詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
雨上がりの道
すすり泣くよに
引きずる重たい心
降り注ぐ声は
もう、あの日とは違う
想いなんて
突き進むなら
邪魔でしかなくて
現実の夢は醒め
世界がモノクロになる
運命を信じたわけじゃない
ただ、今夜の君は
わたしの知らない君だった
まだ黒い空
明けるまでが遠くて
怖くて顔をあげられない
震えたまま、
うずくまる日に
何が大切で
何が本当だったか。
さまよう気持ちは
君なしじゃ、救えないのに
軋む音
今を引き裂いて
空想で微笑む君、嫌い。
天井に浮かべた
流星が虚しすぎた
奇跡を信じるわけじゃない
ただ、これからのことは
わたしにさえ分からない
まだ向かい風
灰色に染まる部屋で
悪魔のささやきを聞いた
君の影は
容赦なく
何処までが嘘で
何処からが愛なのか。
誰がわたしで
誰が君だったのか。
不鮮明な未来
抱きしめて
祈るように
また、明日を迎えるだけ