いま

明日を望むのに、



是以上の
理由が

必要なの?










私には、見当たらない





十分すぎる
言い訳が

両手を塞いでいる










ねえ



慌てて
時計の針、

巻き戻したって



何の解決にも
ならないでしょ?










分かっていて、



あなたは

また



今日を
浪費するから










私は、

いつも
かなしくなるの










護るべきもの

捨てるべき
こと





取捨選択を
誤った、





星のない夜










悪夢に魘され、

戻らない
声に





傾けた
心は、

呪縛の様に










硝子になったよ










ねえ



ここで
無防備なままの

寝息に、



嘘を
探したって





何にも
出てこないでしょ?










真実は、

そう
遠くなく





空みたいに

其処に
在って










君のこと、
待っているよ



いつだって










待っているよ










偶に
思いだして、

涙を流したら










歩きだせるよ










充分すぎる
理由を

もう





ちゃんと



君は
持っているから