繋いだ糸を
そっと解いた

こんなに
想っていても

届かぬ恋もある

この世は無常
情けは無用

でも

...それが
恋というものね





ほんの少し
期待した夜を

今になって
恥じているの

だけど

"それが恋なのよ"

無駄なもの
なんて

何処にもない

そう

この気持ちも
何かの糧

あたしは

あたしを
全うすればいいだけ

わかってる

ちゃんと
わかってるよ

それでも...





ねえ

本当は
心の奥が痛むわ

相手は
あなたが好かったわ

あたし

あなたの隣で
笑いたかった

ただ
歌いたかった

それだけなのに...





高望みとか
無謀な夢だとか

諦める言い訳なら
幾らでも

思いつくけど

あなたを
嫌いになる理由には

全然全然
足りなくて





でもね

ううん...
これは独り言

今夜
すべてが楽になったら

何もかもは
終わるわ

だから

背を向けたまま
このまま

黙って聞いて





最後に一つ

本当のこと
言わせて





「傷つくだけの
恋なんて

もう
二度と

したくはないけど

例えば
あなたが

毒だと知っても

あたしは
きっと

もう一度

あなたを
選びたいって

思うよ」





「ここにいたいって

そう
思うよ」

傷つくのを
怖れる人間は、

二種類

いると思う





自分が傷つく前に、
他人を

傷つける人間と





誰かに
傷つけられる前に、

自分で

傷ついてしまう
人間





ねえ

君は
前者で、

後者だったね





だけど





肝心なのは、
これから

なんだよ





倒れ続けることが
弱いんじゃ

なくて





立ち上がろうとしない
心こそが

弱さ、そのもの





それに
気づけたなら、

あとは





とても簡単だよ

あなたがいれば、
ここからは

直進でいい



迷う必要

なんて
ないのに

好きとキスのあいだ

各駅停車で



少年は
迷いながら

何度も



明日を確認してる



ねえ?

キセルをしなよ



不意打ちな
くらい

が



女の子は
嬉しいんだよ



そうしなよ

振り返る日が、怖かった





夢を
見ていた気がする










醒めないで。と願う夢















生まれ落ちた朝は、
痛かった










ここに、

孤独の意味は
きっと





ない















私は、貴方を選ばなかった

貴方は、私を選ばなかった





世界が
二人を繋いだんだ

それは、










翻弄される命の歌















今日が
昨日の続きなら

明日へと、続いているのなら










一体、

あとどれだけの
現実を





紡げば
許されるのだろう















雨の音に掻き消して

初めて、
「嫌い」と呟き





震えた















言葉の鋭さを
貴方は教え、

私は、怯えて泣いていた















あの時から、
私達は

愚かなふりをするだけの





子供















そして、





地図のない
当てもない

終わらない旅に





急かされる















栞をなくした二人は
もう一度、

振り出しに戻って





また、やり直し















何度、
読み進めても

そのお話は










一向に、白紙のままなのです















怖くても、
自分で進まなきゃ。





ハッピーエンドは、来ないのに

私は、感じていた

確かに、
感じた



冷たい土の中で
眩しい光の中で

あなたの腕の中で



私は、知った

今、ようやく
真実のひとつを



私は、あなたに殺されたんだ



心も体も、
気持ちも

何もかも

私は、
あなたの玩具だった




「愛していた」
と言って、

キスをした後

静かに
部屋を去って行った



なんて、卑怯なの

私は、誰も
憎めないのに



何故、笑う?
何故、笑う?

私は、あなたを
憎めやしないのに




「愛している」
と言って、

私を朝へと誘うあなた



こんなの、
初めてじゃない



なんて、嘘吐き

また、
優しい...



何故、笑う?
何故、笑う?

窓際に置いた
薔薇も

殺してほしいよ



どうせ

二人は
戻れやしないの



何故、笑う?
何故、笑う?

何故、
あなたは

泣きながら笑う?



愛してる
大嫌い

愛してる
大嫌い



今夜、

美しい月が
出かけてゆくよ

遠く、遠くに



流されて



それは、
あなたによく似た

蒼白の月



愛した
私こそが、

卑怯だね

俺の名字
お前にやるから

お前の人生
俺にくれ

愛しすぎて
もう

どうにかなりそう

どうにかなったら
受け止めて

その
背中

たくましすぎて

わたしは
弱すぎて

泣き虫で

だけど

気持ちだけは
きっと

追いつくよ

あなたの
早足な

生き方も

否定しない

ずっと
見てきたんだよ

きみの
日常

闘う日常

よく
がんばったね

言葉の欠片を
拾い集めて





切れ端

みたいに
繋ぎ合わせたら










様には、なった





でも

魂は
なかった










所詮は、






継ぎ接ぎだらけの

二番煎じ
でした










パズルは
暇潰しの道具

なんかじゃ、ない





究極の対話で
あるべき

で










総ては、

「あなたのため」
という

建前の上でのこと










誰かは

きっと、





それを
認めはしないね










いつか
散るとき、

壊れてゆくとき





世界の
くだらなさを

笑い飛ばせたら・・・










そして、

そんな時にこそ

真の言葉は
生まれて





ふたりは





同時に、

永遠をも
殺す










酷く
短く、





長い










ほんの一瞬の
悲劇

その足跡に
人生がついてくるなら

立ち止まってちゃいけないって

誰よりも
生きたい

あなたは

識ってるはず。