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快感じゃがーの部屋


[1735] 氷雨、さめざめ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]





今日はとても冷えるから

こころまで寒くて
かじかんでいるの

このひどい吹雪のせいで

ぼくの足跡だって
ぜんぶリセット...

どうなっちゃってるの???



ねぇ、なんとか
留まってるだけで

精一杯なのに

こんなにくるしいのに

誰も気づいてくれそうにない
誰も助けにきてくんない

...どうすればいいの?!



歩きかたは知っていても
進むべき道がわからないよ

走りかたは知っていても
"上手に速く"はできないんだよ

気づいたら人生が始まってて

あっという間に
競争が始まって…

で。すぐに出遅れて、後方待機

先頭にいる奴の姿なんて

ここからは全然
見えないんだ



ねぇ、今日はどうして
こんなに冷えるの??!

外れる予報ならそんなのいらない

期待させたり
しないでほしいだけだよ



行き場のない夢や愛情や
どうしようもない衝動

ただ、ふつふつと湧きあがって

何故だか涙が止まらないの

あられになって、みぞれになって
最後は真っ白な雪に変わって

ただ、ぼくにだけ降り積もるの



あぁ〜合図がほしい
道しるべがほしい

誰かの体温がほしい

このままじゃあ、遭難しちゃうよ
凍死しちゃうよ!!!

...どうなっちゃってもいいの??



ねぇ、もし君が本当は
気づいているのに

このまま気づいてないふり
するつもりなら

君はぼくを失うことになるよ?


どうしたら好いの...




2013/03/14 (Thu)

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