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快感じゃがーの部屋


[1678] 盲信
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


いつからか、フタリの世界は翳り…

まだ、隣にいた日が
昨日のことのように思えるのに

温もりが星の数ほどの
嘘を吸い込んで
それは、ありふれた
ただの夢になってしまったよ。

ワタシはアナタの人形に
なりきろうとして
我慢して、ガマンして

そして許容を超えて…

あの糸は急に切れてしまったんだ
そう、本当に突然に。

けれど、裏切られた今でさえ
憎めないのは、きっと
単なるお遊びなんかじゃなくって

見返りも求めず、ただ無心で
傍にいたいって望んでいたから。

適当な言葉が見当たらなくて
上手に引き止められなくて

小さくなる背中を
黙って見送ってしまった夜

それが、あの日の唯一の後悔…

ワタシは確かに傷ついていたし
アナタは確かに傷つけていた

それが、絶対的な真実で
どうやっても変えられない。

それでも多分…

1年経っても、3年経っても
ここにある愛も
変わらないと思うんだ

変えられないと思うんだ。

ワタシはアナタばかりを追いかけて
死ぬまで、ずっと

報われぬ愛を

この排他的な歌を
紡ぎつづけていくんだよ…

だって、どうしたって
結論はいつも同じで
過去のすべてを否定できなくて

どの夜もどの朝も、

変わらぬ気持ちで
アナタを想ってしまうから…

嘘を吐きだせば
あの温もりは、また
もう一度、よみがえるのかな?

"真夜中の盲信者"

アナタは別の誰かといるのに…

2012/11/06 (Tue)

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