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快感じゃがーの部屋


[1546] 転生
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


血液の味が
思い出させてくれた

突然に
愛の栞をなくした

剥げかけのメッキも
たまには心の拠り所

標識も地図も無い
街角の孤独

前髪を切ったことにも
あなたは気づかず

余所見ばかりで
信号も無視したから

操作を誤れば
一緒に死ぬんだと

知っていて

私は、止めることを
しなかった

夜空を彩る星になりたい

あなたは
きっと見つけられない

夜空を彩る星になりたい

あなたは
きっと数分後には忘れてる

伸ばした髪が
ちょうどいいの

毎日足跡をつけて
「生きる」

キツすぎるコロンが
ちょうどいいの

毎日心に傷をつけて
「生きる」

どうでもいいことに
したくないので

どうでもいい過去に
したく、ないので。

閉演間際まで
煌びやかに歌わせて

私は女で
あなたは男よ

2011/08/04 (Thu)

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