詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
愛を纏えば
無敵
だった夜
窓辺から
彼岸花の赤
垣間見た
頭上をゆく雲も
今は
愛しいの
それは
孤独について
私なりに
理解したこと。
何度も醒める夢
きっと
また
何度でも
何度でも
此処で
刻みつづけて
何度でも
私は
言おうと試みるはず
あなたを
愛してしまった日の
話
気ままに行けば
怖くないの
恐らく
絶対の対価を
求めるから
心細くなる
頼りない
月明かり
ぼんやり揺れて
私は
もう
独りじゃないんだと
知った
摘み取った花
愛でて
鳴く朝
最後まで
力一杯
謳歌して
唄う
ふたり
評価より
抱擁が
欲しいと思う
この頃
損得で考えたなら
人生の大半は
"くだらない"
けれど
その
くだらなさが
愛おしく
人間について
生きることに
ついて
興味深くさせている
理由なんだと
思う