詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
気にしないで
今更
どうってことは
ないよ
君のジタンが
身体に
染み付いて
時々
かなしいだけ
別に
どうってことない。
絡めた
糸を
解きながら
気怠そうに
私は
言うのよ
もう
愛してなんか
ないと
もう
どうだって
いいと
少し
悲しげに
微笑むのよ
空が
高くてね
とても
蒼くてね
こんなとき
ちょっと
切ないけれど
多分
明日は
やってくる
きっと
私の為に
そして
あなたの為にも
世界が
きちんと
廻っているかを
私は
ここで
強かに見つめ
そうして
彼女も
また
彼を嫌う素振りで
私達は
何度だって
同じ
過ちを繰り返す
恋の痛さに
気づいたとき
君が
先に
背中を
見せたんだよ
別に
どうってこと
ないよね
別に
気にしないで
今更
未来も運命も
どうってこと
ない
だけど
ジタンの
香り
忘れられそうに
なくて
私
ねえ
鏡の中の私
どうして
あなたは
泣きそうなの