ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > つぼみ

快感じゃがーの部屋


[1426] つぼみ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




すっかり
緑になった
ポインセチアが

心を乱す
虚しい夕暮れ



手を伸ばせば
星空に

届きそうなのに

手を伸ばしても
君の輪郭は、

何処にもなくって。



くすぐられるみたいに
こそばゆい

でも、強かに
優しい言葉たち



揺りかごの中で
芽吹きを待ってる

まだ
私は、そんなに

強くないけど



即行で
即効な薬が欲しい

生きているから
痛い日も、あるの



真実を
掴めるのは

いつも嘘吐きだけ?

こんなにも寂しくて
仕方がない朝



手を伸ばせば
星空に

届きそうなのに

手を伸ばしても
君の輪郭は、

何処にもない。



使い果たした
愛も夢も思い出の一部

浪費だなんて
言わないよ



すべてが
あの日の為にあったと

そう思えた
君との、最初の記念日



ポインセチアは
やっぱり

赤が似合うよね



2010/06/27 (Sun)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -