詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
置いてきぼり、国道
誰もわたしを拾わない。。。
月も出なくて
声も出なくて
涙も出なくて
笑っちゃう!
やんぬるかな。
やつれた愛が
喚くことを知らず
ひっそりと暗闇で息絶えた
サヨウナラって
聞こえた気がして
赤い糸、結んだ夜を流したの
やんぬるかな。
悪趣味なあいつ
試すことばっかで
本音隠し通した君
やんぬるかな。
悪趣味だ、あいつ
泣き顔
今日まで封印してたのに
冷たいベッドと湿った枕
隙間風
やさしく頬撫でて
ねじれる世界に
揺られて、震えた
ここにある現実は、本当だった
でも...
たぶん、これは
恋の神様がくれたきっかけ
この際だから
わたしは忘れるつもり
だって
思い出ばかり
護っていたって
幸せになんか、なれないし。
空ろな瞳で
カレンダーを破いて
今は、空想で未来を飾るの
さびしくないよ。
あっとゆうまの夢だった
きっと、そう
チューインガムみたいなもの
「美味しいのは、最初だけ」
やんぬるかな。
気づけば、朝はもう
すぐそこで
わたしの心も優しく照らしてた
明けない夜はない
っていう
誰かの言葉は、本当なんだあ
ってボンヤリ思った
雨の日も曇りの日も
どんなときでも
太陽は、必ずそこにあって
輝くそのときを
待っているんだ!って。
ボンヤリ、ボンヤリ
思ったの
かなしかったはずなのに
かなしかったはずなのに
ねえ、ふしぎ
わたしは笑えてる
ああ。やんぬるかな。
あっとゆうまの夢でした
だけど
あたしは、もう
こどもじゃないの
何にもできずに
立ち止まっていた
あの日の少女とは、お別れ
やんぬるかな
やがて来る、本当の夜明けにも
怯むことなく
君を見つめて
きっと、立ち向かってゆけるの