詩人:快感じゃがー | [投票][得票][編集] |
注ぐ愛に
少し
傾き
背いて
どうでもいい
夢とか
並べてみるの
こういうとき
世界は
ナントナク
ゆるやか。
わたしは
ナントナク
また
坂を転げ落ちる
けれど
あなたが
あなたで
いるためには、ね
わたしは
わたしを
削る必要があった
病院の
片隅で
声、押し殺し
死を恐れて
笑いあった
あの日はいずこへ?
返事がない手紙
投函しつづける
返答のない
心は
傷つくのを嫌がる
あなたは
私の
魔法使いで
時には
麗しの
満月のようで
誰の輪郭にも
触れてほしくないの
そっと
祈って
溶けてゆく朝
わたしは
ナントナク
何と無く
また
坂を転げ落ちる
角のない世界を
創るため...