あなたは

それを

災難だと
決め付けて

また

明日を
見透かして

ぜんぶ

解った気に
なってる





何度も
空を見て

隠れたがる
孤独

探して

それが
すべてなんだって

知ったふりを
してる





見て

あちこちに
落ちた言葉

ひび割れたやつは
さっき

あなたが
気づかず踏んだ





見て

そこここに
落ちた愛

あらゆる可能性と
挫折

何もかもは

さっき
あなたが

気づいて蓋をした





考えてもみてよ

世界は

二人だけの
ものじゃない





私にしてみれば
こんなのは

お遊戯よりも
くだらないことで





おやすみを
言う前に

もっと

もっと
何か





やるべきことが
あると

思った





だから

私は
この鍵を壊す術を

あなたに
示してから

部屋を去るつもり





でも

きっと
あなたは

「出来心」
なんて言って

また
なかったことに

して

夢を買うんだろう





考えてもみてよ

世界は

二人だけの
ものじゃ

ないし





あなたのもの
でもない





窓ひとつ分の
風景

名づけた星や
記念日

だって





何ひとつと
して

あなたのもの
なんか

ないじゃない





ひとつ残らず
それは

ただの

独り善がりで





私たちは
遠い遠い

遠回りをして





泣いてたんだよ

ちいさな
暗闇のなか





さようなら

もう
言い訳なんて

要らない





結果論じゃなく
私は

幸せを知りたいの