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快感じゃがーの部屋


[1519] 透明の色
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]


毎日、痛くてたまらない。

若い日は好かったよ

壊れやすい、儚い
生き物気取って

それでも、少しは
様になってたもの

毎日、痛くてたまらない。

見かけばっかり
大人になったって

心はあの日、
凍ったまんま

成長しない精神性

みんな、付き合いきれないって。
うんざりして消えてった

今すぐ
今すぐ行けるなら

未来のわたしに
会いに行きたい

未来のわたしに
バトンを渡して

今日のわたしは
眠りに就くの

今すぐ
今すぐ言えるなら

君にだけ
ホントのことを言いたい

君になら

見せてもいいよ
どんな傷だって

だけど。

君もそう
望んでくれなきゃ、ね

毎日、痛くてたまらない。

痛すぎて
痛すぎて

たぶん、いろいろ麻痺した

独り相撲ばっかり
独り芝居ばっかり

どんどん
上手になってくんだ

こんな風に
器用になりたかった
わけじゃないのに。

変わることない
脆い生き方

感性の中心で
もうひとりのわたしが
ずっと叫びつづけるよ

誰にもわからない
透明の泣き顔

透明の悲鳴を
透明の明日へ、投げて





2011/05/31 (Tue)

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