詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
自惚れもないよりは好くて
今日は空が紅いから
きっと夜も美しいんだろう
枝毛ばかりの黒髪は
素直に櫛を通さない
これはあたし自身なのだ...
だから...たぶんきっと
忘れたくないと思ってる
君も
夢も
愛も
ぜんぶ。
剥がれかけの絆創膏に
浸みる炭酸が
柄にもなく陰鬱な日を
思い起こさせたりして...
...だけど。
もうどうでもいいと
思えたよ
シュガークッペの
甘ったるさで...
こんな人生にも充分
生き甲斐があると
あたしにも明日
咲かすことのできる
蕾があると
まだ見ぬ朝焼けに
ひとり誓いを立てた
雲はじき消える
染み渡るように。
朝日と一緒に
気持ちが融けていく...
心に時々雨が降るなら
あの雨上がりの瑞々しい
夜風のやさしさも
君にはちゃんと届いてる