ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 明日のパイナップル

快感じゃがーの部屋


[1645] 明日のパイナップル
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




ターミナルから
吹き抜けた風が

異国の色をくれた気がした



影法師・掴めそで。

振り解き、払って
凛と佇む

あなたの回答



「もうちょっと、だったのにな」



心の声が
独り言になったり

妄想が

想像を
超え始めたり、、、



手に負えない
気持ちが

いっぱいいっぱい。



ねぇ

まだまだ
膨らみそう

ねえ

まだまだ
青いもの



熟す前に
そうだね。

君が、もぎ取った



だけど

品定めの成果は
必ずしも

あなたの味覚と
合致、しないの



さっさと
棄ててくれちゃったほうが

よっぽど
ずうっと

楽だったのにね。



また、籠に並べて
きれいに磨いて

蓋をして去った



君の大罪



言い訳なんて
したくないけど

空が青すぎたために
飛べないことだって

たまには
きっと、あるから



「これからの私に、期待しててよ」



そんな台詞で
幕を閉じた

二人は



明日の
パイナップルの味さえ

依然、知らぬまま。




2012/07/14 (Sat)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -