詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
振り向いて
もっと近くに
そばにいて
愛をしてるの、あなた
どしゃぶりの夜
何にも構わず
走ってよ
ギターの旋律
恋しい
独りきりの
月も星もない
空の真下
愛しさだけ
持ち合わせて
ここにきて
本当は
まだ怖いけど
嘘つきには
なりたくなかったんだ
細い路地
突き進んで
広い通りに出たら
真っ先に
君を、思い出した
今すぐに
答えが欲しいわけじゃ
なくて
猶予くらいは
あげても、いいよ
連れていって
もっと近くに
そばにいて
愛をしてるの、あなた
どしゃぶりの夜
なりふり構わず
走ってよ
ねえ
そのくらいの
誠意
奇怪なこと
事なかれの
大人の顔した
まるで別人の
誰かがいる
あなたの奥
あんまり
見つめたりしないで
本音さえ
ねじれてゆきそうだから
立ち止まって
そっと近くで
そばを貸して
愛をしてるの、あなた
夢のままには
したくないから
どうか今すぐ
走ってみせて
振り向いて
もっと近くに
そばにいて
愛をしてるの、あなた
どしゃぶりの夜
何にも構わず
走りつづけてよ
涙さえ
もう、出ない...