詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
別れ際、
元カレが言ってたな
お前は
自分勝手すぎるって
友達も陰で
よく言ってたな
わがまま。
たまにうざいって
気ままな
主観だらけの
「良い」「悪い」
「好き」「嫌い」
を
もっかい
分別し直してみたら
何一つ
変えられるとこなんて
なかった
時々は、本当に
赦してくれるひとも
いたりして
物好きな誰かを
研究することくらいは
できたけど
ずるいくらい
自分がだいじ
馬鹿みたい。
でも、
自分はだいじ
「誤解」「正答」
「過去」と「思い出」
壊せない
ずるいから、
表で吐き出した
古い
惰性の臭いのする
その箱
保護法
なんかじゃあ
護りきれない!
先生が
通信簿に書いた
"協調性を身につけましょう"
ぼやけて
少し乱れるハネも
ねえ
もっともっと
痛めて
ぎゅっとぎゅっと
詰って
あたし
今日は
帰りたくないよ
いま
力ずくで
誰かに
さらってほしい
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
欠陥だらけで切なくなるよ
古くて汚くて
まったく機能的じゃなくて...
こんな愛
だあれも
受け入れては、くれない
知っていながら
抜け出せない!
可能性。とかっていう
ふわふわし過ぎた
曖昧な言葉...
この未知数の領域に
わたしは、まだ
何かを預けてる
期待しようか?
夢見てもいい?
踏み出した一歩は...
マンホールの中へ
あーほら、やっぱり。
だめだよ!
身の程を知りなよ
空の真ん中...
撃ち抜いて死んだ
泣きそうなのは
気のせいじゃないよ
"思い過ごし"が
もう、効かない
だけど
足掻いてしまうんだ
鉢植えのシクラメン
水を注げば
嬉しいと笑うから
ひからびた土、潤す
素敵な未来
カーテンを引き裂いて
そっと
リボンを巻くの
選択肢は
きっと
多いほうがよくて
君のことだって
幸せな結末がいいに
決まってる!
これって
「惨め」じゃ、ないよ
素直な
人間らしい私の一部
もっともっと
貪欲に
曝け出すの
君が欲しい
君だけが欲しい...!
「可能性」に賭けよう
膨らんでく明日
ひび割れる前に
ちゃんと
好きを形にして
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
君、向こう見ず。
ここからの愛は新鮮で
とても窮屈な
けれど、新しい味だよ
深海を泳げばわかる
僕が君の酸素になってあげる
捕まってごらん
連れていってあげる
少しの勇気、なんだよ
大切なことは
若いって素敵
はちゃめちゃ。
わからない回答だって
迷わず食べられる
こわくないよ
君がいる
ふたり、何処へゆく?
こわくないよ
こわいのは
退屈と
これからの非情だけ
ふたり、向こう見ず。
ねえ
何処へゆく?
こういう沈黙が
痛くて嬉しい
だって
なんだか
生きてるって感じ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ゆきになりたい
うつくしく
ただ、しろく
けがれなくふりつもる
こごえたそらが
こぼした
よわね
だれのうえにも
それはひとしく
つみのうえにも
それはかわらず
すべてをおおいつくして
あたらしい
せかいを、つくるの
ああ。
じぶんのためじゃなく
だれかのため
でもなく
ただ、そこに
だまっておちて
ながれゆくひとをみつめ
だれかのこころを
たまに
ゆさぶる
あたしは、ゆきになりたい
よごすこともできる
まもることもできる
"ゆくすえはしらぬ"
それでも
ふりつづける
たえまない、ゆき
やさしいそらが
ふらす
あい
そして
さいごはまるで
まほうのように
とけて
なくなって
きえてゆけるよ
ゆきになりたい
ゆきになりたい
あたしは、
ゆきになりたいの
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
おとぎ話みたいに
めでたしめでたしって
終わりたいけど
上手くはゆかないね
きみのせいじゃない
わたしも間違ってない
誰も悪くない
だから、こんなに切ない
ちょっとずつ
狂いはじめた秒針
空の色を見失う
孤独だとわかっていても
ここからの景色
噛みしめて
歩いてゆかなきゃね
ただ
ふたりは
努力を惜しまなかったよ
ちゃんと、もがいてたよ
方向を誤った
それだけのことなの
ほんの少し
傾いた
それだけのことだったの
おとぎ話みたいな結末
憧れていたけど
上手くはゆかないね
強がることが
弱さなら
今は、うつむいて笑うよ
でも
きみのこと
忘れないと思う
手紙は捨ててね
きっと
ふたりは振り返らない
だから。こんなにも切ない
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
心を硬直させて
ぴんと張った伏線
名もない花が揺れる
...ほうら、引っかかった
もうすぐ、だよ。
翳るまでの辛抱
情愛とかいう
ぐちゃぐちゃな、"何か"
今なら殺せるでしょ
君の代わりが欲しい
誰かがここに居て欲しい
独りではいられない
限度を越えた、黒
手紙の宛て名が
見当たらない
光に溶けて歌う虫
月イチの憂鬱
朝までコース?
呑み込まれるほうが
容易なのに。
知らない恋人たち
微笑みながら手を繋ぎ
月を追いかける遊び
何故かな
胸にぐっと迫るの
振り返っても
誰もいない
先に泣き出した空
街灯が
私の影だけ濃くする
どうせなら
騙されていたいけど
これは、ただの茶番
信じられるもの
なんか
何処にもないよ
明日の私を裏切る
昨日の私
目の前には誰もいない
目を閉じたって、
誰もいない
...名もない花が枯れてゆく...
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
"思い出を
磨いてるだけじゃ
幸せは来ない"
なんて
マニュアルばかり
平常心
+2℃
最後の日光浴は
いつだったの?
もっと
心が
痛くなるぐらい
誰かを
愛してみたいけど
呼吸すらも
忘れてしまうほど
誰かを
愛してみたいけど
恋は
疲れる
生きるのは
疲れる
疲れるから
恋
したい
今日、自堕落な妄想中
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
穴があったら入れたい
これが男の本音で!
受け止めたなら拒めない
これが女の本能で!
良いも悪いも、ないの
本質の違うものを
同じ秤にかけたって
全く無意味なこと
異質だから惹かれあう
それでいいじゃあ、ないか!
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
期待して眠ろう、今夜
明日の自分に。
眩暈がするような
明日の色彩に。
ちゃんと期待して、眠ろう
自分に夢見よう
傷なら
いつでも
癒してあげられるけど
私は
君の永遠の盾には、
なれない