ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 僕の愛した君でいて

快感じゃがーの部屋


[1790] 僕の愛した君でいて
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]






空が落ちてきそうだ...

醜すぎる果実
同化して、ほら透明

夢が途切れたようだ...

君の名前と温度
ぜんぶもう消去



日焼けの跡が
取れないままで

君の痕跡だけ
僕の上に踊る

あの日の嘘は
今もずっと現実を

殺し続けるから
夢は醒めない



「どうせ、いつか、たぶん...」



掴めないもの
恋焦がれすぎて

手に入らない未来
羨ましくて

自分勝手な
自分の弱さに

傷ついて泣く
今は塞がれる



心は、何処に行った...?



限界点・臨界点
何処までも走るよ
突っ切って

フル回転
そして、成層圏

何もかも
忘れられるところへ

何もかも忘れられる世界へ



「君のいない世界へ...!」



想いが揺れる
あの日の攻勢

雨が止まない
今日からの劣勢

消去したはずの名前は
消去したはずの気持ちに 

まるで
嵐のように浚われて



押し戻される
どうしてなんだ?

逆流したなら
喉を熱くさせる

上手く言葉にできないんだよ



ねぇ僕の愛した君でいて

こんなこと言える
立場じゃないけど

僕の愛した、君でいて

変わらないで
きっとそこにいてよ



さよならを言った
さよならが消えた

さよならは逃げた
さよならはもう、ない



「君は、何処へ行った?」



限界点・臨界点
フル回転

そして、成層圏

何処までも走るよ
突っ切って

何もかも
忘れられるところへ

何もかも忘れられる世界へ



君のいない世界へ...





2013/05/27 (Mon)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -