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快感じゃがーの部屋


[1912] ときめきはどこ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]





夜がやさしすぎて
やさしすぎたので
ふいに、鎧は弾けたの

見せかけばかりの
色彩のなかに埋もれ。

あたしの細胞は叫んでた

「メッキ、はがれる!」
「ちぎれる!」「おぼれる!」

でもだって。ねぇ?

"言葉の多用"は、ときに
シンプルな想いを
うまく伝えきれぬことも、、、

あるし?

別に、逃げるわけじゃないよ?

でも。追いかけるのも
柄じゃあないよ

だから今夜は
なんにも言わない
だまって、ここで笑ってる

そして。きみが早く
見抜いてくれるよう

落ちたまつげに
願いをかけたり、したり、。

抱きしめてもらえる
からだとこころ

このリアルは
今だけの自由と可能性

あのとき、諦めないで
よかったねって
いつか言えたら、、、

素敵でしょ?

「きみが先に振り返って」
「ほんとうの気持ちでなまえを呼んで」

「その手であたしを捕まえて」

きみになら、ぜんぶ
あげちゃうから

きみになら
どれを壊されたって

かまわない

きみになら、
きみになら、

「きみじゃなきゃ。」
「ぜったい、、、」

あぁ。

ときめきがくるしくて
鳴きそうだ

夜はやさしすぎるし
やさしすぎたから

いつまでたっても
かなしすぎるんだ

あたしの細胞は今日も叫んでる

・・・聴こえる?

すきよ。
そう、ただすきなの。

「きみじゃなきゃ。」




2013/11/22 (Fri)

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