ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > crimson.

快感じゃがーの部屋


[1504] crimson.
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




止まらない血で
その唇を赤く染めて

回答を得たなら、

君は笑うだろうか
泣くだろうか

それとも...怒るだろうか?



どす黒い血だ
薄汚れた指だ

ごらん

燃える山に
ヨハネの手紙が

葬られている



その孤独の受け皿は
女に、行き着くのですか?

ねえ

死姦が復活の儀式だなんて。
馬鹿げてるよ!

かなしすぎて
涙も出ないよ



けれど

血液はひとりでに
流れ出るんだね

ああ。これが女の七不思議



一つ言いたい
私は灰皿じゃないから

熱かったら叫ぶよ
厭になったら逃げるよ

低い低い精一杯の声で
弓を射るよ



それでもよかったら
出させてあげる

笑いもせず
泣きもせず。

無を味方につけて

どす黒い血で
君を、汚染してあげる



そして

その種に
絶望とゆう

イノチを吹き込んで

ほら。

十月十日
待っていてあげるから

あの便利な道具を
持っておいで



止血より
戦闘

君を食いたい




追伸:



真の恐ろしさを
知りたいのなら

子宮の奥に問いかけてごらんよ


2012/04/20 (Fri)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -