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快感じゃがーの部屋


[1931] 視界180度の憂鬱
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]





もう、怖いよ

独りぼっちが嫌だなんて。

生まれてきた日は
丸裸だった癖して

一人前の口まで
利くようになって

飾っていることが
当たり前になってた



空が青すぎて
とても碧すぎて

息は見えなくて
君も。見えなくて

夜が暗すぎる
朝は眩しいの

昼に眠くなる

ちょっと...調子狂う



虹は七色だって
本に書いてあったけど

夢は薔薇色だって
偉い人が言ってたけど

ここには色彩がない

いつも
いつも足りない

何かが。。。



本当は
最初からそんな風で

でも、上手いこと
やれてる様に

ただ遠回りしただけ



気持ち八分目

ちょうどいい居場所なんて
あるはずがないって

自分以外
信じられるものはないって

今がすべてだとか

刹那がどうとか

特別必要もない
こだわりがはびこって



本当のことは
いつも見えなくて

きっと空回り
ばかりの二人は

自嘲気味に

今日の唄。嘆いて



もう、怖いよ
独りぼっちが嫌だなんて。

生まれてきた日は
丸裸だった癖して

一人前の口まで
利くようになって

飾っていることが
当たり前になってた



少し斜め俯いた
オレンジの

色んな角度からの
スパークと。

今なら、まだ
こころは解るよ

月は朝の霧のなかにもある



そんな千年前からの祈り

変わらない愛の条件
手探り...。

今なら、まだ
こころは解るよ

僕には、まだ
180°が足りない



被害妄想気味の
スランプと
独断と偏見のトランクと。

要らないものは
ここに全部置いてこ

僕にはあと180°が
あればいい




2014/01/02 (Thu)

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