきれないよ

それでも
きっと

歌っていたいよ

雲の実体を追うような
険しい道のり

誰かの幻影に
傷ついたり

救われたり、しながら

君を追う
君を追う

痛々しいものこそが
わたし自身だから

2011/12/09 (Fri)

[1574] fault
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




でたらめばっかり

嘘、ばっかり
黒、ばっかり



「好きだよ」ばっかり
愛、はったり

夢…がっかり



後悔したくないから
全力になるだけ

ちっとも
美しくはない

この流れてく人生



好きなら
捕まえておいてくれなきゃ。

もう、
もう、

時間だよ



土砂降りのままで、走って帰る

勇気なんてね
持ち合わせてない



日に透ける髪

少し。

気紛れでいいから
掴み取って



受け止めろとは
言わないよ

責任なんて言葉、嫌いだよ



ただ

それでも
縋ってたかったよ

こんなにも
空は青いから



ひとりぽっち
より

君のいない世界



慣れたくない



失踪する気力もなくて

あっさり
捨てられるほど

簡単じゃなくて



だから
みんな

彷徨ってるのかもね



衒う顔、まぶしい…



2011/12/03 (Sat)

[1573] ・・・SILENCE・・・
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


彼女の顔を見つけた 放課後

隣で 幸せそうに 無邪気にはしゃいでた
何にも知らずに笑ってた
わたしは バカみたいだって思った

『でも くるしいのはどうして?』

酸素は 確かに 肺をすり抜けてゆく
呼吸が上手くできずに 死にそうに なる

『…いっそ、それでもよかったのに。』

空は暮れては 明けるけど
でも この世の何処かには
そうじゃない一日も あるみたい

そして それは今まさに
わたしの心 そのものだわ

ただ 祈りながら 眠りに就く夜の
心許ない孤独と切なさ

彼には ちっとも届かずに

光って堕ちる 閃光の
流れ星の欠片のような。

きっと そんな一時の幻でしか ない

このちっぽけな
ちっぽけなわたしの想い

『どうぞ、彼女とお幸せに』

勝手に笑えばいいよ
みじめな恋だと

だけど わたしはあの日 真剣だったから


2012/04/20 (Fri)

[1572] 夜の虹
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疲れてしまいました
今日を始めることに。

疲れてしまいました
今日を終わらせることに。



すり抜ける答え

ここにあるのは
ぜんぶ、形のない愛

もう、追いかけっこに
飽きてしまいました。



あの日、確かに溢れていたもの

今は、なんにも
どこにも見当たらなくて

新月は少し、焦ってる



ねえ。本当は不安なの

ちゃんと
満月に成れるかどうか…



2011/11/27 (Sun)

[1571] 『好き過ぎる』
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言葉の裏に
ナイフを隠して

あなたが
いちいち

好き過ぎる



ひとりぼっちが
嫌なんじゃない

此処に
君が居ないことが

寂しいだけ




せめて今日は

ちょっとだけ
置いといてよ

あなたが
いちいち

好き過ぎた



毒を以って毒を制すなら
あたし

あなたの夢も
汚すわ



ねえ

だから

もう少しだけ
傍にいさせてね


あなたが
いちいち

好きなのよ



2011/11/22 (Tue)

[1570] 初期化
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キリがないから
そっと、ドアを閉めたの

今は空より、すべてが遠い

どうぞ。お好きなだけ
嫌ってください

...完璧主義者の不完全な実態...



たくさんの雲をよけた
嵐の前の晩

部品をぜんぶ
砕いて、捨てた

歯車のひとつだなんて。
笑わせないでよ

背中が痛くて
荷物も背負えない...



何故、夢が夢のままかって

そのほうがきっと
美しいからで

混在するイマは
届きそうで届かない

それが、きっと面白い



住み分けされた、君の人生は
乱れひとつなくて。

吐き気がしそうだよ...!

過ちも挫折も人間らしくて
人間らしい、から

それで、いいじゃない



何気ないこと
何気なくやって、退け

また、人ごみに還る
還る帰る街

あんまり興味を
惹かれないんだよ

揉まれたら
より、美味しくなるという迷信



着の身着のまま
このまま、何処か

何処でもないどこかへ、行きたいよ

同士じゃなく動詞
何かを動かしつづけていたい、感じ



ねぇ...?
君には、わかんないだろうね

不完全を肯定して
前に進みたい



2011/11/20 (Sun)

[1569] 字余り
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理由は、訊かないでおくよ

分かりきっていて
吐きそうだから

明日は、休まないで行くよ

傾向と対策は
ばっちりだから

いつもより遅い
気ままなメトロで

ガタゴト揺られて
辿り着いたら

今度こそ、君の頬
平手でぶったげる

キスなんか
期待しないでね

愛玩だったら
妄想で充分

つまり、

『あんたが
欲しがっていたもの

一体、何だったんだ?』

分かりきっていて
吐きそうだよ

結局、仲間に入れない...。

2011/11/15 (Tue)

[1568] 恋言葉
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




置き傘
なくしたふりをして

そのトナリを強請った。

(一生、止まないでほしい・・・)

微笑みのあと
少し、欲張って

この道の先は
「幸せ」に

続いているかなぁ

この道の先に
「きみ」は

待っているかなぁ?

なんて。

ねぇ

もっと
欲張りになりたいんだよ

特等席は
いつだって

きみのもの

本当は
すきだって

いいたいよ・・・




2011/11/14 (Mon)

[1567] ドロップアウト
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しなやかに翻して
手繰り寄せた

ここに留まる理由は
君も同じなんでしょう?

愛はすぐに
費えてゆくのに

何故、涙は止まらない
血液は止まらない

思わず溜め息が
こぼれて宙を舞い

また、私はこうして
朝を汚してしまう

2011/11/11 (Fri)

[1566] 胎教
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嘘で引き寄せた
甘い蜜と罠

弱音、咲かせた夜

ずうっと
見つめあっていた



息潜め...
闇にまだ、隠れてたいよ

光が明日を

ここに
連れてくるのなら



安売りもいいところ。

それでも今は
ただ、若さに甘えて

溺れた様相



なにもない日が
少し怖いと

思う自分が、こわいだけ



『もう戻れない。』

胎内、倦怠
騒がしく

格好つけさせておくれよ
虚飾の首飾り



切ない朝に蓋をして
心、窒息

選ぶ。

翼の折れた黒い鳥



同じ顔して
流された現代

同じ顔して
また、

流される未来...。



世界に出て
こんなに

孤独が痛いと知ったの



私の酸素は
とても

不味いものだった



2011/11/07 (Mon)
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