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快感じゃがーの部屋


[1474] ABC
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]


転覆を怖れたら、
何処にもゆけないと
非常に正しい答えで
以って、返されて

だから、理に適った
夢みたいな君の現実が
ほんと。ちょっとだけ
羨ましくなった

この大都会で
生きるのに防音壁は
住み心地のよさを
高めてもいるけど

どうしようもなく退屈な
一人遊びのときもある
とにかく雑音が欲しい。
そんな季節の始まり

贅沢な悩みだ。
浮かんでは消えたり、
また、漂ったり...

夜は明日を遮って

濡れゆく日
孤独に埋もれる前に
予定、詰め込んで腫らした
まぶたの重み

もう、いい加減
許すべきだって
きっと気づいていたから

眠れぬ夜は、時々
君一色で示されたりした

何だって凶器になる
今日は酷く湿っている

ねえ、ABCの程度でもいいかな?

余暇くらい、忘れたい
余暇くらい、帰りたい
今暗い

...殺したい

ううん。
これは、喩えばの話。

2010/12/10 (Fri)

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