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快感じゃがーの部屋


[103] 斜陽
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


呼び止められ

振り向いた
その瞬間

すべて
壊されてしまった










気紛れと闘っても
もう

意味はないよ










振り払った手と
雑念と


君への想いと










侵食されそう










再び此処に
戻ってきてしまうなんて










言葉にはならない
激しさが

心を支配している










何処かへ
消えてしまいたかったのに










君が止めた










その罪は重いよ










これから
如何やって

対峙すればいい?










答えなんか
持ってない癖に










エゴだけ
押し付けて


観察日記に夢中










ぼくを試して
笑っている










"世界は
誰のものでもない"










虚実に隠した
本音は





轟音に

かき消された










斜陽










飲み込めない現実に
呑みこまれて





また屋上へと
階段を

駆け上がる










今度は止めないでね










...だって、

そんなの
身勝手すぎるでしょ

2008/02/07 (Thu)

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