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快感じゃがーの部屋


[1743] 宵の明星 -17歳の或る日-
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




汚染されゆく空に御託を並べても
変わる努力なしに繋がることなんて、ない

明け方の迷路は、ややこしく、遠く
何処が入り口だったかも忘れ
出口を探す気にもなれず

傍観者の言葉も偽善者の救いも
ぜんぶ、吐き捨てて
フリダシに戻っては、その伏線を確かめる

温度差に胸打たれ、嘆き、
求めては拒否を繰り返し
ただ、流れゆく水のように
気紛れに愛を語り

寄り道することも
想いを告げることもなく
たった、ひとりぼっちのまま

あたしは、息を止めてしまうんだろう。

偽りを見抜いてくれることや
強がりをぶってれることを望んだだけなのに

太陽は歌うのをやめ、月は堕落し
また、あてもない答えを
探す旅が始まってしまうの

こんなにも、臆病なことはないでしょう?

旅人は、果てしなく明日を追い求め
その足取りは、逞しく光るけれど

振り返るとき。

走馬灯のよに駆ける日々に
あの日のあなたのやさしさは
掻き消されてしまう

そして、これが自分だったと気づくとき。

そこで初めて、あたしに価値は与えられ
この生涯に悔いなどなかったと。
誇って、死んでゆけるのよ...



2013/03/25 (Mon)

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